二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

機動戦士ガンダムRSD 第38話 死神と運命

INDEX|1ページ/5ページ|

次のページ
 
アークエンジェルとミネルバでは、すべての整備と補給が完了した。
「いいぞ、ノイマン。
立ち上げろ」
 マードック曹長がノイマン少尉に指示を出した。
「了解」
 ノイマン少尉は、アークエンジェルを起動させた。

                                   ※

 ミネルバは、一足先に発進準備が完了していた。
「FCSコンタクト。
パワーバス、オンライン。
ゲート解放」
 港の2ヶ所のゲートがあけられた。
「全身微速。
ミネルバ、発進」
 タリア艦長が命令した。
「全身微速。
ミネルバ、発進」
 アーサー副長の復唱とともにミネルバは、発進した。

                                    ※

 海底の秘密ドッグのメインゲートが開放した。
「メインゲート、開放」
 ラミアス艦長の命令でメインゲートが開放した。
「拘束アーム、解除。
機関20%。
全身微速」
 ラミアス艦長の命令でアークエンジェルを固定していた拘束アームがはずされた。
そしてアークエンジェルは、発進した。
アークエンジェルは、その白亜の艦体を海面からあらわした。

                                     ※

 一人のムラサメパイロットは、僚機が背後から来たビームで撃墜されたのを見た。
「何だ?」
 そのパイロットも振り向きざまに撃墜された。

                                     ※

「マユ大佐、気をつけください。
可変型のガンダムが現れました」
 マユ大佐は、通信の声でその方向を見た。
「あれは」
 それは、間違いなく自分たちが追い詰めたリズィーシーガンダムだった。
マユ大佐は、リズィーシーガンダムと両親と兄を殺した憎きガンダムサイガーMk-2を重ねた。
マユ大佐は、リズィーシーガンダムのほうに向かった。

                                     ※

 マーク中将は、接近警報が鳴ったのに気づきその方向を見た。
するとヘブンズベースで自分を追い詰めた3機のガンダムのうちの赤い羽根付きガンダムがビームライフルをこちらに連発していた。
マーク中将は、メガビームシールドで防御した。

                                      ※

「進路フタマル。
アークエンジェル、全速前進」
 アークエンジェルは、ミネルバと共に敵艦隊に向かっていった。

                                      ※

 ガイヤス・ギヤ小隊は、6連ミサイルをイージス艦に向けて発射したがCIWSによって全弾迎撃された。

                                      ※

 ミネルバは、オーブ艦隊の司令官から通信が入っていた。
「連戦で申し訳ございません、グラディス艦長」
 司令官は、タリア艦長にまず謝罪した。
「いいえ、戦況は?
悪いのですか?」
 タリア艦長の表情には、疲れの文字は見えない。
「はい、やつらの熟練パイロットの多さと機体の性能があいまってなかなか手ごわいのです」
 タリア艦長は、その報告を聞いてため息をついた。
「ミネルバとアークエンジェルは、左翼にポジションを取り第3護衛艦隊を援護してほしい。
そこに敵旗艦がいるらしい」
 司令官は、タリア艦長に指示を出した。
「了解しました」
 司令官は、敬礼して通信を切った。
「取り舵10。
機関最大。
敵旗艦なら相当の性能よ。
油断しないで」
 タリア艦長は、部下を鼓舞した。
「了解」
 ブリッジの皆が了解した。

                                      ※

 マーク中将は、赤い羽根付きガンダムが撃ってくるビームライフルをメガビームシールドで防御するのをやめ回避した。

                                       ※

 マユ大佐は、可変型ヴォワチュール・リュミエールもどき搭載機にネオルプス・ビームライフルを撃った。
しかしビームシールドで防御するのではなく回避された。
「こいつにこられたらオーブは、また火の海になっちゃう」
 マユ大佐は、可変型ヴォワチュール・リュミエールもどき搭載機にクスィフィアス・レール砲を撃った。
しかしビームシールドで防がれた。

                                       ※

 マーク中将は、ビームライフルのビームを上昇して回避したがそこに腰部ビーム砲を撃ってきたのでメガビームシールドで防いだ。

                                       ※

 マックス大佐は、ガイヤス・ギヤにビームサーベルを持たせてオーブ新型モビルスーツに接近した。
途中ビームライフルを撃たれたが空中で回避した。
またビームライフルを撃ってきたが回避してビームサーベルで攻撃したが距離をとられた。
そこで頭部バルカン砲を撃ったがジャンプで回避された。
マックス大佐は、空中では素早く動けないと判断し飛行中を狙ったが全く当たらなかった。
「空中であんな高機動を描ける機体が存在するのか?」
 マックス大佐は、予想以上の新型機の性能に驚いた。

                                       ※

 カドマツ一尉は、1機のガイヤス・ギヤが接近してくるのに気づいた。
そしてイナズマを撃ったがよけられた。
「よけた。
俺の狙いを」
 もう1回イナズマを撃ったが回避され振ってきたビームサーベルを回避すべく後退した。
ガイヤス・ギヤは、バルカン砲を撃ってきたので空中飛行で回避した。
それでも撃ってきたが全弾回避した。

                                       ※

 マユ大佐は、背部にマウントしてあるアロンダイト ビームソードを両手に持ってヴォワチュール・リュミエールを展開してミラージュコロイドも展開した。
そしてリズィーシーガンダムに接近した。

                                        ※

 マーク中将は、自分を翻弄したあの業に恐怖を感じた。
そのとき通信から自分の名前を呼ぶ声を聞いた。
見ると4機のガイヤス・ギヤが援護に来た。
4機のガイヤス・ギヤは、赤い羽根付きガンダムにビームライフルを撃った。
しかし回避され瞬く間に1機のガイヤス・ギヤが大剣に斬られて撃墜された。
なおガイヤス・ギヤ小隊は、ひるまず赤い羽付きガンダムにビームライフルを撃った。
しかし回避され1機のガイヤス・ギヤが撃墜された。
 ガイヤス・ギヤのパイロットは、瞬く間に2機のガイヤス・ギヤが撃墜されたことにただ呆然とするしかなかった。
そして僚機が頭部ビーム砲で撃墜されるとそのパイロットも大剣で左右真っ二つに斬られた。
 マーク中将は、その姿がまがまがしく見えた。

                                       ※