機動戦士ガンダムRSD 第39話 反撃の声
コーディネータータカ派でコロニーに核を放つことも、巨大破壊兵器で街を焼くことも、子供達をただ戦いの道具とするこもと厭わない艦と指導者を何故オーブは戦ってまで守るのでしょうか。
オーブに守られた彼を我々は、また捕らえることが出来ませんでした」
※
アークエンジェルでは、アスラン准将がプロパガンダの声明に虫唾が走っていた。
「そろそろラクスが来るんじゃないかな?」
するとキラがそんなことを言った。
それにアスランが驚いた。
「こういうのは、僕らには不釣り合いでしょ?」
キラは、自分たちにはできない仕事だといった。
「そういうことを言ってるんじゃない。
ラクスは、デストロイでの陽動作戦で疲労してるはずじゃ?」
アスランは、ラクスがデストロイガンダムでユーラシア西部を破壊したことで自分の正義がわからず落ち込んでいたのを気にかけていた。
「大丈夫だよ、アスラン。
ラクスは、僕らが思ってる以上に強い女性だ」
キラは、アスランを安心させるように言った。
それにアスランも納得した。
※
スクイードでは、サオトメがモニターから離れていった。
「見ないんですか?」
兵の1人が気づいて声をかけた。
「地球軍が白旗を掲げたら教えてくれ」
サオトメは、そういって去った。
「我々の世界に誘惑は、数多くあります。
より良きもの、多くのものをと。
望むことは無論悪いことでは、ありません。
ですがタカ派は、別です。
あれは、あってはならないもの。
この人の世に不要で邪悪なものです。
我々は、それを」
直後再び砂嵐になりカガリの横に立つラクスが映った。
「その方言葉に惑わされないでください」
※
それは、ミネルバでも確認でき皆が驚いた。
「わたくしは、ラクス・クラインです」
「ラクス様がオーブにいた?」
アーサー副長が驚愕しながらそういった。
作品名:機動戦士ガンダムRSD 第39話 反撃の声 作家名:久世秀一