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先生の言葉 全集

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108.僧侶のやること



 最近、僧侶に転職したんだが、戦闘中にすべきことがわからない、ですって?

 うーん。さすがにそれは自分で考えましょうと言いたいですが、あなたを放ったらかして犬死されても寝覚めが悪いですね。まあ、私は寝ませんが。

 僧侶が戦闘中にすること。ざっくり分類すると4つなんじゃないかと思います。

 1つ目。攻撃。僧侶ですから、よほどの貧乏パーティでない限りメイスやフレイルをその手に握っていると思いますので、それで殴るということですね。ただし、これは前衛の僧侶に限ります。後衛では攻撃は届きませんからね。
 2つ目は、回復や守備の作業ですね。傷ついたりまひや毒、石になったりした仲間を回復して、パーティの機能を可能な限り保全する。または先手を打って防御を固めたり、敵の口をふさいだりしてダメージを未然に防ぐ。強敵と戦う場合は、これらの行為がとても重要になってくるでしょう。
 3つ目ですが、僧侶も数は少ないですが攻撃魔法を覚えるので、それを唱えることも可能です。単体だったりグループだったり、核撃には及びませんが全体にダメージを与える魔法も覚えます。これは非常に有用な手段ですが、攻撃に重点を置きすぎて肝心の回復魔法が唱えられなくなっていた、なんとことはないようにしてください。
 最後は、ディスペルという行為です。僧侶は不死族のモンスターの呪いを解いて倒せます。君主や司教ももちろんできるのですが、彼らがこれをできるようになるにはレベルを少しばかり上げる必要がありますし、彼らは別の仕事も多いので、主に僧侶がこの役割を担うことになるでしょう。でも、あくまで不死族にしか通用しませんし、レベル差があると浄化はできません。あ、あと、経験値が入らないことも覚えておいたほうがいいかもしれません。
 この他に、アイテムを使うなんてこともあるかもしれませんが、これは僧侶がメインで行うことはあんまりないと思います。炎を出すつえや低レベルの敵をちりにする指輪などは、恐らく素早さの高い盗賊の方などの手にわたっているのではないかと思いますので。

 さて、おおむねこんなところだと思いますが、おわかりになられましたでしょうか。

 やることが多すぎて頭がこんがらがってきた? 前職の戦士なら、剣を振るっているだけで良かったのに?

 うーん。ま、まあ、誰にも向き不向きはありますから。僧侶魔法をある程度覚えたら、また戦士に戻るのがあなたには向いているのかもしれませんね。


作品名:先生の言葉 全集 作家名:六色塔