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　シグマン少佐は、背後からレイダガーがレールガンを撃ってきたのでビームライフルで反撃しながら撃沈した戦艦の艦底部に後退した。
「やるな、敵パイロット」
　シグマン少佐は、敵パイロットが戦い慣れしているのを賞賛した。
　カミラ中尉は、1機のモビルスーツ形態のレイダガーからレールガンの猛攻を受けていた。
カミラ中尉は、陽動のため後退した。
「うまく乗ってきてくれた」
　レイダガーが自分を追撃してきてくれたことがうれしかった。



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　リーン・ホースJr.では、別動隊のアンディー隊の発進が行われていた。
「アンディー・ヘイズ、出るぞ」
　アンディー大尉が先行して発進した。

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　ダイダロス基地では、やっと異常に気付けた。
「10時方向より接近する艦影あり！」
　オペレーターが接近する艦影を報告した。
「何？」
　それには、皆が驚いた。
「距離50。
コロニー軍、α艦隊です」
　オペレーターが切羽詰まった声で報告した。
「α艦隊だと？」
　ジブリール大統領もその単語に驚愕した。
「馬鹿者。
何故今まで気付かなかったのだ。
警報。
スクランブルだ。
直ちに迎撃を開始せよ」
　司令官が怒鳴りながら命じた。

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「スクランブル発令。
全機発進。
繰り返す、全機発進せよ」
　ダイダロス基地では、多種多様のモビルスーツとモビルアーマーが迎撃に発進したがその中には秘密裏にオーブを脱出していたアークエンジェルも含まれていた。

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　α艦隊では、対モビルスーツ戦闘の用意が行われていた。
「主砲、CIWS起動」
　ミハイル副長が指示を出した。
「陽動部隊、発進」
　マーカー艦長が陽動部隊の発進命令を出した。
「タカノリ・サイジョウ、ガンダムエンペラー発進する」
　ガンダムエンペラーが発進した。
「アツシ・サオトメ、ガンダムサイガーMk-3出る」
　続いてガンダムサイガーMk-3が発進し残りのガイヤス・ギヤも発進した。
「砲撃開始」
　ジャンヌ・ダルクでは、ユーイチ艦長が攻撃命令を出した。
「ミサイル発射」
　副長のギャリー・ダイス大佐が命令を出した。
「行け」
　サオトメがそういうとメガビームライフルで2機のウィンダムを立て続けに撃墜した。
サイジョウ元帥は、ビームシールド発生器を持つモビルアーマーを発見するとフィン・ファンネルを展開させG-B.R.Dを低出力で撃った。
しかしビームシールドで防がれ反撃に砲撃をされた。
その隙にフィン・ファンネルをシールド内側に潜り込ませるとG-B.R.Dを再び低出力で連射した。
モビルアーマーは、ビームシールドを発生させたがその瞬間にフィン・ファンネルで攻撃しモビルアーマーを撃墜した。
　アンディー小隊は、低空で砲本体に向かっていた。


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　ユート・シティーにいるシバ首相のもとにコロニー軍将校がやってきた。
「首相。
α艦隊がダイダロスに到着しました」
　将校は、興奮気味に報告した。
「そうか来てくれたか」
　シバ首相も興奮しながら言った。
「はい」
　将校も嬉しそうであった。
「彼等に期待して祈ろう」
　シバ首相は、自分たちの運命をα艦隊にゆだねた。

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「墜ちろ」
　サオトメは、1機のウィンダムに大型V.M.B.R.を撃った。
ウィンダムは、シールドで防いだが貫通され撃墜された。
　1機のザクウォーリアが大量の小型ミサイルをリーンホースJr.に撃ったがCIWSで迎撃された。
「メガ粒子砲、撃て」
　ギャリー副長の命令でリーンホースJr.は、左舷にある構造物を破壊した。
「面舵15、下げ舵10。
山の陰に入れ。
ハイメガ砲起動」
　リーンホースJr.は、サオトメたちがオーブで戦っている間火力向上のためジャブローでハイメガ砲装備のための改修を施されていた。

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「戦闘の情報は、随時市内へ流してくれ。
ありのままを全て。
戦場で戦う彼等のことも」
　シバ首相は、情報を流す決断をした。
「え？
しかしそれでは、混乱が起きかねません」
　将校は、やはり暴動を恐れた。
「大丈夫だ。
混乱など起きやしないよ。
皆知りたいはずだ。
自分の運命やその行く末を。
そしてその権利もあるはずだ」
　シバ首相は、将校を説得した。
「了解しました」
　将校は、納得した。

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　ダイダロス基地では、デストロイガンダムの発進が急がれていた。
「デストロイ発進まだか？」
　1人の将校がデストロイガンダムの発進準備の遅さにいらだっていた。
「敵は、1個艦隊だぞ。
何故沈められない？」
　デストロイガンダムがついに発進した。

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　それは、サイジョウ元帥とサオトメも気づいた。
「サオトメ」
　サイジョウ元帥が声をかけた。
「大丈夫です。
あれは、全滅させても構いなません」
　サオトメは、撃墜許可を出した。

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　リーンホースJr.は、ハイメガ砲を展開した。
「プライマリ兵装バンクコンタクト。
出力定格。
セーフティ解除」
　ハンナ大尉が報告した。
「撃て」
　マーカー艦長の命令でリーンホースJr.は、ハイメガ砲を撃った。
しかし節足型モビルアーマーのビームシールドに阻まれ基地を攻撃できなかった。

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　しかしその余波は、ダイダロス基地司令部を襲った。

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　サオトメは、デストロイガンダムの連装ビーム砲を最大稼働モードで回避しながら接近するとカスタム・ビームザンバーでコックピットを貫き撃墜した。
サイジョウ元帥もデストロイガンダムのフィンガーファンネルのビーム砲をIフィールドで防ぐとG-B.S.Dで2基とも切った。
直前に展開したフィン・ファンネルをデストロイガンダムのコックピット部分に潜らせるとビームを撃ち撃墜した。
　アンディー小隊は、砲本体に向かっていた。

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「何だ？」
「別動隊か？」
　しかしとうとう見つかってしまいモビルスーツ隊とモビルアーマー隊が向かった。

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「押し通す」
　アンディー大尉は、そういうと1機のウィンダムにビームライフルを3連射し3発目で撃墜し続いて上空に1機のウィンダムを1撃で撃墜した。
「アンディー」