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機動戦士ガンダムRSD 第41話 変革の序曲

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 サオトメは、整備不良を嘆くとスモークバルーンを大量に発射した。
これは、時限式機雷であり爆発ともに濃霧と大量のNジャマーを散布することで周囲の視界を奪うことができる。

                                   ※

 サオトメは、新型下駄背負いガンダムとつばぜり合いをしていた。
「お前は、いったい何を守ってるつもりだ?
後ろにあるものを見ろ。
あれは、人でも国でもない」
 サオトメは、そういうと新型下駄背負いガンダムを蹴り飛ばした。
「従わないものを焼き尽くす兵器なんだぞ」
 サオトメは、そういうとNEOV.S.B.Rを連射した。
「黙れ。
ロゴスの飼い犬が」
 アスランもそういうと新型下駄背負いガンダムの下駄のビーム砲で応戦した。
「違う。
俺は、ロゴスに肩入れする気はない。
お前らは、世直しを知らないんだな。
革命は、いつもインテリが始めるが夢みたいな目標をもってやるからいつも過激なことしかやらない。
しかし革命の後では、気高い革命の心だって官僚主義と大衆に飲み込まれていくからインテリはそれを嫌って世間からも政治からも身を引いて世捨て人になる。
だから中から変えなければならないんだ」
 サオトメは、標的を新型羽根付きガンダムに切り替えると接近し腹部を蹴るとメガビームライフルとNEOV.S.B.Rを連射した。
1発が新型羽根付きガンダムの右足を破壊した。
しばらく回避し続けたが残っていた左翼の機動兵装ウイングを破壊された。

                                   ※

「敵の言葉なんか誰が信じるか」
 アスラン准将は、サオトメの言葉を聞く気なんか最初からなかった。
 ガンダムサイガーは、再びこちらに急接近すると蹴り飛ばした。
アスラン准将は、衝撃に悶えた。
ガンダムサイガーは、こちらが体勢を整える前に斬撃を繰り出した。
インフィニットジャスティスガンダムとガンダムサイガーは、激しいつばぜり合いを繰り広げていた。
「お前こそ何を守っている?
勲章か?
それとも名誉か?」
 アスラン准将は、サオトメに戦う理由を聞いた。
「お前も年頃なら好きな女性くらいいるだろ?」
 サオトメの言葉に一瞬アスラン准将は、理解が追いつかなかった。
「俺には、いる。
その女性の幸せを守るため戦っている」
 サオトメは、そういうと再びインフィニットジャスティスガンダムを蹴るとビームサーベルで切りかかってきた。
アスラン准将は、それを防ぎきれず右腕を破壊され月面に墜落した。
「サオトメ」
 アスラン准将は、そうつぶやくのが精一杯だった。
「これで終わりだ。
安心しろ。
すぐにキラも地獄に落としてやる」
 サオトメは、そういうとビームライフルを持たせた。
「まだだ」
 アスラン准将は、決心するとスラスターをたいて砂埃を舞いあげるとファトゥム-01を分離させた。
そしてグラップルスティンガーを展開させビームライフルを弾き飛ばした。
そして砂埃から出るとグリフォン ビームブレイドでガンダムサイガーを切ろうとした。
しかしのシールドから射出されたスレイヤーウィップのようなものが最後に見た光景だった。
その正体がわかると同時にコックピットを貫かれインフィニットジャスティスガンダムは、撃墜された。
「アスラン」
 機動兵装ウイングの破壊によってバランサー調整を続けていたキラ准将もその光景を見て友の死を嘆いた。
キラ准将は、憎悪に見てシュペールラケルタビームサーベルを抜刀させガンダムサイガーに切りかかった。
しかしガンダムサイガーのビームサーベルに右腕と残っていた右翼の機動兵装ウイングを切り落とされ左腕に持っていたシュペールラケルタビームサーベルのビーム形成部分をシールドから展開したビームサーベルで切られた。
ならばとガンダムサイガーに蹴ろうとしたが脚部からビームサーベルを展開され右足を切られた。
瞬間キラ准将の悲鳴とともにコックピットのモニターなどが壊れ操縦不能に陥った。

                                     ※

 それは、サオトメも確認できた。
「お前らは、よく頑張ったぜ」
 そういうと大型V.B.B.Rで新型羽根付きガンダムをロックオンしたが直後機体を上昇させた。
背後から下駄がビームを展開して迫っていたのだ。

                                     ※

(キラ、手を伸ばすんだ)
 意識が朦朧としていたキラにアスランの声が響いた。
「アス・・・・ラン」
 キラは、無意識にストライクフリーダムガンダムの右手を伸ばすとファトゥム-01のグリップをつかんだ。
ファトゥム-01は、そのままアークエンジェルに向かった。

                                     ※

 2機を照準を定めようとした。
「今は、2機の撃墜より基地攻略が優先だな」
 サオトメは、そうつぶやくとダイダロス基地に戻っていった。
 アンディー小隊は、月面大型砲の側面に通じる穴を見つけた。
「あれか」
 アンディー小隊は、ビームライフルでCIWSと直掩のモビルスーツ、モビルアーマーを退かせるとその穴に突入した。
 サオトメはダイダロス基地に戻ってきた。
「サオトメ、俺達は基地攻略の支援をつづけるぞ」
 サイジョウ元帥が命じた。
「了解」
 サオトメは、黒煙が上る場所に向かった。

                                     ※

「レクイエム、稼働率63%」
 オペレーターがレクイエムの状況を報告した。
「パワーフロー良好。
フォースフィールド形成を確認」
 レクイエムが発射口を開いた。
「レトネーション回路S116は、ブレーカー作動中」
「テラキャパシタ5番、蓄電率70%」
「プライマリエピストラクタースタンバイ」
 レクイエムは、発射準備を完了しつつあった。

                                     ※

「まだ抵抗するのか」
 そういうとサオトメは、NEOV.S.B.Rで1機のウィンダムを撃墜すると軍港に侵入した。

                                     ※

 別の軍港では、ガーティ・ルーにジブリール大統領が乗艦した。

                                     ※

 アンディー小隊は、隔壁をすると発射口隣に出た。
「これか」
 アンディー小隊は、指令室を探した。

                                     ※

「シアー開放。
カウントダウン開始。
発射までTマイナス35」
 レクイエムは、発射準備をすべて完了させた。
「よし、全周波数で回線開け。
トリガーは、こちらに」
 司令官が最後の命令を出した。

                                     ※

 外では、サイジョウ元帥が祈るように発射口を見ていた。
サオトメは、ダイダロス基地に残っていた軍艦を見つけた。