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Angel Beats! ~君と~ 夏休みのユイ編

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単純な疑問




小枝

「すぅ…すぅ…」


大山

「すぅ…すぅ」


音無

(いっつも引っ付いて寝てんな。大山も珍しく寝てっけど)


音無

(……って、いつもいつも大山と一緒だもんな。……普段もそうなのか?)


関根

「朝はパンっ♪ぱっぱーん♪ごっはん、ごっはははーん♪日本人と言やぁおっ米~♪」


入江

(欧米と東洋が混ざってる…)


音無

(授業中は流石に無理があるし……休み時間とかか?関根と入江が確か同じとこだったよな。聞いてみよ)


音無

「入江と関根って大山と同じクラスだったよな?小枝っていっつもくっついてんの?」


関根

「ふんふふー…おう?やまっちとりんりん?」


音無

「歌ってる所、邪魔して悪い」


入江

「えーっと、大山くんとりんりん大してこんな感じじゃないんだよね」


関根

「そうそう。やまっちは次の授業の用意して、りんりんは藍川と大さんと喋ってるね。暇そうなときは一人で寝てるよ」


音無

「そうなのか?大山とくっついてないのか?」


関根

「うん……って、そいやそうだよ、どうしてくっついてないんだ?」


入江

「あー、確かにね。何でだろ?」


音無

「言われて気付くのか…」


入江

「家とかさ、距離と大山くんとか離れると死んでる様な状態になるのかな?王様ゲームの時みたいに」


関根

「有りうるわ。お母さん心配してそうだわ、『うちの子が最近元気無いのよね~、虐められてるのかしら』とか」


音無

「イジメっつうかな…野田を怯ませられる腕力あるなら返り討ちにしてるだろ。むしろ小枝の方がイジメてる?」


入江

「高松くんやられてるね」


関根

「そいつぁ、まっつぁんに原因あるわ。筋肉苦手なのに見せびらかして自滅してるだけだもん」


音無

「…本人に聞いてみるのが早いか。今眠ってるし、起きたら……」


関根

「今のうちに写メっとこっと」


入江

「あたしもあたしも」


音無

「いつもいつでも何処かしらで抱き付いてるんじゃないんだな…。ここだけなのか?」


入江

「あれじゃないかな?他の場所だと落ち着かないけど、ここだと落ち着くからみたいな。あ、外でも同じだから…あたし達が居るからやってるのかな?」


関根

「警戒してんだね。まるで動物みたいだなぁ。入江たんは小動物だけどね」


入江

「そうかなぁ。んじゃ、りすが良いかなあ」


関根

「いやりすっちゅうか、兎だよ兎」


入江

「ウサギさんかー」


関根

「うんうん。バニー似合いそうだし、今度着てみてくれ」


入江

「そっち!?」


関根

「んで、りんりんは仔犬。特定の人物にしかなつかないし、尻尾振らないし。何よりもちっちゃいし」


音無

「小枝起きてたら怒りそうだな。起きてないよな」


入江

「大丈夫みたい。ぐっすりだよ」


音無

「特定にしかなつかないって犬っつうより猫じゃないか?」


関根

「猫は気まぐれ。りんりんは気まぐれじゃないからね」


音無

「そう言われればそうだな」


関根

「ほんでみゆきちが兎で、あたしは…」


音無

「ごんぎつねだろ」


関根

「ご、ごん?おおう、渋いところ突くねえ」


音無

「自分のやったことがいずれ自分に還ってこないようにするんだぞ?」


関根

「そっちかよ!」


入江

「いいんじゃない?狐さん。毛並み綺麗だしモフモフしてるし可愛いし」ナデナデ


関根

「ありがとーみゆきちぃ。でどしたん?撫でて」


入江

「しおりん髪の毛ゴワゴワしてる」


関根

「んな!?」


入江

「狐さんじゃない。猪みたいな毛並み」


関根

「んな!?」


入江

「リンスさぼってるね。髪の毛多いんだからさ、長いしちゃんとしなきゃ」


関根

「……めんどいよ」


入江

「女の子なんだから、ちゃんとしないと…ね?可愛いんだから」


関根

「み、みゆきちぃ…」


音無

「後は間食も止めとけばマシになるんじゃね?余計なカロリー摂ってっからゴワゴワするんだよ」


関根

「そんなあああぁぁ」


入江

「可愛いは可愛いんだけどあたし好みの可愛さじゃないんだよねえ」


関根

「んな!?」


音無

「確かになー。分かる分かる」


関根

「んなぁ!?」


入江

「もーさっきから『んな』しか言ってないじゃん。んな星人か」


関根

「ううう、さっきから褒めてんだか、貶してんだか何だか分からないことばっか言いおってぇ…」


入江

「可愛い事は確かだからねしおりん。ただタイプが違うってことだから」


関根

「そのタイプの違い教えろー!わからんでしょー!」


音無

「うーん……クラスに一人居れば安心するってやつかな。一緒に居ても飽きないし、助かる」


入江

「あ~、それそれ」


関根

「なんじゃいそりゃ……あたしゃ都合の良いおにゃのこじゃねええええええっ!」


入江

「まぁまぁ、どーどー」


関根

「って、じゃあおまいらの可愛いタイプって何?このSSSに居んの?」


音無

「え……考えたことないな…」


入江

「可愛いタイプ…うーん」


関根

「居なかったらあたしを可愛いと認めろ、良いね?」


音無

「初音は…良いのか?」


関根

「まだ正式じゃないから駄目だよ。後2年経ったらだね」


結弦

「んー……強いて挙げるなら……遊佐?」


入江

「ゆさゆさかなぁ」


関根

「何故に?」


音無

「人形みたいで整ってるからかな?」


入江

「ミステリアスで大人な雰囲気があるかな?」


関根

「可愛いっていうより大人な感じの可愛さ、美しさってとこか…。ゆさゆさのそれにあたしのそれは無いって訳だ。ちゅーか好みからハズレ過ぎてるな!」


入江

「だから言ったでしょ?」


音無

「お前にはお前の可愛さがあるから大丈夫だって」


関根

「なんか解せないなぁ」


入江

「可愛いことは間違いないから、ね?」


関根

「う、うん分かった。」


小枝

「……くぁー……あ、音無くんに入江さん、関根さん居たんだ」


関根

「おう、おっはーりんりん」


入江

「りんりんってさ、いつも大山くんにくっついてないのは何で?」


小枝

「え…そうだねー……。恥ずかしいじゃん」


関根

「恥ずかしいって、おまいさんあたしらに恥じらいは無いのかい?」


小枝

「うん。だってからかってないじゃん」


関根

「……あー、あれか」


入江

「そうなんだ。あれなんだね」


音無

「あれって何かあったのか?」


関根

「そりゃさ、あれだぜ?大胆な告白すりゃ誰だってからかうさ」


入江

「しおりんが珍しくからかってなかったんだよね」


関根

「あたしゃネタを見付けてやるのさ。まだまだ材料足らんから無理なだけよ」


小枝

「うーん……?」ウトウト


音無

(話わかってないなコイツ)


音無