アバランチinわたし
ハイデッカー「は、はめおったな北条!
北条「なんとでも言うがいい。
ハイデッカー「北条、貴様! 脅しに屈しておいて、開き直るつもりか。
北条はため息をつくとハイデッカーを見下した様に言った。
「命にはかえられんよ。」
北条は、そんな事も判らぬとは馬鹿者よ。と言わんばかりに、やれやれといった顔をしている。
○
ハイデッカー「ひ、飛空艇の技術だと!? そんなもの教えたらワシの首が飛ぶだろうが。
ビックス「今、飛んでも良いのだぞ
ハイデッカー「わ、判った。教えるから。教える前に一つ確認していいか。
ビックス「なんだ?
ハイデッカー「飛空艇の設計データは神羅にある。セキュリティ上、持ち出す事はできないから…
ビックスは銃を突きつけた
ハイデッカー「持ち出しますよ! セキュリティを突破して持ち出してきますよ! でも持ち出すにも一度神羅まで戻る必要が…
ハイデッカーを開放したら逃げられる可能性がある。ハイデッカーの親族等を人質にとる必要がある。
ハイデッカーの携帯から家族をビーチに呼び出す様に指示した。
家族はハイデッカーが家族サービスしてくれるものと思い、意気揚々とビーチまで来た。
ハイデッカーは家族を人質に取られ、やむなく、アバランチに軍事技術を横流しした。
○
ハイデッカーから得た情報は、極論すればマテリアの製造技術だった。
大規模な設備が無ければ役に立たない。
ビックス「これじゃあ、話にならんな。もっと実用性のあるものを渡せ。武器や防具、マテリア。それを持ってくれば開放してやる。
ハイデッカーはもう一度神羅に戻った。
〜ハイデッカーから得られたアイテム〜
鎮静効果のマテリア
興奮効果のマテリア
記憶操作のマテリア
操るマテリア
透明化のマテリア
変幻のマテリア
テレポートのマテリア
異空間操作マテリア
時越えテリア
水のマテリア
飛行マテリア
各種マテリア色々
敵の技マテリア
ビックス「イマイチだな…。飛空艇をもってこい。」
クラウド達は飛空艇を手に入れた。
バレットに電話をかける。バレットは今、コレル村にてダインと一緒にいるという。
鎮静剤とマリンのおかげか、おとなしくしているという。
クラウド達は飛空艇をコレル村へ向けた。
ダインとバレット、マリンを回収し、
コスモキャニオンへと向かう。
コスモキャニオンにてエアリスと出会ったクラウド達。ザックスに似ているクラウドに興味を持つのは自然な流れで、二人は自然と会話を繋げていく。
やけに順調過ぎる。いや、異常なくらい順調に物事が運び過ぎている。
果たしてこのままニブルヘイムに行って良いのか?
そもそも原作においてニブルヘイムに行く意味はあったのだろうか?
物語の核となる部分は古代種の神殿で黒マテリアを得てからだったと思う。神殿でメテオが発動されるという黒マテリアを得てから、クラウドがジェノバに操られ、セフィロス思念体(幽霊)に渡してしまう。
クラウド達はなぜ古代種の神殿に向かったのだっけ…? そしてなぜ都合良く、そこに思念体のセフィロスが現れたのか…
たしか特別目的があって神殿に向かった訳ではなかった。たまたま発見し、エアリスが神殿から聞こえる古代種の声に誘われて…
神殿には複雑な仕掛けがあり、それを解かなければ先に進めない。
また神殿から黒マテリアを取ろうとすると、神殿の防衛機能により、圧縮して消滅する。中にいる人間を押しつぶしてしまう仕組みにて、黒マテリアは外に持ち出せない仕組みなっていた。それをアバターであるケットシーによって無理矢理持ち出した様なもの。
そこに都合良くセフィロスが現れたのは、やはりクラウドの目を通して、黒マテリアの位置を把握していたからだろうと思う。
もしかしてジェノバは最初からクラウド達を神殿に向かわせる様に仕向けていたのではないか?
ジュノンの船内にてジェノバと戦った際、セフィロスはイフリートのマテリアを落としていった。
まさか戦闘の報酬に落とした訳でははないだろう。何らかの意図があってわざとクラウド達の戦闘能力を強化させようとした。
その意味が古代種の神殿を攻略させる為にチカラを与えたのだとしたら…
セフィロス思念体だけでは神殿の黒マテリアは取りに行けない…ということか? 神殿のセキュリティはジェノバを拒んているが、それをクラウド達が解いてしまうとして…
だがエアリスは星の声が聞こえるはず。ジェノバの思惑についてライフストリームから情報を得られたりしなかったのか?
そういえばエアリスは幼少の頃、一時的に北条に連れ去られ監禁されていた事がある。もしエアリスにすらジェノバ細胞が埋め込まれててて、エアリスすらもジェノバの干渉を受ける存在だったら…
断言はできないが、可能性はあるかもしれない。原作では、エアリスはホーリーを正しく実現できたのかすら良く分からなかった。メテオの脅威を防いだのはホーリーというより、ライフストリームによるものだった。
星の危機を察知してライフストリーム自らメテオと戦った。しかし、ライフストリームは星の命と言われるもの。命を消費して世界を守ったのなら、その代償として何かがあってもおかしくない。その何かがアドベントチルドレンとして、新世代の子供達に病気を与えたのかも。
神殿には行かない方がいいだろう。
もし神殿が消滅する様な自体が起これば、黒マテリアがセフィロスの手に渡ったということ。ホーリーの準備は神殿の消滅を確認してからでも遅くはない。
しかし、飛空艇を手に入れた今、世界のどこにでも行ける。
エアリスとメンバーの探究心はいずれ古代種の神殿へ向かうかもしれない。
要注意である。
もし、このまま何も起こらず古代種の神殿が消えないのであれば、メテオの問題もなく、この世界は平和を維持できるだろう。平和を維持できるということは…
ゴールは何時になるのだろうか?
ゲームクリアの終点が見えないということは、私は元の世界に帰れないということか?
そもそもラスボスを倒して帰れる保証も無いのだけど…
神羅から得た異空間操作のマテリア…
このマテリアを使うと、空間に穴が開き、別の異世界に行ける様になる。
使ってみたが少なくとも私の知る地球ではない。どうする? 先に進んでみるか?
神羅から得たもう一つ不可解なマテリアが時越えのマテリア。
念を込めると、身体から魂が抜け、過去の好きな時間を見に行ける。
古代種とジェノバの闘いの時代。それを見ておけばジェノバへの対策へのヒントが何か見つかるかもしれない。
〜ジェノバの詳しい情報〜
https://wikiwiki.jp/ffdic/設定/【ジェノバ】%28JENOVA%29
作品名:アバランチinわたし 作家名:西中