アバランチinわたし2 FF7
確かコンドルフォートの住人はコンドルを守るのと共に、魔光炉の運用反対の立場を取り、神羅と戦争をしていた。
その戦争に加わり、成果をあげる事でフェニックスのマテリアが景品の様に貰える設定だったはず。
フェニックスのマテリアは強力で、使うと
不死鳥が召喚され『転生の炎』により、敵全体を火炎で攻撃しながら味方全体を完全蘇生させる。。消費MPが非常に多いのは難点だが、船内に備蓄されているエーテル類と組み合わせると、今の段階ではFF世界に潜む主要な敵キャラは、向かうところ敵なし、であるかもしれない。
フェニックスのマテリアは是非とも確保しておきたい。今は手元に変幻のマテリアがあるから、後で飼育員にでも成りすまして取りにいけばいいとして…
そういえば飛行マテリアなるものを神羅から確保していた。空を飛べるので、海チョコボでしか行けなかった場所、ナイツオブラウンド等も取りに行ける。それさえ確保しとけば戦闘面の不安は無くなるだろう。
が、一先ずわたしはユフィを探した。
ユフィは森の中にて野糞をしているのか、気張っていた。
とうしよう、見るつもりは無かったけど、私の中のユフィ像が崩れてく…
メンバーに加えるのは、よそうかな…。
まだ高校生くらいの子供の様だし、セフィロスとの闘いには連れて行かない方が良い気がする…
あとがき
オリ主である『わたし』とクラウド達は気付いていないが、既にセフィロスは船内に入り込んでいた。
セフィロスは分割して存在している。ひとつは北の永久凍土の中にてライフストリームと共に結晶化したセフィロスと、プレジデント神羅を殺した思念体『幽霊の様なセフィロス』である。
セフィロス思念体はジェノバ細胞が埋め込まれた者に憑依し操る事ができる。
セフィロスがクラウドに寄生すれば意識の半分を乗っ取る事ができる。古代種エアリスがメテオを防ぐ存在だと今はまだこの段階ではセフィロスは知らないが、知ればいつ殺されてもおかしくない。
もう一つの危機はジェノバが自立して動き始めたこと。
ジュノンの貨物船の中で体長が10m程に成長していたジェノバは今回クラウド達に破壊されなかかった。
下船後、急速に再生し、今では50mの巨体になっている。
海溝に隠れ潜み、北の大空洞に飛来した頃の巨体隕石のサイズまで戻ろうとしている。
その危険について、その時がくるまで『わたし』とクラウドメンバーは気付かない。
オリ主の『わたし』は過去の世界を見てジェノバが巨大化する現象を知ってはいるが、ジェノバは途中、巨大化をするのを止、人に成りすまして、人に紛れて生きる道を選んでいた。
セフィロスはジェノバを『母さん』と呼び母親の様に慕うが、ジェノバにとっては、神羅から連れ出してくれたセフィロスこそが恩人であり、『母さん』だった。
セフィロスの為に巨大化して、メテオと同等の存在になろうとするジェノバは、そもそもセフィロスに操られている。
元々はライフストリームに溶け込むジェノに感染した人々の絶望の思念が、ライフストリームに落ちたセフィロスを天然のマテリアの様に固めた。
その絶望の思念がセフィロスを悪の道へと操り、セフィロスはジェノバ本体を悪の道へとを操る。そういった複雑な関係性になっている。
作者が、この可能性に気付くまで時間をかなり要した分、オリ主である『わたし』が気付く頃には時間切れになっている可能性が高い。故にクラウド達は後手にまわるしかなくなるのだ。
作品名:アバランチinわたし2 FF7 作家名:西中