マール視点のクロノトリガー 現代アレンジ
魔族はリーネを森の中に捨てて逃げた。交渉に使えると思われたのか、リーネは怪我一つなく、消えかけていたマールも元の姿へ戻っていた。そこへ現代からルッカが現れる…
マール達が未来に帰った後、カエルの戦争
あらすじとプロットと作者の葛藤等が混ざった何か
〜本文〜
深夜3時、場内が慌ただしくなる。
目を覚ましたカエル
「ついに始まったか…」
ビネガー率いる魔王軍1000が魔界からに人間界へ向けて進行を始めた。7日後、ガルティア本土のゼナン到着する予定。
カエル「本土が火の海にされる前に、我々は前線でこれを討つ!」
カエル率いる1000の兵隊は明け方直ぐに出発した。
砂漠を歩いて3日後、
魔王軍1000を迎え討った。
カエルは死闘を繰り広げる。
仲間の兵士は、魔族に次々と倒される。
生きて帰る事は前提にはない。前線に志願した者達は、親や兄弟を魔族に殺された者達で構成される。憎しみを原動力に死を受け入れる覚悟のある者達だった。
魔王軍の中心にて空を浮遊する化物。軍を指揮するビネガーである。
ビネガーは魔法を使い、屍の戦士で軍を構成していた。
その力で、倒れたガルディア兵も操り自軍へと引き入れた。
「たのむ!殺してくれ!」
手足を負傷して動けなかった兵士がビネガーに操られた。
ビネガーの魔法は骨だけとなった生物でさえ、戦士にして支配できる。
仲間を攻撃するくらいなら、ひと思いに殺して欲しかった。
兵士達は躊躇うも、心を殺して戦うしかなかった。
ガルティア兵がガルティア兵を襲う異様な光景
ビネガーが操る屍兵士はいくら斬っても倒れない。肉を全てそぎ落とし、身体を支える骨格のみとなっても、屍兵士は動き続けた。
倒すには主要な骨ごと破壊しなければいけない。
カエル達は苦戦を強いられた。
仲間同士が戦わされている隙に、ビネガーは長い魔法呪文を唱え終えた。
ビネガーは魔族の遺体とガルティア兵の遺体を合わせた巨人屍を生み出して、カエル達と戦わせた。
巨人のひと振りで兵士達はなぎ倒される
倒れた兵士に止めをさすように、巨人は火を吹いて広範囲を攻撃した。
カエルはジャンプし、巨人の身体を駆け上り、関節の部位、首や肩や足の屍を攻撃し、取り除いた。巨人は倒れそうになるが、取り除かれた部位を補う様に、他の屍が役割を果たした。
カエル達は砂漠に残り、巨人と戦い続けた。
その隙にビネガーと残りの軍500はガルティアに向けて進行した。
ゼナンの橋にてビネガーと戦っている最中の兵士達に手を貸すマール達…
〜あとがき〜
作者的には、『時の最果てで、魔法を使える様になる』というご都合設定はつまらない気がするのです。
かといって鬼の様に強い設定にしたビネガーへの対策はどうしたらいいのか…。
原作においては、クロノ達が過去に介入しなくとも、戦争は終わり平和な現代になるはずで。 なら、クロノ達はこの戦争に関与しないという展開にできるか?
クロノ達は現代で隠された魔族の歴史を知り、魔族と人間の戦争があったと知る。
魔族は現代を裏で支配していて、真相にたどり着いたクロノ達を抹殺しようとして、命からがら逃げてる最中に未来にたどり着き、ラヴォスを召喚した魔族ジャキを知る。
クロノ達は現代で魔族に追われる身になっていて、現代人の協力を得られない。中世でカエルの助力の元、魔王を討とうとする…
魔王と戦いについて、戦力差を大きくして、ひ弱な現代人クロノ達が魔界に攻め込むは非現実的である。
せいぜいクロノ達ができるのはビネガーに遺体が奪われて兵器にされない様に砂漠で遺体を回収するお仕事くらい。スリルなしのツマラナイ展開に。そこを埋め合わせる様に何らかのアレンジ設定加える。
魔王はラヴォスを召喚する場所を城内ではなく、広い砂漠の土地を選んだ。
魔王はラヴォス召喚の為に魂の生贄を探していた。ビネガー戦により砂漠で死んだ兵士達の魂を利用する。
そこでクロノ達は魔王と死闘し、タイムゲートに巻き込まれ、エイラのいる時代へ
作品名:マール視点のクロノトリガー 現代アレンジ 作家名:西中