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ハリウッド、クロノトリガー

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「それからそのカエル姿。魔族に呪いをかけたそうじゃが、ワシの力で元の姿に戻してやろう」

 

ボッシュはカエルの身体をあちこち触ると、元の姿グレンに戻す魔法を唱えた。同時に違和感に気付いたボッシュ。

カエルにかけられた呪いに犯人(ジャキ)の魔力が僅かに残っていた。

 

 

〜魔王城〜

 

ボッシュがこの世界にいる気配を察知した魔王は空を飛んだ。

 

クロノ達の元へかけつける魔王。

 

魔王「まさか、じぃ…」

 

 

 

ボッシュ「ジャキ様…。まさかこの世界で悪さをしていたとは…」

 

魔王「ふん。また説教か…。

 

ボッシュ「魔力無き者は罪である。その教えは間違いであるとなぜ分からぬのですか!」

 

魔王「その教えを守った故に父上は魔力無き人間に消されたのだろうが…。そのショックで母は心と気を狂わせ、あの様な悲劇が起きてしまった。間違っているのはそなたの方よ…」

 

 

「世からしてみれば、魔力無きボッシュ。お前も罪人であるぞ」

 

ボッシュとジャキによる戦闘。空で激しい戦いを繰り広げた。

 

 

 

ボッシュは昔、ジャキの教育係をしていた。いつもの様に、おしりをペンペンと叩きたかった。だがそれは叶わぬ夢。

 

亀の甲より年の功。

魔学については古代の魔道書を読み込んでいたボッシュの方が遥かに知識量が多い。

魔力量では負けるが使える術の多様さでボッシュは圧倒的にジャキより強者だった。

 

ボッシュはジャキを封印し責任を果たした。

 

 
原始時代

クロノ達は古代人の強大な魔力を目の当たりした。現代の魔族世界もラヴォスに滅ぼされた未来も古代人さえいれば解決するかもしれない。クロノ達は古代に繋がるタイムゲートを探して原始時代に来ていた。

 

そしていきなりのピンチ。

 

ゲートを越えた瞬間から恐竜人と原始人との戦争の真っ只に巻き込まれる。

 

割愛だが未来で修理したロボがメンバーに加わっている。

カエルとボッシュはガルディアを守護し魔族の脅威から救う為、メンバーには加入しなかった。

 

ロボは頼もしく、非力なクロノ達を一人で守りきる。

 

人間と恐竜人と双方の遺体が散乱するなか、アザーラが徹底命令を出して去っていく。

 

残った原人達は風貌の異なるクロノ達を見て取り囲んでくる。簡易な石斧、石槍が牙を向ける。 

クロノ達がオロオロしていると。

 

「うんがろうがうんがろう?(お前たち一体何があった?)」

エイラが集団を分け入って、クロノ達の匂いを嗅ぎだした。

「ううんかをんがろうがうん(恐竜人とも私達とも匂い違う」

 

エイラ「特にお前、一番変わっているな」

 

エイラはロボの体をあちこちさわり、かじり、味見をする。

 

エイラ(まずい…。食物じゃない…)

 

クロノ達と言葉が通じない事が分かると、エイラは

「みんな! 新しい部族の発見だ!」

 

エイラが喜び、それを見た原人達も喜んだ。ウホウホとハイテンションになる。

   

エイラは恐竜人との戦いに向けて部族を統一していた。仲間が増えるのは大歓迎だった。

 

原作との違いは宴では歓迎されないこと。

戦争の直後であり、遺体への弔いで、葬儀に参列することに。

 

一息ついたところで

 

 

エイラ「最近、北の森に変わった生き物でるらしい。皆はヌウと呼ぶ。とても美味しいという噂。狩りに行こう!」

 

クロノ達はエイラの身振り手振りノリに誘われる。

 

ジャングルを探していると、川で水浴びをしているヌウを発見する。

だが一足先に恐竜人がヌウを捕らえた。

 

ヌウは足が細く、その割に身体は横に太く、走るのが苦手だった。

逃げようとしても逃げられなかったヌウは恐竜人に抱えられたまま川の上流へと連れ去られる。

 

一部始終を見ていたエイラ。恐竜人のアジトを見つけるチャンスと思い、追い駆けた。

 

 

恐竜人は北へ、プテランが上空を旋回しているの巣に近くにある森へ入った。

 

森の奥に恐竜人の巣と思われる竪穴を見つけたエイラ。

その瞬間、アザーラの特殊技、サイコキネシスを受けて、クロノ達は見動きが取れなくなる。

 

アザーラが姿を表すと、エイラの頭にテレパシーを飛ばした。

 

アザーラはエイラの脳内で会話を始めた。

 

 



 

 

 

「私はアザーラではない。アザーラは双子の兄弟で、我が名はアズーラである

 

「お前たち、ヌウをどうするつもりだった?」

 

 

エイラ「今晩のメインディッシュにと

 

アズーラ「やはりか…。しかし、あれはお前たちと我々の祖先である。食べるとは許されぬ事だ…

 

エイラ「そ、そせん? た、食べないのか??」

 

アズーラ「ああ、我らの身体の色をよく見ろ。

我らの様な緑種は草を食べて生きている。

お前達は我らを肉食獣だと勘違いしている様だが…」

 

アズーラは人間や肉食系の恐竜からヌウを保護する活動をしていた。

 

 

エイラ「恐竜人は人間を襲って誘拐するのではないのか?!」

 

アズーラ「アザーラは人間を奴隷の様に扱うが我々とは違う。あれは狂っている。」

 

 

エイラ「アザーラとその他の恐竜人をよく思ってないなら仲間になってくれ。共に戦ってくれ」

 

 

アズーラ「それはできぬ頼み事。我らの命は近い未来に消える運命。我々は残された時間をここで平和に過ごしたい…」

 

 

アズーラはラヴォスの飛来を予言した。原作ではアザーラはサイコキネシス、テレパシー、テレポートを戦闘中に使ってきた。未来予知の特殊能力があってもおかしくない。ラヴォス飛来後、えぐられた大地の微粒子が空に漂い、光が遮られ、氷河期に突入して恐竜人が絶滅する未来を語った。

 

 

エイラ「どうしてアズーラはここにいる? どうしてアザーラの様にティラン城で暮らさないのか?」

 

 

アズーラ「兄弟喧嘩だ…」

 

アズーラが森に隠れているのには理由があったが詳しくは語ろうとしなかった。

 

 

 

エイラ達はヌウを諦め、森を出た。

 

食料未調達のまま村へ戻った。

 

その頃、ロボは村にて原始人達の会話を記録、分析していた。翻訳に必要な言語パターンを解析し終わる

 

 

 

エイラ「このカチコチの生き物面白いな。エイラにくれ」

 

 

ルッカ「エイラ! 私達、空間の揺らぎ(ゲート)探しているのだけど、見た事ない?」

 

エイラ「おお、それならあるぞ。西の山々を超えた先の平原に。

 

ルッカ「良かったら案内してくれない?

 

エイラはプテランを呼び、クロノ達を案内した。

 

 

クロノ達は平原のゲートから飛び込んだ。

原始時代から約5000万年前。

陸上にはまだ生物が存在してない。

そこにラヴォスの子供達がいた。

 

海の中には魚人がいて、海底都市があった。