クロノトリガー 気の強いルッカ 一話紛失中
超現代寄せのクロノ・トリガー
DC1000年、アシュティアコーポレーションはテレポート装置を開発した。
試験段階は終わり製品化の為の公開プレゼンテーションを建国千年祭でやることになり、開発に携わった教授ルッカとその助手クロノは企業やマスコミに対してデモンストレーションを行っていた。
物質転送のお披露目が終わり人間の転送を助手クロノがやってみせた。
会場は拍手に包まれ、観客からもデモンストレーションの参加者を募った。
参加者の多くは企業やマスコミであったが、一般も一部混じっていた。
マール
「よ、よろしくお願いします〜」
大勢の前で少し緊張しているマール。おそるおそるテレポート台に乗った。
前の参加者がやり終わり、後ろの参加者が待っている。機械への不安もだが順番待ちの流れも気にしてるマールは好奇心だけでそこに居た。
クロノがマールと知り合ったのは今朝だった。
千年祭に出店している企業の中に当日のバイトの面接を持ちかけている空気の読めてないマールを発見し、心配になり話しかけた。
マールは家出少女で今日住むところも確保してない不憫な女の子だった。オカネも持ち合わせておらず、親については一切語らない。後で警察に連れて行くつもりでクロノはその日一日マールを自分のそばにいるようにエスコートしていた。そんなマールは好奇心に釣られてテレポート装置に座った。
クロノは作動スイッチを押した。
マールが首にかけていた金属に問題があったのか、装置が異状音を鳴らし始めた。
制御装置の電源をオフにしても止まらない。
電気が通っていない筈はずの装置が動き続けた。
機器がショートしら、マールも感電して動けない。、台のから降りることができない。
会場がざわめく中、大きな閃光が走った。
眼前の空間が裂け、蒼黒い穴が現れた。
マールはその穴にあらがいながら吸い込まれ消えた。
「たすけて!」という言葉を残して。
会場はざわついた。
「きっと演出の一つだ」「何かの冗談でしょ? マジックショーだよ」「実験は失敗して死んだんだよ。」
人々は憶測でパニックを起こしていた。
クロノはただ事じゃないことが起きたと理解した。
実験ではありえない事だった。あらゆる金属を試して万が一にもそういった異常なトラブルが起こらない様に配慮していた。
このままでは祭典の継続すら危うい。人が死んだかもしれない。
「助手! あんたの出番よ!」
助手のクロノはルッカ教授に弱みでもにぎられているのだろうか。
クロノは少女がその場に残したペンダントを持ち、起動スイッチを押した。
クロノはマールと同じく蒼黒い穴に吸い込まれた。
死んだ気になれば人は何でもできるというが、クロノの心は既に死んでいた。ギャンブルで作った借金が1000万円以上あり、それと向き合う日々に疲れ、自身の命に対して自暴自棄になっていた。
クロノはゲートを越え、400年前の時代にタイムスリップしたが、その事実にクロノが気付いたとき、クロノはラッキーだと思った。この時代なら借金取りは追ってこない。
たがクロノの考えは甘かった。ルッカ(借金取り)が時越えの道具を持って追いかけてきた。
ルッカ
「さあ、帰るわよ。あの娘はどこ?
クロノは首を横に振る
ルッカ
「どういうこと? まさか見失ったってこと?
ルッカ
「なんでよ! あの娘がゲートに消えてから直に向かった筈でしょ? 見失うなんて貴方、一体何をしてたの!
クロノは記憶を辿った。
確かにこの時代に来た直後にマールの姿は見た。
マールだけじゃない、緑の小さいオッサンも見た。緑の小さいオッサンがクロノの前方を走り、その前方をマールが走っていた。
クロノは幻覚を見た事を思い出した。
ルッカ
「私も見たわ。緑の小さいオッサン…でも、あれは幻覚じゃなかった…。だって私を見るなりかぶりついてきのだから…
ルッカ
「ど変態のオッサンよ! 山には、ど変態のオッサンがうようよしてた! きっとマールはそのオッサンから逃げて、はぐれちゃったんだと思うわ。」
クロノ達は手分けして探した。
携帯に保存していたマールの写真を使い、街で聞き込み調査をした。
ルッカ
「え? リーネ王妃だって?」
マールの写真を見るなり、人々は王妃だという。
ルッカ
「どういうこと? もしかしてリーネ王妃と間違えれられて城に連れて行かれたんじゃ…
〜城〜
門番
「おい、お前達、そこで止まれ!」
門番達がクロノの通さなかった。
門番はルッカの麻酔銃で次々と倒れた。
〜城内〜
ルッカは邪魔になりそうな者を次々と麻酔銃で眠らせた。
マール
「あ、クロノさん!」
マール
「クロノさん、私、王妃様と間違われたみたいで…
「でも違うんです。私、王妃様じゃないんです!」
マールは光に包まれ消失した。
ルッカ
「これは一体…」
その隙にクロノは走って逃げた。ルッカ(借金取り)が過去の時代へ来れるとしても、法律は味方しないだろう。逃げ切きることができると判断した。
クロノは目立つ街に逃げるのを避け、山沿い森沿いを進んだ。教会を見つけ神に祈った。
「たすけてー!」
教会から叫びが聞こえた。
その声に驚いてクロノは教会に入った。周りを見渡すが、助けを求めている人はおらず、いるのは跪いて神に祈りを捧げるシスター達だけだった。
「たすけてー!」
再び叫び声がした。
確かに聞こえたが、シスター達は聞こえていない様子。
クロノは声がする方向へ進んだ。
壁際までくる。
壁がユラユラ動いている。
触れると紙の様な材質だった。
下から奥の部屋が見える。
クロノは伏せた格好で紙を抜けて行った。
白い悪魔みたいものを見たクロノ
踵を返すと、シスターがベビ女に変身した。
取り囲まれる。
「たべちゃう?
「たべちゃおう!
クロノは蛇女と悪魔に抱えられて教会の奥のへと連れさられた。
口は塞がれ、助けは呼べない。
クロノは食台に乗せられた。
ナイフとホークでギコギコされる。
〜ルッカの視点〜
「クロノが考えること事なんてお見通しよ。どうせ街を避けながら逃げるはず。山森沿いを抜けて、そしてこの教会見つけて神様に祈る。普段、信心深くないくせに、そこ場の空気な流されるのよ。」
ルッカが教会に入った頃、そこには誰も居なかった。いたのはカエルだった。
カエルと目が合う。
ルッカ
「貴方は魔族? それとも幻覚?」
カエル
「ご冗談を…。それがしは、ガルディア騎士、名をグレンだ。リーネ王妃が誘拐されたいう話を聞きつけて、街中を探しておる最中だ。お主は何か心当たりはないか?」
ルッカ
「そうね…。(マールが消えた現場を誰も目撃してないから誘拐されたって事になっているのね…)
カエル
「城内に見知らぬ女と男がやってきたという目撃情報はあったのだが…
ルッカ
「それは私のことよ。
カエル
「なぬ!
カエルは剣をルッカに向けた。
ルッカ
「でも誘拐したのは私じゃないわよ。本当の犯人なら疑われる様な事をわざわざ言わないでしょ。
カエル
「確かに…なら犯人はどこの誰なんだ?
ルッカ
DC1000年、アシュティアコーポレーションはテレポート装置を開発した。
試験段階は終わり製品化の為の公開プレゼンテーションを建国千年祭でやることになり、開発に携わった教授ルッカとその助手クロノは企業やマスコミに対してデモンストレーションを行っていた。
物質転送のお披露目が終わり人間の転送を助手クロノがやってみせた。
会場は拍手に包まれ、観客からもデモンストレーションの参加者を募った。
参加者の多くは企業やマスコミであったが、一般も一部混じっていた。
マール
「よ、よろしくお願いします〜」
大勢の前で少し緊張しているマール。おそるおそるテレポート台に乗った。
前の参加者がやり終わり、後ろの参加者が待っている。機械への不安もだが順番待ちの流れも気にしてるマールは好奇心だけでそこに居た。
クロノがマールと知り合ったのは今朝だった。
千年祭に出店している企業の中に当日のバイトの面接を持ちかけている空気の読めてないマールを発見し、心配になり話しかけた。
マールは家出少女で今日住むところも確保してない不憫な女の子だった。オカネも持ち合わせておらず、親については一切語らない。後で警察に連れて行くつもりでクロノはその日一日マールを自分のそばにいるようにエスコートしていた。そんなマールは好奇心に釣られてテレポート装置に座った。
クロノは作動スイッチを押した。
マールが首にかけていた金属に問題があったのか、装置が異状音を鳴らし始めた。
制御装置の電源をオフにしても止まらない。
電気が通っていない筈はずの装置が動き続けた。
機器がショートしら、マールも感電して動けない。、台のから降りることができない。
会場がざわめく中、大きな閃光が走った。
眼前の空間が裂け、蒼黒い穴が現れた。
マールはその穴にあらがいながら吸い込まれ消えた。
「たすけて!」という言葉を残して。
会場はざわついた。
「きっと演出の一つだ」「何かの冗談でしょ? マジックショーだよ」「実験は失敗して死んだんだよ。」
人々は憶測でパニックを起こしていた。
クロノはただ事じゃないことが起きたと理解した。
実験ではありえない事だった。あらゆる金属を試して万が一にもそういった異常なトラブルが起こらない様に配慮していた。
このままでは祭典の継続すら危うい。人が死んだかもしれない。
「助手! あんたの出番よ!」
助手のクロノはルッカ教授に弱みでもにぎられているのだろうか。
クロノは少女がその場に残したペンダントを持ち、起動スイッチを押した。
クロノはマールと同じく蒼黒い穴に吸い込まれた。
死んだ気になれば人は何でもできるというが、クロノの心は既に死んでいた。ギャンブルで作った借金が1000万円以上あり、それと向き合う日々に疲れ、自身の命に対して自暴自棄になっていた。
クロノはゲートを越え、400年前の時代にタイムスリップしたが、その事実にクロノが気付いたとき、クロノはラッキーだと思った。この時代なら借金取りは追ってこない。
たがクロノの考えは甘かった。ルッカ(借金取り)が時越えの道具を持って追いかけてきた。
ルッカ
「さあ、帰るわよ。あの娘はどこ?
クロノは首を横に振る
ルッカ
「どういうこと? まさか見失ったってこと?
ルッカ
「なんでよ! あの娘がゲートに消えてから直に向かった筈でしょ? 見失うなんて貴方、一体何をしてたの!
クロノは記憶を辿った。
確かにこの時代に来た直後にマールの姿は見た。
マールだけじゃない、緑の小さいオッサンも見た。緑の小さいオッサンがクロノの前方を走り、その前方をマールが走っていた。
クロノは幻覚を見た事を思い出した。
ルッカ
「私も見たわ。緑の小さいオッサン…でも、あれは幻覚じゃなかった…。だって私を見るなりかぶりついてきのだから…
ルッカ
「ど変態のオッサンよ! 山には、ど変態のオッサンがうようよしてた! きっとマールはそのオッサンから逃げて、はぐれちゃったんだと思うわ。」
クロノ達は手分けして探した。
携帯に保存していたマールの写真を使い、街で聞き込み調査をした。
ルッカ
「え? リーネ王妃だって?」
マールの写真を見るなり、人々は王妃だという。
ルッカ
「どういうこと? もしかしてリーネ王妃と間違えれられて城に連れて行かれたんじゃ…
〜城〜
門番
「おい、お前達、そこで止まれ!」
門番達がクロノの通さなかった。
門番はルッカの麻酔銃で次々と倒れた。
〜城内〜
ルッカは邪魔になりそうな者を次々と麻酔銃で眠らせた。
マール
「あ、クロノさん!」
マール
「クロノさん、私、王妃様と間違われたみたいで…
「でも違うんです。私、王妃様じゃないんです!」
マールは光に包まれ消失した。
ルッカ
「これは一体…」
その隙にクロノは走って逃げた。ルッカ(借金取り)が過去の時代へ来れるとしても、法律は味方しないだろう。逃げ切きることができると判断した。
クロノは目立つ街に逃げるのを避け、山沿い森沿いを進んだ。教会を見つけ神に祈った。
「たすけてー!」
教会から叫びが聞こえた。
その声に驚いてクロノは教会に入った。周りを見渡すが、助けを求めている人はおらず、いるのは跪いて神に祈りを捧げるシスター達だけだった。
「たすけてー!」
再び叫び声がした。
確かに聞こえたが、シスター達は聞こえていない様子。
クロノは声がする方向へ進んだ。
壁際までくる。
壁がユラユラ動いている。
触れると紙の様な材質だった。
下から奥の部屋が見える。
クロノは伏せた格好で紙を抜けて行った。
白い悪魔みたいものを見たクロノ
踵を返すと、シスターがベビ女に変身した。
取り囲まれる。
「たべちゃう?
「たべちゃおう!
クロノは蛇女と悪魔に抱えられて教会の奥のへと連れさられた。
口は塞がれ、助けは呼べない。
クロノは食台に乗せられた。
ナイフとホークでギコギコされる。
〜ルッカの視点〜
「クロノが考えること事なんてお見通しよ。どうせ街を避けながら逃げるはず。山森沿いを抜けて、そしてこの教会見つけて神様に祈る。普段、信心深くないくせに、そこ場の空気な流されるのよ。」
ルッカが教会に入った頃、そこには誰も居なかった。いたのはカエルだった。
カエルと目が合う。
ルッカ
「貴方は魔族? それとも幻覚?」
カエル
「ご冗談を…。それがしは、ガルディア騎士、名をグレンだ。リーネ王妃が誘拐されたいう話を聞きつけて、街中を探しておる最中だ。お主は何か心当たりはないか?」
ルッカ
「そうね…。(マールが消えた現場を誰も目撃してないから誘拐されたって事になっているのね…)
カエル
「城内に見知らぬ女と男がやってきたという目撃情報はあったのだが…
ルッカ
「それは私のことよ。
カエル
「なぬ!
カエルは剣をルッカに向けた。
ルッカ
「でも誘拐したのは私じゃないわよ。本当の犯人なら疑われる様な事をわざわざ言わないでしょ。
カエル
「確かに…なら犯人はどこの誰なんだ?
ルッカ
作品名:クロノトリガー 気の強いルッカ 一話紛失中 作家名:西中