二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

古代人とクロノトリガー

INDEX|8ページ/8ページ|

前のページ
 

ロボは走って戻ってきた。原始人を引き連れて

 

「うんばばうんばうんばば!」

(おまえ達あやしい奴!)

 

 

原始人達十数人は5人とシルバードを取り囲んで槍で威嚇した。

 

「うんばば!うんこばば!? ばつんつば、はらま、たさら、したあら!」

(お前達どこの部族の者だ?まさか、恐竜人の手先ではないだろうな!)

 

 

ルッカ

「どうしよう、何言ってるか全然わかんないや…

 

いきり立ってる村人の間を割くように族長の娘エイラが現われる

 

エイラ

「がばちょ、がばんちょ、ちょんばから、くじら?

(エイラ質問ある、お前たちの後ろの、デカイもの、なに?くじらか?)

 

 

エイラはシルバードを指してジェスチャーする。

 

クロノ達がどうして良いかわからず、もごもごしていると

 

エイラ

「ちょなんかん、さむにだはむにだおっぱー?」

(お前たち、もしかしてエイラの言葉通じてない?)

 

エイラがシルバードに近付いてコンコンと叩いた。

匂いも嗅いでいる。

かじりつく。

 

エイラ

「う、食べられないし、おいしくない…」

 

エイラはクロノ達のニオイを嗅いだ。

 

 

「おまえたち、恐竜人の匂いしない。かといってエイラ達とも匂い違う…」

 

エイラ

「みんな集まれ! 新しい部族の発見だ!」

 

 

エイラの掛け声と共に村人が一斉に集まる。

 

クロノ達はどうしていいかわからずビビリまくる。

 

ルッカ

「ねえ? 逃げた方が良くない?」

 

マール

「私達、もしかして丸焼きにされて食べられる?」

 

ボッシュ

「安心せい、なんかされたら魔法でズドンじゃ。」

 

 

村人はクロノ達の予想に反して歓迎ムードだった。

村は恐竜人に対抗する為、部族同士の繋がりを求めていて、クロノ達を宴に歓迎する。だがクロノ達は言葉が理解できず、どういう意図があるのか分からなかった。

 

 

エイラは踊り歌い、その後酒をメンバー達に注いだ。

クロノ達は酒飲みファイトに巻き込まれてエイラと共に酔いつぶれた。

 

翌朝、二日酔いと共に目覚めるメンバーは、

エイラと族長から、根堀りはほり質問攻めにあった。

 

 

ルッカ

「こ、困ったわね…」

 

マール

「なんだか真剣そうに話しているけど、

 

ボッシュ

「酒もたらふく飲めたし、このままバックレるかのう。」

 

ロボ

「言語パターンを収集しました。今から原始言葉を翻訳できますが、どうしますか?」

 

 

 

ロボ翻訳により、クロノ達はこの時代で起きている事態をおおよそ理解した。

 

ルッカ

「恐竜人と人間の戦争か…」

 

マール

「手を貸しちゃう? 私達、魔法のやり方覚えたしめっちゃ強いよ!」

 

ボッシュ

「争いは好かんのじゃが…」

 

 

クロノ達が難色を示していると、遠くから悲鳴が聞こえた。

 

村人がエイラの元にかけよる

 

「大変だエイラ! 北の村に恐竜人が火を放った。しかもキーノを連れ去っていった。」

 

エイラ

「どうしてキーノが!」

 

「恐竜人のアザーラが言ってた。キーノを返して欲しければディラン城へ来いと。」

 

エイラには心当たりがあった。以前に村の近くの恐竜人の巣穴に単独で攻め込んだことがあった。その際、親玉のアザーラに逃げられた。。エイラと親しいキーノを捕まえて、アザーラはエイラに復讐するつもりである。

 

「エイラ行く! ティラン城に乗り込む!」  

 

ルッカ

「一人では危険よ!」

 

マール

「私達も協力するよ!」

 

ボッシュ

「ワシは酒の酔いを冷ましたい!」

 

 

一行はエイラに連れられ、北にある山からプテラに乗った。 

 

ルッカ

「え? マジこれ乗るの?

 

マール

「だ、大丈夫かな…

 

ボッシュ

「ワシ、高いところ苦手じゃー!」

 

 

アザーラのいるティラン城は高さ1000m。そびえ立つ崖の上にあった。

 

外敵からの侵入を防ぐ為に建設されたのだろうが、この高さは人の足で容易に上り降り出来るものではない。この場合、恐竜人にとっての外敵とは人間だけを示す訳ではないのかもしれない。同族の恐竜人か、あるいはもっと異なる意図があるかもしれない。

 

空を飛ぶプテラもそうだが、高いところから離着陸できる方が生活の利に叶う。恐竜人がもし翼竜系統であるならば、高さ1000mの崖上は快適な生活拠点になるのかもしれない。

 

ルッカ

「少し酸素が薄いけど問題ないレベルね。」

 

マール

「なんで、こんな高いところに城があるのー?」

 

ボッシュ

(高いところ怖いー! でも酔いが覚める!)

 

 

6人が降りると、エイラは真っ先に門へと走った。

 

ルッカ

「まって! 一人では危ない!」

 

マール

「ねえ? 恐竜人ってどんな顔しているのかな?

 

ボッシュ

「…」

ボッシュはプテラに酔ってゲロをほんの少し飲み込んだ。

 

 

全員が城に入ると門が閉じて鍵が掛かった。

 

ボッシュ

「どういうことじゃ?」

 

ルッカ

「え? まさか自動ロック?」

 

マールとルッカが反作用ボムを使い、ロボがタックルしてみるがビクともしない。

 

ルッカ

「これが原始の科学技術なの? これってもしかして私達の時代よりも上なんじゃないの?」

 

 

マール

「恐竜人って一体何なの? 魔法使える様になったけど、自信なくなってきた。

 

作品名:古代人とクロノトリガー 作家名:西中