古代人とクロノトリガー続編
ディラン城の偉大な遺産は人間の知識を遥かに上回るものであり、恐竜人こそが世界の覇者であり、人間は恐竜人に従属するべきと考えていた。
そんなアザーラもラヴォスの飛来で恐竜人が絶滅する未来に気付いた。
エイラ達をラヴォスの衝突に巻き込みたかったのか、あるいは単に恐竜人の遺産を自慢したかっただけなのかは判らない。バリアで自分だけラヴォスから逃れられると思っていたかどうかも判らない。
とにかく、アザーラを押し潰したラヴォスはまだ生きている。
クロノ達が飛来を目撃したそのラヴォスは古代のラヴォスとは繋がっていない。
65億年前のラヴォスの落下地点は古代では山脈になっていた。
古代でラヴォスが噴出した場所は山脈ではなく、遠く離れた海底神殿からだった。
原始時代と古代のラヴォスは別物である。
故にクロノ達の戦いは終わらない。
もしかしたら永遠に終わらない…
作品名:古代人とクロノトリガー続編 作家名:西中