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｢しっかりしてください、これを受ければ確かに依頼を失敗してもあれは貰えます、ですが成功すればさらに倍額になるんです、ただ、ここまでの金額をぽんと出すのは少し驚きましだが｣
｢そ、そうだよね、せ、成功したら一千万…｣

なおは未だに驚いているが、徐々に冷静さを取り戻していき、姿勢を正した。

｢分かりました、朝谷社長、この名探偵の来栖なおが依頼を受けます｣
｢まぁ、ありがとうございます、それでは来栖さん、助手さん、お願いします｣

姿勢を正し、緊張した面持ちのなおとは比較的に、落ち着いて笑顔でお礼を言う朝谷社長。

助手は、そんな二人を見ながら、今回の依頼はどうなる事かと心配になるのであった。