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機動戦士ガンダムRSD 第45話 選ばれた未来

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「シールド消滅」
 オペレーターが被害報告をした。
「ガンダムサイガー、来ます。
その後方にα艦隊」
 別のオペレーターが敵機の接近を報告した。
司令官は、ひじ掛けの上で握りこぶしを強く握った。

                                        ※

 ガンダムサイガーMk-3とα艦隊は、一斉射で要塞を攻撃した。
さらにガンダムサイガーは、港口に侵入した。
そして入港していた軍艦を一隻残らず撃沈した。

                                        ※

 その爆発の余波で指令室も爆発し皆が戦死した。

                                        ※

 要塞は、次々と誘爆を起こしていたがガンダムサイガーMk-3いまだ確認できなかった。
「サオトメ大佐は?」
 ブライアン艦長は、サオトメの安否を聞いた。
アイリス曹長も不安がっていた。
その時爆炎からガンダムサイガーMk-3が脱出した。
要塞は、誘爆を続けていた。
それをサオトメは、安堵の表情で見ていた。
それは、コロニー軍兵士皆が同じだった。
宇宙には、機動兵器や軍艦だったデブリが無数に広がっていた。
「ガンダムサイガーMk-3、シグナルを確認。
イエロー8デルタ」
 エルヴィン中尉が報告した。
その瞬間ブリッジにいた皆が安堵した。

                                         ※

 コンドワナのブリッジでは、自分たちの敗北を感じ兵士たちが泣いていた。
「地球軍に通信回線を開け」
 マーカー艦長がエルヴィン中尉に命令した。
「了解」
 エルヴィン中尉が地球軍に通信回線を開いた。
「地球軍残存部隊に通達する。
もはや君たちに戦闘継続能力は、ない。
速やかに降伏せよ。
無駄死には、するな」
 マーカー艦長が地球軍に呼びかけた。
するとドゴス・ギアもどきが停戦の信号弾を撃った。
それに見習うようにリーンホースJr.も停戦の信号弾を撃った。
そして両軍の艦艇は、次々に停戦の信号弾を撃った。
皆は、次々に自身や友軍の艦に着艦した。

                                          ※

 ラクス・クラインを臨時大統領とした大西洋連邦臨時政府は、休戦条約文の作文に追われていた。
地球の市民にも地球軍敗北の一報は、伝わっており皆は悲しみに包まれていた。
しかし地球軍のやり方に反感を持つ一部は、この一報に歓喜していた。
 C.E.74年コロニー連邦共和国政府と大西洋連邦臨時政府の間で休戦協定が結ばれた。
ベルリ首相とラクス臨時大統領は、握手を交わしたくさんの報道官がその姿をカメラに写した。
そして終戦のための協議に入った。