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機動戦士ガンダムRSD 第45話 選ばれた未来

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そのすきを狙われガンダムサイガーの接近を許しビームサーベルで攻防一体型アンチビームシールドを破壊された。
マユ大佐は、一度距離をとってからテレスコピック延伸式ビーム砲塔で狙撃しようとしたがガンダムサイガーに追いつかれテレスコピック延伸式ビーム砲塔をビームサーベルで切られた。
その衝撃は、マユ大佐を襲ったが何とか持ち直し最後のアロンダイトビームソードを抜刀しガンダムサイガーとつばぜり合いになり2機は回転した。
しかしガンダムサイガーのほうが出力が高く再びアロンダイトビームソードを切られた。
ひるんだすきに右腕を切られた。
さらにビームサーベルをナギナタ状にするとコックピットを貫こうとしてきた。
マユ大佐は、左腕のパルマフィオキーナ掌部ビーム砲で防ごうとしたが軌道をそらすのが精いっぱいで左腕は破壊された。
そして頭部をビームサーベルで貫かれるとビームサーベルを一度納刀するとクスィフィアスレール砲を両腕で引きちぎられた。
直後いたるところのモニターが破損し破片がマユ大佐を襲った。
ガンダムサイガーは、とどめと言わんばかりにもう一度ビームサーベルを抜刀しデスティニーガンダムのコックピットを貫いた。
ガンダムサイガーは、シールドとバズーカを回収すると前線に戻っていった。
 こうして地球軍の切り札であったガンダムは、全滅した。

                                     ※

 シグマン少佐は、モビルスーツ小隊に向けてビームライフルを撃ったが回避され逆にビームライフルの連射で反撃された。
シグマン少佐は、それを回避し続けた。
「舐めるな」
 シグマン少佐は、狙いをつけて1機のダガーLを撃墜した。

                                     ※

「当たった?」
 モビルスーツ小隊に動揺が走った。

                                     ※

「隠れるところを考えろ」
 シグマン少佐は、2機のモビルスーツのビームライフルの連射を回避し続けながら接近した。

                                     ※
「落ちろ」
 モビルスーツ小隊は、必死にビームライフルを連射しマン・マシーンを撃墜しようとした。
 ドゴス・ギアの主砲がミネルバのトリスタン2番砲に直撃した。
近くにいた乗組員は、即死した。
その衝撃は、ブリッジにいた皆を襲った。
「トリスタン、2番被弾」
 アーサー副長が被害報告をした。

                                     ※

 ブライアン艦長は、とどめを刺そうと考えていた。
「突撃する。
ミサイル撃て」
 ブライアン艦長の命令でドゴス・ギアから対艦ミサイルが発射された。
しかしボギー2は、対空機銃で迎撃したがそれがブライアン艦長の狙いだった。
「バレルロール、主砲、照準」
 ブライアン艦長は、ミサイルの爆煙を煙幕に見たててバレルロールし突撃しようと考えた。
ドゴス・ギアは、ボギー2と上下反航戦に入った。
「撃て」
 ドゴス・ギアは、船体にある主砲を発射した。
見事主砲は、ボギー2に命中した。

                                      ※

 その衝撃は、ブリッジにいた皆を襲った。
「両舷カタパルト大破。
発着艦不能。
艦長」
 アーサー副長が被害報告をし泣きついた。

                                      ※

 サオトメは、ボギー2を発見した。
「これで終わりだ」
 サオトメは、ボギー2の前に出ると大型V.M.B.Rの一撃でボギー2を撃沈した。

                                      ※
 
 メサイアの指令室では、司令官が決断した。
「レクイエムを防衛するのコロニー軍を排除する。
ネオ・ジェネシス照準。
フリーダム、アカツキ、レジェンドとデスティニーは?」
 司令官がガンダムの安否を聞いた。
「どれもシグナルロストです」
 オペレーターが報告した。
「グリーン18、ベータにガンダムサイガー」
 オペレーターが敵機の接近を報告した。
(皆討たれたというのか、あれに)
 司令官は、心中で驚愕した。

                                       ※

 リーンホースJr.を狙撃しようとしていた1機のザクをサオトメは、メガ・ビームライフルで撃墜した。
「艦長、サイジョウ元帥は?
一緒に要塞を破壊しようと思ったんですが」
 サオトメは、ガンダムエンペラーがいないのを不審がった。
「サイジョウ元帥は、被弾したから帰艦した。
要塞攻略は、我が艦隊とお前だけでやってくれないか?」
 マーカー艦長が事情を説明し申し訳なさそうに命じた。
「了解」
 サオトメは、そこで通信を切った。

 メサイアの指令室では、司令官がため息をついていた。
((まったく厄介な存在だな。
アツシ・サオトメ、タカノリ・サイジョウ。
まあ仕方がない。
奴等を討つのは、またあとだ)
 司令官は、今は戦争に勝つことだけを考えていた。
「面舵13、下げ舵8、ネオ・ジェネシス、射線軸固定。
出力90%」
 オペレーターが発射シークエンスを言った。
「発射口の敵を掃討後コロニーを討ってこの戦闘を終わらせる。
全軍に通達」
 司令官がオペレーターたちに命じた。
「了解」
 オペレーターが答えた。

                                       ※

 それは、サオトメも気づいた。
「リーンホースJr.」
 マーカー艦長たちは、再び通信を入れてきたサオトメを不審がった。
「コロニーレーザーもどきを撃ってくる。
射線上連中を下がらせろ。
早く」
 その言葉に皆は、戦慄した。
しかしコロニーレーザーもどきの発射のほうが早かった。
「シグマン、アイリス」
 サオトメは、2人を心配したが何とか2人は無事だった。
「機関最大。
回避」
 η艦隊全艦は、回避に成功した。
しかし遊撃艦隊二個艦隊が回避できず犠牲になった。
「第482と第523遊撃艦隊が」
 ステファニー軍曹が悲痛な声で報告した。
(ラクス。
貴様)
 ブライアン艦長は、ラクスに憎悪を抱いた。

                                        ※

 シグマン少佐とアイリス曹長は、戦慄していた。

                                        ※

「馬鹿な、何故?」
 ネオジェネシスでコロニー軍に大した被害を与えられなかったことに司令官は、驚愕した。

                                        ※

 サオトメは、ガンダムエンペラーのG-M.M.Bを借りるとロングソードモードで要塞のビームシールド発生器のリングを切り破壊した。

                                        ※
 それは、指令室でも確認できた。