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みとなんこ@紺
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ココロのほんのひとかけら

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ほんの少し夜も更けたかな、という辺り。
「あ!」
武藤遊戯宅に響く、大きな「あ」。
『どうかしたのか?相棒』
「・・・どうしよう。明日提出の課題、学校に忘れてきた…」
『忘れたら問答無用で補習だって言ってた奴じゃないのか?』
「うぅう~・・・」
どうしよう。明日誰かに手助けを頼むとしても…、だが堂々と真っ白の紙なぞ出すのは気が引ける。
『・・・相棒、ちょっと』
「え?わ」
何、と聞き返すヒマもなく、気が付いたらもう一人の自分と入れ替わっていた。
『どうしたの、もう一人のボク』
答えずにごそごそと彼は上着を引っ張り出して羽織ると、物音を立てないように部屋を抜け出し、階下へ。
玄関で靴を攫って、もう一度部屋に戻る。
お行儀悪いが机を乗り越え、窓を開けて窓枠に腰掛けるともう一人の遊戯は靴を履いた。
さて、準備完了。
机の上にちょこんと乗っている半身を振り返って、彼は悪戯っぽく笑って見せた。
「散歩に行こうぜ、相棒」