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みとなんこ@紺
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桜の木の下で
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のほんとした空気に容赦なく眠気を誘われるこの季節。
何となく温んだこの気配は昔から結構好きだった。
この陽気に誘われて、見た事のない何処かへ行ってみたくなる。ぽかぽか陽気に誘われて顔を出す、草木や動物たちの目覚めの気持ちが少しわかる気がするかもしれない。
そんな頃の話だ。
「今度の週末、お花見しない?」
天気も気持ち良いカンジだし、一部が綱渡りした学年末も無事終了。あとは春休みも間近だし。
だから杏子のお誘いに、皆一も二もなく頷いた。
作品名:
桜の木の下で
作家名:
みとなんこ@紺