バ―チャルパズドラにスクールアイドルが降臨した。
第1章
第1話
突然だが、美少女のご主人様になった。
「よろしくね♪ご主人様」
* * *
俺は、友達に勧められて『バーチャルパズドラ』を買ってみた。
「パズドラか。3DS版とSwitch版は持ってるけど、こっちはやったこと無いな」
『バーチャルパズドラ』とは、今年に発売されたフルダイブ式VRゲームだ。
詳しくは知らないが、今までのパズドラとは違うところがいくつもあるらしい。
とりあえず、起動してみる。
「リンクスタート」
* * *
ログインしてみると、そこにはとても広い世界が広がっていた。
「すっげぇ」
草の揺れる音も、風の気持ちよさも、地面の感触も、全てが現実クオリティーだ。
ピコン
「ん?」
『ログインありがとうございます。
パートナーを決定するのでガチャを引いてください。(やり直し不可)
Yes/No 』
とりあえず、『Yes』を押した。
ヒューーーーーーーーーーーー・・・ドーン!
金色のガチャドラが落ちてきた。
胸に何か書いてある
『腕を引いてください』
書いてある通り、腕を引く。
カランコロンカランコロン…
出てきたのは、超絶激レアの虹色卵だった。
ピシ…ピシ…ピシ…
卵にひびが入っていく。
パッカーーーン!
「これは…」
モンスターのアイコンが出てきたのだが、とてつもない美少女だ。
ピコン
『アイコンをタッチするとモンスターが解放されます。』
解放ってどうゆうことだ?
とりま、やってみるか。
ピカーーーーーーン!!
「うぉ!!」
アイコンが強烈な光を放つ。
それが徐々に崩れていき、光のリボンと化す。
解かれたリボンが、まるで寄り添うかのように絡み合っていく。
光が収まると…
そこに美少女が立っていた。
「やったーーーーーーーーーー!外だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
…。
は?
「おっとっと、あいさつしなきゃ。
あなたがご主人様なんだね!
私、高坂穂乃果、高校二年生!
スクールアイドル『μ‘s』のリーダーだよ!
よろしくね♪ご主人様」
* * *
こうして、冒頭に戻るわけだ。
「ご主人様ぁ、穂乃果と遊ぼうよ~」
「ええと、ステータスは…」
「無視!?」
『 高坂穂乃果 Lv.1
☆9 火/光属性 アイドル/攻撃タイプ
HP:1936 攻撃:920 回復:10
リーダースキル[START:DASH!!]
・アイドルタイプの攻撃力9倍。HPは2倍。
・火の1コンボごとに攻撃力3倍
・サブ枠が8になる
スキル[ファイトだよ!] Lv.1 18ターン
・水を火、闇を光に変換
・1ターンの間火ドロップが落ちやすくなる 』
…。
ちょいと強すぎな気がしますね、ハイ。
作品名:バ―チャルパズドラにスクールアイドルが降臨した。 作家名:ふゆくれ@ノベリスト