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ふゆくれ@ノベリスト
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ラブライブ!スクールアイドルオールスターズ!?

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 前書き:マリー記念日おめでとう!(鞠莉ちゃん、誕生日おめでとう!)

 
 せつ菜の葛藤と決意
 

 (せつ菜side)


 「はあ…」

 私は家でため息をついていた。
 
 なぜなら、今の私は相反する二つの気持ちに押しつぶされそうになっているからだ。




 優木せつ菜として、ラブライブ!に出たい気持ち。

 中川菜々として、あのときの過ちを繰り返すのは許せないという気持ち。




 本当は、ラブライブ!に出たい。
  
 だけど…もしエントリーしたとして、またあの時のように激しい衝突を起こしたら、同好会は再びばらばらになってしまう。







 「私は、どうすればいいんでしょうか?」

 そう言うと、数年前にある人からもらったペンダントを握りしめる。

 そして、その人の名前を呼ぶ。




 















 「あなたならどうしますか?……にこさん」



 






















    *       *       *


 同じころ…

 (歩夢side)

 私は、侑ちゃんと電話で話していた。

 『まさかせつ菜ちゃんがそんなことを言うなんて…』

 侑ちゃんはとても驚いてるようだった。

 『説得はできなかったの?』

 「うん。みんなショックが強すぎて固まってたもん」



 侑ちゃんは一瞬黙った。




 『…それじゃあさ、私が説得してあげよっか?』

 「え!?」

 侑ちゃんはこう続ける。

 『よく考えたらさ、私が“ラブライブ!になんか出なくていい!”なんて言っちゃったのも原因だと思うんだ。自分がしたことの後始末は自分がしないと』

 「侑ちゃん……ありがとね」

 『お礼なんかいいって。幼馴染でしょ?』

 「うん!」

 それから、何時間も会話してしまった。




    *       *       *




 次の日…




 (せつ菜side)


 授業が終わり、私は一人、生徒会室にいた。

 「はあ…」

 あれから一晩中考えたけれど、結局答えは出なかった。

 「どうすればいいんでしょう…」

 

 コンコン…


 その時、生徒会室入口のドアがノックされた。

 「どうぞ」


 ガチャ…


 「…ッ!」
 

  入ってきたのは、侑さんと歩夢さんでした。




 「…何の用でしょう」

 「説得に来たんだ」

 侑さんは真剣なまなざしでそう言いました。

 「歩夢さんから聞いたでしょう。私はラブライブ!に出るつもりはないです」

 「それは、せつ菜ちゃんの本心なの?」

 「…………はい。」

 「本当に?それは中川菜々としてじゃなく、優木せつ菜としての本心なの?」

 「………………」

 そう言われると、私は迷ってしまう。

 出ないことが本当に正しいのか、出たほうがいいんじゃないか、と。

 「じゃあせつ菜ちゃん、なんで出ない決心をしたの?」


 核心的な質問をしてきました。

 「それは「みんなにまた迷惑をかけたくないから?」…ッ!!」

 なんと、侑さんは私の葛藤を当ててしまいました。 

 「……はい。」

 「せつ菜ちゃん、本当の気持ちを教えて。ラブライブ!に出たい?」


 私は…