炎倶楽部 第参話 いざ反撃
或仁と蘭須郎は、本拠地である天上の世界に帰還した。煉獄 杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)と紅 秀人(くれない ひでと)が、2人を出迎えた。
「曙女史、灯青年、今回の任務は完了だ。よく頑張った!」
「グッジョブ」
満開の桜の木のそばで、炎のように熱い心の剣士たちは、ねぎらいの言葉をかけながら互いに握手を交わした。
1人の優しそうな若い女性が、彼らの様子をひそかに見つめていた。煉獄杏寿郎の母、煉獄瑠火(れんごく るか)である。
「こちらでも立派な仲間ができましたね、杏寿郎…」
彼女はそっとつぶやくと、微笑みを浮かべた。
作品名:炎倶楽部 第参話 いざ反撃 作家名:藍城 舞美