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鈴木蓮一郎
鈴木蓮一郎
novelistID. 68389
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永遠につづくきせき (v1.1)

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小「“敵”という幻を大衆にイメージさせようとします。」
監「幻想の指導者が悪用する大衆の脳内物質は何ですか?」
小「オキシトシンです。幻想の指導者は大衆が仲間を守ろうとする気持ちを悪用します。オキシトシンの効果で仲間と“敵”との間に線引きを迫り、“敵”への攻撃を容認させるよう仕向けます。」
小「本当は誰にも敵などいないのに。傷つけてよい者など どこにもいない。」
監「幻想の指導者は主観的願望を客観的事実にすり替えようとしますね。」
小「はい。大衆は客観的事実が伝えられているつもりですが実際に伝えられているのは幻想の指導者の主観的願望です。」
監「かわいそうに。」
小「情報が統制されていたりするので気づかないんです。幻想の指導者によって自分達が恥をかかされていることに。」
監「幻想の指導者に見られる顕著な性質は他にありますか? あるとしたらそれは何ですか?」
小「あります。自分のことは棚に上げて“敵”の価値を下げようとする性質です。これによって自分の価値が相対的に高まったかのように大衆に錯覚させようとします。」
小「この性質により問題が起きたときの自分の責任を“敵”へ転嫁しようとします。例えば自国内の民間軍事会社の反乱の責任が何故か“敵”へ転嫁されます。」
小「要はケンカしている幼稚園児に見られる性質ですね。これは幻想のコスモスとの繋がりによって大脳の一部が退行していることによって引き起こされます。」
監「なんてことだ!」
監「幻想の指導者と鬼の始祖において幻想のコスモスとの繋がりを断つ方法はありますか?」
小「どちらともあります。」
小「ただし鬼の始祖は鬼になってすぐでなければ効果がありません。薬物を用いて幻想のコスモスとの繋がりを断たせることが可能です。」
小「幻想の指導者は薬物が必要とは限らず主観的願望を断念することによって幻想のコスモスとの繋がりを断つことが可能です。」
小「もし幻想のコスモスとの繋がりを断つことができれば退行が治るので少なくとも正常な大人の大脳の状態には戻ります。」
小「幻想の指導者は、何度でもしつこく発生しますし自力で回復でき得ることから、俺達の限られた人的資源で対応するのは現実的ではありません。」

〇線路
テ=テロップ
テ「西暦1966年から50年後」
テ「西暦2016年12月」 ※短い現代パート
テ「埼玉県某所」
 プァー ガタンゴトン 電車が通る。
 ガチャン 線路の軌道が変更され、別の方向の線路と繋がる。
 井上 源三郎(23)が線路を見ている。
 パシャ 源三郎は線路を撮影する。
源「完璧だ」
源「奇跡の軌跡を描いている」
 久川 鉄道(21)が通りかかる。
鉄(この人(源三郎)は線路に立ち入らずにマナーを守ってるな)
鉄「寒い中、精が出ますね!」
 ややっ
源「誰だね、君は?」
鉄「俺 久川 鉄道っていいます」
源「鉄道!?」
鉄「ええ。あだ名は“ぽっぽ”なんすよ」

〇路上
 近藤 勇(35)と藤堂 平助(25)が歩いている。
 へっきし
勇「やっべー寒さだぞ」
 と、くしゃみが出る。
 ダンボール箱が置かれている。
 勇と平助はダンボール箱の中を見る。ダンボール箱の中には1匹の子猫が入っている。
勇「捨て猫か」
平「近藤さんち 猫2匹も飼ってるから、もう無理だよね?」
 ヒョイ 平助は子猫を抱き上げ、暖めてやる。
勇「もう1匹くらいなら飼えると思うけど」
平「そう? お父さんが拾ってきちゃうのは娘が拾ってきちゃうのとは話が変わってくるんじゃないの?」
勇「そうかな…?」
勇「でも、平助んちも無理だよね?」
平「うん。」
勇(ハムスターを飼ってるから)
勇(成長した猫に食べられてしまう危険がある。)
 通行人Aが通りかかる。
平「あー、子猫を世話できる人 通りかからないかなー」
 と、通行人Aに聞こえるように言いながら通行人Aを見る。
 サッ
A(チンピラだ!)
 と、目をそらして通りすぎる。
 ちっ 平助は通行人Aに聞こえるように舌打ちをする。
勇「おいおい、あの人(通行人A)のせいじゃないだろ」
勇(平助のガラの悪さのせいで素通りされてる気がするぞ)
ダ「いいえ。そうとも限りません。」
 と、タタキ・ダイが通りかかる。
ダ「今、偶然ここを通りかかる人間、全員の問題とも考えられます。」
 宿海 仁太(21)が通りかかる。
仁「捨て猫っすか」
勇「そうみたい」
ダ「私は飼えません。」
平「俺達(勇と平助)も飼えないんだ。」
仁「じゃ、俺 飼っていっすか」
勇「えっ、うん。飼えるの?」
仁「はい」
 じっ
平「君 猫飼ったことあるの?」
 と、仁太を見る。
仁「ないっす」
勇(あれ? この人(仁太)あそこの店でバイトしてた人だ)
勇「平助、この人なら大丈夫だと思うよ」
平「あ、近藤さんの知り合い?」
勇「彼(仁太)になら猫を渡しても平気だよ」
 平助は子猫を仁太に渡す。
 仁太は子猫を暖めてやるために懐に入れる。
 ヒョコ 子猫は顔だけ覗かせる。
テ「ブリーダー(繁殖業者)について」
カ「おや、この子猫の品種はスコティッシュ・フォールドですね。」
 と、カイ・セッツ(外国の人)が通りかかる。
仁「耳が折れてるんすね」(それでFoldか)
カ「それは、この子猫が折れ耳の形質の優性(後述)の対立遺伝子(F)を1個(Ff)か2個(FF)持っているからですね」
カ「耳の折れていない個体(通常の個体)は通常の対立遺伝子2個(ff)です(折れ耳の遺伝子0個)」
仁(FF,Ff,ffの3種類…)
カ「折れ耳の個体は軟骨や骨の疾患になりやすい(骨軟骨異形成症(Osteochondrodysplasia))」
仁(FFとFfは軟骨や骨を患いやすい…)
カ「特にFFだと深刻な痛みをともなう関節疾患(degenerative joint disease)になるので、“倫理的なブリーダー”はFFが生まれる可能性のある交配を避けます。」
仁(FF,Ff,ffの3種類から重複を許して父母2匹選ぶ交配は6通りある(重複組み合わせ))
仁(1. FFxFF)
仁(2. FFxFf)
仁(3. FfxFf)
仁(4. FFxff)
仁(5. Ffxff)
仁(6. ffxff)
仁(1番から3番までは折れ耳の個体同士の交配)
仁(4番と5番は折れ耳の個体と通常の個体の交配)
仁(6番は通常の個体だけなので除外して考える)
仁(交配の結果は)
仁(1番では100%の確率で深刻な疾患になる)
仁(1-1. FF(深刻な疾患))
仁(1-2. FF(深刻な疾患))
仁(1-3. FF(深刻な疾患))
仁(1-4. FF(深刻な疾患))
仁(2番では50%の確率で深刻な疾患になる)
仁(2-1. FF(深刻な疾患))
仁(2-2. Ff)
仁(2-3. FF(深刻な疾患))
仁(2-4. Ff)
仁(3番では25%の確率で深刻な疾患になる)
仁(3-1. FF(深刻な疾患))
仁(3-2. Ff)
仁(3-3. fF)
仁(3-4. ff)
仁(4番と5番では0%で、“倫理的なブリーダー”と称される)
仁(4-1. Ff)
仁(4-2. Ff)
仁(4-3. Ff)