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眩む、怪しい光

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お姉さんの所にいたガーゴイルは、他のガーゴイルが倒されていなくなったのに気がつくと、お姉さんから離れくるりとジン達の方を見回し、一瞬静かになったが、やがて笑い出した。
「デビチルドレンが、こんなに…
…………ハハハハハハハハ!!!」

それぞれのパートナーが、必殺技を放つ準備をしている。
そしてガーゴイルは、急に翼を広げて、ジン達の方に向かって一直線に飛んできた。
しかし、その目はどこか虚ろで、ちゃんとジン達を見ているわけではないようだった。

「最期に良い事を教えてやろう!!
この世界にも時の歪みが出現した!!
だから、この世界はもう終わりなのだ!!!」

「ジン!」
「アキラ!」
「ああ。」
「わかってるって!」

「ライトハウリング!」
「ダークハウリング!」
そして、ランドとゲイルが必殺技を放つ。
ドガァァァン!!という音と共に、ガーゴイルの姿は消えた。

「……やった、…のか…?」

少しの間空気が沈黙した後、アミが、ジンとアキラへ向けて、
ぽつりと話した。

「ジンさん、アキラさん…
…あなた達は、デビチルドレンとして、目醒めてしまったの。」
作品名:眩む、怪しい光 作家名:きまま