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眩む、怪しい光

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一方、マサキの周りには6体のガーゴイルが取り囲むように浮かんでいた。
その中のボスらしき一体は、激昂しているようだった。
「ヌアアアアアア!!!
者共行けエエエエェ!!!
目障りなゴミを、ヴァルハラのためにも排除するのだァァァァ!!!」
そして、ガーゴイルが次々とマサキ達のところへ向かって来た。

「コーーーーール!!」
マサキはクレイ共に戦うデビルを呼び出す。
今回呼び出したのはリュウ種族のデビル、アナンタだ。
蛇のような姿のデビルで、胴体はオレンジのような色、頭部と尻尾の先は銀のメタリックのような素材になっている。
アナンタは言葉を話さないデビルだが、デビルチルドレンであるマサキは、アナンタと意思疎通する事ができるのだ。
クレイがアナンタに話す。
「アナンタ!久しぶりに暴れようぜ!!」
アナンタは頷いている。

マサキがアナンタに声をかける。
「頼むぜ、アナンタ!!」
「………!(アイシクル)」
1体のガーゴイルに向かって、細長い氷柱が飛んで行き、当たったかと思うと、下から細長く鋭い巨大な氷柱が、グサァ!グサッ、グサァ!!と突き出て、1体のガーゴイルを倒した。
しかし残りのガーゴイルは、次々向かって来ている。

「クレイ!キング・ストームだ!!」
「ああ!!耐えられるもんなら耐えてみな!!キング・ストーム!!!」

キング・ストームは、パートナーの最終形態が使う事ができる必殺技で、敵に全体8回攻撃ができるという、他の技に比べて攻撃回数が明らかに多い(チートじみた)必殺技である。
ドガアアン!!ボガアアン!!という音と共に、1回の攻撃につき1体ずつガーゴイルは倒されていく。
そして、キング・ストームが終わり切る前に、敵のガーゴイルは全滅した。
マサキはへへっと笑う。
「力持ちのクレイの連続8回攻撃…
超強力だっただろ?」

そして、タカハルの方を見ると、タカハルもガーゴイルを倒し終えた所だった。
ジン達のところを見ると、彼らにもパートナーらしきデビルの姿が見え、ガーゴイルの姿はない。
「さてと…」
マサキやジン達は、残っているお姉さんの所にいるガーゴイルに視線を向けた。

作品名:眩む、怪しい光 作家名:きまま