zoku勇者 ドラクエⅢ編 完全版 イシス編
ロマリアでのお役目も無事終り、一行は東の橋を渡って
新しい場所を目指す。アッサラームと言う町がありそこで
今日の宿を取る事にした。今までの町や村よりもかなり広く
お店の数も豊富で目移りしそうだ。
「おお!ワタシのトモダチ!あいたかった!」
色々と町中を見て回っていると……、突然変なカタコトの商人が
ジャミルに声を掛けてきた。
「俺、あんたなんか知らないんだけど……」
「出会った人、皆ワタシのトモダチ!」
(やっぱりそれなりに都会だと変な奴もいるよな……)
いつでも何処でもあんたは変なんですが。
「……で、今日は何かいますか?」
「物買わせんのかよ!」
「まあまあ、そういわず、ほかの店より防具ウチでかたほが
これぜったいおとくよ!」
カタコト商人はジャミルに押せ押せムードでどんどんPRを始める。
「……で、どんなのがあるんだ?」
「ちょと、待つよろしね」
「……」
商人を待つ事、数分後……。
「じゃ~ん、これこれ!あぶない水着!ウチの店しか
置いてないヨ!どお、うしろのおじょさん、ひとつどお?
でも、おじょさん、……良くみたらあなたおむねないね?」
商人が自分の店に戻り、うっかり着たらおっぱいポロリ状態の
超ハイレグ水着をわざわざ持って来た……。
「……えっちいい~っ!!しかも胸無いって何よううーーっ!!」
アイシャが思いっ切り商人をグーパンチで殴り倒し……、
泣きながら走って行ってしまった。
「あ、コラ待てアイシャ!一人でチョロチョロするんじゃね~っ!」
……慌ててジャミルもアイシャを追って走って行くが、……アイシャは
泣きながら彼方此方の建物を拳で破壊しまくりながら暴走状態である……。
「……ご愁傷様です、お気の毒……」
アルベルトが気の毒な商人を拝んでいる……。
「この人何か持ってないかなあ~、あ!ラッキー!チョコだあ~っ!」
ダウドが商人の服のポッケをごそごそ漁り……、チョコレートを
盗んでしまった。
「……ガキコワいヨ~、ガキキライネ~……」
……
一行はアイシャの機嫌を直すため喫茶店へと入る。アイシャは餅の様に
ぷくっと頬を膨らませブン剥れている……。
「なあ、アイシャ、何食う?」
「……」
「何でも好きなモン頼んでいいからさ……、な?」
アイシャの顔がぱあっと明るくなり目を輝かせる。
「ほんとっ?いいのっ?」
「ああ、いいよ、何でも食えよ……、機嫌直してくんねえと
俺の命が危ねえんでよ……」
「わーい!じゃあねえ……、♪うふふ、何にしようかなーっ!
プリン食べたいーっ!」
アイシャはウキウキでメニュー票を見ている。だが、やっとこさ、
機嫌が良くなって来た処に……。とんでもない妨害が入る……。
「ハーイ!ねえ、其処の素敵なお兄さん!」
「……はいい?うわっ!」
突然巨乳のお姉さんがジャミルの背後に立つと両手で身体を抱擁してきた。
……しかも、ジャミルの頭の上に胸を乗せてくる……。
ぼよん、ぼよん、ぼよよよん……、ぼんよよよん……
ジャミルの頭の上に乗っかった大きなおっぱいがぷるぷる震えている。
……ジャミルの頭の上で……。ぷるぷると……。
「あたしの家パフパフ屋なの~、お兄さんかっこいいから
是非サービスしちゃうわ~ん♡今夜、もし良かったら私の家で
お待ちしてるわねー♡」
お姉さんはジャミルにちゅっと投げキスをし、手を振って
喫茶店を出て行った。
「パ、パフパフ……、パフパフ……、やっぱでけえって神だなあ~……、
……まな板じゃ胸に顔挟めねえもんな……、ヘッ、ひひひっ!」
「ジャミル……、ま、前っ、前っ!」
志村後ろ後ろ……、ではなく、ジャミル前前でダウドがジャミルを突っつく。
「へ……?ひ、ヒッ!?」
「……ジャミルのぉ~……、へんたい……」
ジャミルがはっと我に返り、正面席を見るとアイシャが般若の様な
形相で……肩をわなわなと震わせ、椅子から降りて怒りモードで
突っ立っていた……。
「おい、……ち、違うぞアイシャ!あれはさっきの女が勝手に……」
しかし、すでにアイシャからは ……わたしゆるさないんだからあ~!!
オーラが出ていた。
「……なんまんだーぶ……」
「な、何拝んでんだよ、アル!」
「……オイラし~らないっと!キャー!知りませんよおー!
知らないったら知らないよお~!!」
ダウドが一目散に店から渦巻き走りで逃げて行った。
「自分の責任は自分で取ろうよ」
と、騒ぎに巻き込まれたくないアルベルトもそそくさと逃げ出す。
「……こ、このっ!薄情者野郎共めっ!!」
「……ジャ~ミ~ル~?なによっ!デレデしちゃってっ!……あ、あんなに
立ってるっ!嫌らしいわねっ!……どうせ私の胸と比べたんでしょっ!
あったまきちゃうっ!」
「ア、 アイシャ、……落ち着けって、な?な?な?別にいいだろ?てか、
見てんじゃねえよ!胸なんかなくったってさあ~、そんなモンあったらお前、
余計体重が増加するだけだぞ!」
ジャミルは慌て、尖った箇所をぱっと抑えて手で隠す……。
そして、フォローしているつもりなのだろうが、全然慰めに
なっておらず。
「……ばかあ~っ!!どうせ私は胸がありませんよ~っだ!!」
アイシャは又も泣きながらジャミルに顔面パンチした挙句、店のドアを
ぶち壊し、外に飛び出して行ってしまった……。
「あ~あ、お客さん、ちゃんと弁償して下さいよ!?」
「……やかましいやい!」
翌日……。散々な目に遭いジャミル達はアッサラームを後にする。
アッサラーム名物ベリーダンスも見られなかった。
「この先の砂漠を抜けた所にイシスって言うお城があるって町の人が言ってたよ」
どうにか機嫌が直ったアイシャが口を開く。……しかし、ジャミルの
背中には『私は勇者ですが発情期のスケベです』……、と書かれた紙が
貼ってあった。気付かれない様にアイシャがこっそり貼ったのである。
ジャミルは未だ気づかず暫くそのままの状態のまま町を歩いていた。
「今度は砂漠かよ……」
……
そして背景は変わり、灼熱地獄の砂漠の中をジャミル達は歩いていた。
「う~っ……、あついよおお~……、もえちゃうよおお~……」
「はあ、本当に暑いわね……、オアシスないのかしら……」
暑さに唸るダウドとアイシャが水浴びを要求している。
「……暑い……」
いつもは冷静なアルベルトでさえ思わず声を漏らす。
「あづい~!しぬう~……!!」
「……少し我慢しろダウド……」
「あついものはあついんだよおお~!!アイス食べたい!かき氷食べたい!
ジュースのみたいいいっ~!!……ストリップ劇場行きたいーーっ!!」
……語尾に叫んだのは一体何であろうか。
「キィーーっ!!お黙りなさいダウド!みんな我慢してるのよおーーっ!!」
……そう言ってダウドにビンタし始めるジャミル。
「……暑さでジャミルも絶対おかしくなってるよ、……でも、
新しい場所を目指す。アッサラームと言う町がありそこで
今日の宿を取る事にした。今までの町や村よりもかなり広く
お店の数も豊富で目移りしそうだ。
「おお!ワタシのトモダチ!あいたかった!」
色々と町中を見て回っていると……、突然変なカタコトの商人が
ジャミルに声を掛けてきた。
「俺、あんたなんか知らないんだけど……」
「出会った人、皆ワタシのトモダチ!」
(やっぱりそれなりに都会だと変な奴もいるよな……)
いつでも何処でもあんたは変なんですが。
「……で、今日は何かいますか?」
「物買わせんのかよ!」
「まあまあ、そういわず、ほかの店より防具ウチでかたほが
これぜったいおとくよ!」
カタコト商人はジャミルに押せ押せムードでどんどんPRを始める。
「……で、どんなのがあるんだ?」
「ちょと、待つよろしね」
「……」
商人を待つ事、数分後……。
「じゃ~ん、これこれ!あぶない水着!ウチの店しか
置いてないヨ!どお、うしろのおじょさん、ひとつどお?
でも、おじょさん、……良くみたらあなたおむねないね?」
商人が自分の店に戻り、うっかり着たらおっぱいポロリ状態の
超ハイレグ水着をわざわざ持って来た……。
「……えっちいい~っ!!しかも胸無いって何よううーーっ!!」
アイシャが思いっ切り商人をグーパンチで殴り倒し……、
泣きながら走って行ってしまった。
「あ、コラ待てアイシャ!一人でチョロチョロするんじゃね~っ!」
……慌ててジャミルもアイシャを追って走って行くが、……アイシャは
泣きながら彼方此方の建物を拳で破壊しまくりながら暴走状態である……。
「……ご愁傷様です、お気の毒……」
アルベルトが気の毒な商人を拝んでいる……。
「この人何か持ってないかなあ~、あ!ラッキー!チョコだあ~っ!」
ダウドが商人の服のポッケをごそごそ漁り……、チョコレートを
盗んでしまった。
「……ガキコワいヨ~、ガキキライネ~……」
……
一行はアイシャの機嫌を直すため喫茶店へと入る。アイシャは餅の様に
ぷくっと頬を膨らませブン剥れている……。
「なあ、アイシャ、何食う?」
「……」
「何でも好きなモン頼んでいいからさ……、な?」
アイシャの顔がぱあっと明るくなり目を輝かせる。
「ほんとっ?いいのっ?」
「ああ、いいよ、何でも食えよ……、機嫌直してくんねえと
俺の命が危ねえんでよ……」
「わーい!じゃあねえ……、♪うふふ、何にしようかなーっ!
プリン食べたいーっ!」
アイシャはウキウキでメニュー票を見ている。だが、やっとこさ、
機嫌が良くなって来た処に……。とんでもない妨害が入る……。
「ハーイ!ねえ、其処の素敵なお兄さん!」
「……はいい?うわっ!」
突然巨乳のお姉さんがジャミルの背後に立つと両手で身体を抱擁してきた。
……しかも、ジャミルの頭の上に胸を乗せてくる……。
ぼよん、ぼよん、ぼよよよん……、ぼんよよよん……
ジャミルの頭の上に乗っかった大きなおっぱいがぷるぷる震えている。
……ジャミルの頭の上で……。ぷるぷると……。
「あたしの家パフパフ屋なの~、お兄さんかっこいいから
是非サービスしちゃうわ~ん♡今夜、もし良かったら私の家で
お待ちしてるわねー♡」
お姉さんはジャミルにちゅっと投げキスをし、手を振って
喫茶店を出て行った。
「パ、パフパフ……、パフパフ……、やっぱでけえって神だなあ~……、
……まな板じゃ胸に顔挟めねえもんな……、ヘッ、ひひひっ!」
「ジャミル……、ま、前っ、前っ!」
志村後ろ後ろ……、ではなく、ジャミル前前でダウドがジャミルを突っつく。
「へ……?ひ、ヒッ!?」
「……ジャミルのぉ~……、へんたい……」
ジャミルがはっと我に返り、正面席を見るとアイシャが般若の様な
形相で……肩をわなわなと震わせ、椅子から降りて怒りモードで
突っ立っていた……。
「おい、……ち、違うぞアイシャ!あれはさっきの女が勝手に……」
しかし、すでにアイシャからは ……わたしゆるさないんだからあ~!!
オーラが出ていた。
「……なんまんだーぶ……」
「な、何拝んでんだよ、アル!」
「……オイラし~らないっと!キャー!知りませんよおー!
知らないったら知らないよお~!!」
ダウドが一目散に店から渦巻き走りで逃げて行った。
「自分の責任は自分で取ろうよ」
と、騒ぎに巻き込まれたくないアルベルトもそそくさと逃げ出す。
「……こ、このっ!薄情者野郎共めっ!!」
「……ジャ~ミ~ル~?なによっ!デレデしちゃってっ!……あ、あんなに
立ってるっ!嫌らしいわねっ!……どうせ私の胸と比べたんでしょっ!
あったまきちゃうっ!」
「ア、 アイシャ、……落ち着けって、な?な?な?別にいいだろ?てか、
見てんじゃねえよ!胸なんかなくったってさあ~、そんなモンあったらお前、
余計体重が増加するだけだぞ!」
ジャミルは慌て、尖った箇所をぱっと抑えて手で隠す……。
そして、フォローしているつもりなのだろうが、全然慰めに
なっておらず。
「……ばかあ~っ!!どうせ私は胸がありませんよ~っだ!!」
アイシャは又も泣きながらジャミルに顔面パンチした挙句、店のドアを
ぶち壊し、外に飛び出して行ってしまった……。
「あ~あ、お客さん、ちゃんと弁償して下さいよ!?」
「……やかましいやい!」
翌日……。散々な目に遭いジャミル達はアッサラームを後にする。
アッサラーム名物ベリーダンスも見られなかった。
「この先の砂漠を抜けた所にイシスって言うお城があるって町の人が言ってたよ」
どうにか機嫌が直ったアイシャが口を開く。……しかし、ジャミルの
背中には『私は勇者ですが発情期のスケベです』……、と書かれた紙が
貼ってあった。気付かれない様にアイシャがこっそり貼ったのである。
ジャミルは未だ気づかず暫くそのままの状態のまま町を歩いていた。
「今度は砂漠かよ……」
……
そして背景は変わり、灼熱地獄の砂漠の中をジャミル達は歩いていた。
「う~っ……、あついよおお~……、もえちゃうよおお~……」
「はあ、本当に暑いわね……、オアシスないのかしら……」
暑さに唸るダウドとアイシャが水浴びを要求している。
「……暑い……」
いつもは冷静なアルベルトでさえ思わず声を漏らす。
「あづい~!しぬう~……!!」
「……少し我慢しろダウド……」
「あついものはあついんだよおお~!!アイス食べたい!かき氷食べたい!
ジュースのみたいいいっ~!!……ストリップ劇場行きたいーーっ!!」
……語尾に叫んだのは一体何であろうか。
「キィーーっ!!お黙りなさいダウド!みんな我慢してるのよおーーっ!!」
……そう言ってダウドにビンタし始めるジャミル。
「……暑さでジャミルも絶対おかしくなってるよ、……でも、
作品名:zoku勇者 ドラクエⅢ編 完全版 イシス編 作家名:流れ者