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七月七日 夏々
七月七日 夏々
novelistID. 6875
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人は変わると言うけれど1

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((((((((((本当にいたよ、あの火渡を動かせる奴・・・!!!))))))))))

あまりの驚きに、普段ならば、絶対に一つになるなど不可能であろうメンバーの心(の声)が一つになった。
ちなみに、カイ曰くのどっかの馬鹿は、カイの手によって、白虎族の青年と共に気を失いかけている。

「ていうか火渡、手!手ぇ放せ!!」
「二人とも白目剥きかけてるから!!!」

もう、かろうじて痛みによって意識を保っているような状態の二人に気が付いたリックとライが慌てて止めにかかるも、

「フン、これくらいで死なんだろう、こいつらは」
((し、死にそうだ(ネ)・・・・!))

解放を求めてもがくレイとマックスもどこ吹く風、だ。
お花畑が見え始めた二人が覚悟を決めた、その時だった。

「ちょっ・・・・!入っていきなり何やってんだよ、カイ!お前本気出すと握力凄まじいんだから、二人とも死んじまうって!!」

焦りを多分に含む、聞きなれた声。
いや、前に聞いた時よりも、若干声が高い、か・・・?

ともかく、懐かしい声の持ち主を確認しようとしたところで。
その、制止をカイがおとなしく(しかし物凄く不機嫌な表情のまま)聞き入れて、手を離した(最後にとどめと言わんばかりに、一瞬更に力を込めたような気がしないでもないが)事に驚いて、疑問に思う。

火渡カイに言う事を聞かせられるはずの者は、女ではなかったか?
だが、今の声は。

「OH〜〜〜〜〜頭がズキズキするネ・・・・・」
「ほ、本気で死ぬかと思った・・・・・助かったよ」
「「タカオ」」

名前を呼ぶと同時に振り返ったレイとマックスの視線をたどり、カイが少し体を脇に寄せたその先に居る人物を見て。
会場にいた全員が、絶句した。

「大丈夫か?レイ、マックス」

そこにいた、レイとマックスを心配して声をかける、世界大会三連覇のチャンピオン・木ノ宮タカオは。

シンプルな、薄い水色のパーティードレスに身を包んだ
正真正銘の女性、だった。










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前編で変わっちゃったのは、会わないうちにいつの間にか彼女持ちになった挙句、どうも逆らえないっぽいカイ様。

カイタカのはずなのに、タカオが出てこないという罠←