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zoku勇者 ドラクエⅢ編 その後編 ミニマム・カルテット編

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貰えたんだよ……、ね?」
 
ダウドが何だかなあな複雑な表情をし、皆の方を見た。
 
「んなの、偶然だよ、偶然!」
 
ジャミルがダウドに向かって手を振った。
 
「……そうかなあ……」
 
「じゃあダウドはあのクソ小悪魔に感謝しろって言いたいのか!?」
 
「そうじゃないけど……、うーん、何て言ったらいいのかなあ……?」
 
「気にする事ないわよう!考え過ぎなのよ!」
 
アイシャも口を尖らせダウドに注意する。
 
「それよりも……、皆、見てごらんよ、山竜の塔だ……」
 
アルベルトが指差す方向にはリーダー格の言った通り……、
目の前に山竜の塔が聳え立っていた。
 
「チビちゃん……、やっぱり私達……、決して離れたりしない……、
いつも一緒なのね……」
 
「行こう……、チビを取り返すんだ!……んで、竜の涙も
頂戴しねーとな!」
 
悪戯っぽくジャミルがウインクし、皆に笑い掛けた。
4人は三流の塔へと歩き出す……。
 
 
「……どうやら、又あの連中が来るらしいね……、しかし、
よくもまあ、あんな物……、半分冗談で言ったんだけど……、なんて
言ったらキレるね……、……仕方ない、約束は約束だ……、奴らの話
ぐらい聞いてやろうか、確かに僕は同じ種族のこのチビを仲間として
ここまで呼んで導いたけど、人間共の目的は分らないや……」
 
山竜はそう言ってジャミル達が入って来れる様、塔の結界を解いた。