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｢ですが、私もいずれは天界に帰るつもりです。デュラハンに壊された所を直さなければいけませんからね｣
　天界には、まだデュラハンの爪痕が残されていた。それをイリスの神力で修繕しなければならなかった。
｢それは大仕事だな。俺達にできることはないのか？｣
　ガルシアが訊ねた。
｢天界の事ですからね、ウェイアードの人間には天界に行くことはできないのです。お気持ちだけ受け取っておきますよ｣
　イリスは微笑んだ。
｢そんなことよりここを離れない？　ハイディア村に帰りましょうよ！｣
　ジャスミンは言った。
｢ああ、ジャスミンの言うとおりだ。もうここに用はない。帰ろう、オレ達の村へ！｣
　ウェイアードを救った戦士達は、アルファ山の麓の村、ハイディア村を目指して山を下りるのだった。