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黄金の太陽THE LEGEND OF SOL 31

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「ふざけるな、この下郎どもが! 私はゴッドエクセッサー! 全ての力を手に入れた唯一の存在! 貴様らなんぞに負けるはずがないんだ!」
 追い詰められたアレクスは、言葉遣いすらも乱れていた。
 アレクスは、全裸体で乳房はあるが、性器のない、男か女か分からない姿をしていた。
 そんなアレクスに、ロビンは歩み寄り、ソルブレードを突き付けた。
「アレクス、この勝負、お前の負けだ。今すぐ叩き斬ってやる」
 ロビンは冷静にあって、アレクスの首をはね飛ばそうとした。
「近寄るな下郎が!」
 アレクスは、エナジーの波動を放った。手負いの状態でありながら、その威力はロビンを吹き飛ばすのに十分であった。
「さすが超神、まだこれほどの力を持っているとは...…」
 しかし、所詮は虫の息のアレクスである。そう何度もロビンを吹き飛ばすほどの力は残されていないように思われた。
「私は全ての力と永遠の命を得たゴッドエクセッサー! 貴様らなんかにやられるはずが無いんだ!」
 アレクスはのたうち回りながら叫んでいた。
「助太刀に参った!」
「アレクス、覚悟しいや!」
 そこへ現れたのは、結界に包まれたアルファ山に連れてきてくれたアズールと、結界を破壊してその反動で動けない傷を負ったアズールを守っていたユピターであった。
 これでアレクスを倒さんとする者が皆揃った。
「……ってなんやもう終わりかいな?」
「あのアレクスを倒したというのか!?」
 ユピターは驚き、アズールは拍子抜けしていた。
「終わりなんかじゃない! 私は永遠の命を持った超神! 死するのは貴様らの方だ!」
「いや。お前はもう終わりだ」
 突如、どこからともなく声がした。
「誰だ!?」
「アレクスの仲間か!?」
 シンとガルシアが狼狽した。
「あそこだ!」
 ロビンは、声の主を見つけた。
 声の主は、空を浮遊しており、衣一枚しか羽織っていない、髪の短い少女とも少年ともとれる容姿をしていた者だった。
「あれは……!?」
 イリスは大きく驚いていた。
「ソル!」
 イリスはその者の名を叫んだ。