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zokuダチ。セッション1 新生活暴走編

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カラスに起こされ、不機嫌な顔のジャミルの部屋のドアを軽くトントンと
ノックする音がした。
 
「ハア、……今度は誰だっ!?」
 
「はーっ!」
 
「!?」
 
ジャミルがドアを開けると……、髪の色が、薄ピンク色カラーの
まるで天使の様な可愛い女の子が手を後ろに組んで立っていた。
 
「初めまして、こんにちは!私、はーちゃんこと、花海ことはです!
宜しくね!」
 
「は、はあ……?」
 
女の子は首を少し曲げ、ジャミルに向かってにこっと微笑む。
 
「私も今日から此処に住むの!んーとね、私、お空をホウキで
お散歩してたら迷子になっちゃって……、それでね、
気がついたら此処にいて……、それでね、それでね……!」
 
はーちゃん事、ことはは、ぴょんぴょん飛び跳ね、ジャミルに近づいてくる。
 
「ねえねえ、お兄さん、お名前教えてーっ、んと、んと……、
それで、みらいとリコと、モフルンを知りませんか?私の大切な
お友達ではぐれちゃって、探してるの!」
 
「い、いや……、知ら……」
 
……俺が知ってるワケねえだろうがとジャミルは思う。
 
「そう……、でも、きっと又会えるよねーっ、じゃあ、お兄さんまたねーっ、
♪はーっ!」
 
「……」
 
はーちゃんはルンルンで、他の部屋にも挨拶回りに行った様子であった。
 
「ホウキで空を散歩してた……?マジで……?」
 
 
「……今朝、又違う住人が入ったみたいだったね、……オイラの
部屋にもご挨拶に来たけど……、今回はアタリだよねっ!すっごく
可愛い女の子だったよねーっ!」
 
ダウドは興奮して口に銜えていたポッキーを落した。
 
「……はあ、幾ら可愛いったってな、俺はアイシャが来なきゃ……」
 
「おっ、無理しちゃって、純情青年ぶるなよう!本当は嬉しい癖にー!
このスケベ!」
 
「……いって!」
 
ダウドは笑いながらジャミルの後頭部をポカリと殴った。
 
「ダウドっ!お前なああー!!」
 
「はーっ、こんにちはーっ!」
 
と、再び、はーちゃんがジャミルの部屋に現れた……。
 
「あ、……よ、よう……」
 
「あはっ、こんにちはー!」
 
ダウドが喜んで、えへえへ、身を乗り出す。
 
「んとね、んとね、私、皆さんのお部屋にもご挨拶に行ったの!
それでね、それでね、バーバラのお姉さんにお兄さん達のお名前も
ちゃんと教えて貰ったよーっ、はーっ!」
 
「そ、そうか……」
 
「えーっと、えーっと、……ジャミルと、……ダウト!」
 
「……プ……」
 
「ダウトって……、何かトランプのゲームみたいな……、オイラは
ダウドですよお、間違えないでね……、あはは……」
 
「はーっ!」

「……」
 
「それでね、それでね、バーバラのお姉さんにね、ジャミルの事も
教えて貰ったのー!えっとお、……ジャミルは、女の人の格好を
するのが大好きで趣味なんだって聞いたのー!!すごーい!今度、
私にも見せてねー!」
 
「!!!」
 
「……プ、プププ……」
 
ダウドも負けずに含み笑いし返した。
 
「……あんの、年増オババめえ……、くっしょーっ!……があああーっ!!」
 
ジャミルは物凄い勢いでバーバラの部屋まで猛ダッシュで走って行った。
 
「……バーバラがいる限り、……ジャミルは多分、今後も
おもちゃにされるんだろうな、あはは……」
 
「はー?」