zokuダチ。セッション2 楽しき?マンション生活編
あの子が来た
ジャミルが此処に来て、もうン日目、……ジャミルのアイシャ
会いたいよう病はますます加速してきた様であった……。
〔こんばんわ、20ン○年、3月ピー日のmiiニュースを
お伝えします、……本日、〇〇島で一番のめんどくさがりを
決める選手権が行われました、優勝したのは決めるのも
めんどくさいと言った、ジャミルさん……〕
「……やかましいわ、うるせーっつんだよ、この野郎!」
ねっ転がっていたジャミルは急に起き上がり、TVをげしげし
蹴とばした……。
〔あわわ!TV蹴ったらダメやがなー!〕
ちなみに、今日のキャスターは近藤君であったらしい。
「ジャミルーっ、早く行こうよおーっ!」
「んだよ、……ダウド、今日何かあったっけ?」
「島の人口10人を達成して、今日、ホテルでお祝いの
パーティやるんだって!」
「パーティか……、美味いもん食えるのかな……」
「うん、だから、早く行こうってば!」
「けど、10人もいたか……?えーっと、俺とダウドと……、
クローディア、グレイに、シフ、アル、……カッパにトカゲに
年増オバア……、ゴマ塩坊主頭、鼻黒、歯掛け、猿……、
それから、ことは……?」
「ありゃ、人数14人いっちゃってるね、もう!」
「……アイシャ、アイシャ……、何でアイシャがいねーかなあ……、
ブツブツ……」
「今度はきっと来るからー!だから、大丈夫だよお!早くホテル
行こうー!」
「……何度、次は来るからの言葉を聞いたことか……」
ダウドはブツクサ言うジャミルをズルズル引っ張って行く……。
「あららー?ドナルドの事、忘れてない?酷いなあー、もうっ!
ドナルドを入れたら、合計15人だよっ!あはは!」
ピエロは軽快なスキップでジャミル達の後を追い、ホテルへと走って行った。
ホテルへ行くと、いつもの顔ぶれ、……だが約2名程、……顔を出していない
捻くれた住人がいる様であった。
「よう、クローディア!」
「こんちは!」
「あ、ジャミル、ダウド……、こんにちは……」
「ん?あんたの護衛、姿が見えねえけど……」
「グレイ……、彼も誘ったのだけれど……、どうしても俺には合わん
場所だって言って……」
「ありゃ、護衛ほっぽりだしちゃって、しょうがないなあ、もう!」
「仕方がないわ、グレイもお休みしたい時があるのだもの、
……それより今日は二人とも宜しくね……」
クローディアは二人の表情を見ると、清楚に優しく微笑む。
「で、イガラシの奴は顔出さないんスか?」
「うん、……声だけは掛けたけど……、頼むからどうしても
勘弁して下さいって……」
「谷口さんが誘っても顔出さないなんざ、なんつー奴だっ!」
「しょうがないさ、元々、一匹狼的だからね、イガラシは……」
「あははー、御馳走、御馳走やー!!」
「はーっ!美味しそうなお菓子もいっぱい!すごーい!!」
「……近藤っ、テメー、飯を目の前に豚みてえに燥ぐなっ!!」
「あたっ!!」
丸井は近藤だけを狙い、思い切り蹴飛ばすのであった……。
「丸井っ!よせったら!!」
「すいませーん、谷口さん、この足が勝手に動いちゃったんスよ……」
「ふう……」
「ん、……バーバラ、もうちょっと、側に寄れよ……」
「……駄目よ、ホーク、あんたもう酔ってるね……?お子ちゃま達だって
いるんだから……、お楽しみは又今夜だよ……」
「……たく、キャプテンも、姉さんも、あの二人は真昼間から……、
しょうがないぎゃ……」
「ほれ、坊や、これも、あれも、それもっ!食え食え、ぜーんぶ食いなっ!」
シフはありったけのご馳走をアルベルトの皿に山盛りに乗せ捲る……。
「シフ、幾ら何でも……、僕、こんなに食べられないよ……」
「何言ってんだい!食って体力つける事も修行の一つだよっ、
よーし、もっと盛ってやるっ!!皿貸しな!!」
「シ、シフう~……、許してええ~……」
「あーあ、いいね、皆仲良くってさ……、♪おいらのお~……、愛しの
あの子はあ~……、まだ来ないーっ……と……」
「……ジャミル、急に変な歌うたいだしたけど……、大丈夫かなあ……」
「きゃーっ、遅れちゃったーっ、大丈夫かな、パーティ間に合うかなあ……!!」
「あの声は……」
ホテルのパーティ会場に現れたのは……、赤毛のあの子……、
であった……。
「みんなー!こんにちはー!やっと私も此処に来れたよーっ!
アイシャです!初めての人もこんにちは!今日からどうぞ
宜しくねー!!これからお世話になりますっ!!」
アイシャは会場にいる皆に向かってちょこんと頭を下げ、お辞儀をした。
「あう、あうう……」
「ジャミル、……ホラ……」
ダウドが肘でジャミルの脇を突く。
「あ……、あいひゃーーっ……!!」
「……ジャミル……?きゃ、きゃーっ!?」
しかし、……興奮してアイシャに飛びつこうとしたジャミルを……、
ホークが抑えたのであった……。
「たく、発情期の犬じゃねえんだから……、場所を弁えろっつんだよ!」
「は、はなせえーーっ、この糞エロガッパ!!……ガルルルル……!!」
ホークに頭を掴まれたまま、ジャミルが暴れる……。
「みっともないねえ、本当に……、他のボウヤ達が皆びっくりして
見てるじゃないか……、それより、アイシャ、よく来たねえ、
いらっしゃい!」
「ホークもバーバラも!会えて嬉しいな!これから宜しくお願いします!!」
「アイシャ、久しぶりだね、元気だったかい?」
「おう、これから又女同士、宜しくな、アイシャ!」
「アルもシフもー!本当、又皆と会えて嬉しい!!」
「アイシャ、こんにちは、今日はグレイは顔を出さないけれど、その内、
グレイと部屋に遊びに行くわね……」
「あっ、クローディア!こちらこそ!うふふ、宜しくお願いしまーす!」
……今回は邪魔が入る障害があり、やっとアイシャと会えても、
あまりイチャイチャが出来ない事を……、ジャミルは漸く
感じ取ったのであった……。
「負けねーぞ、……畜生……」
お悩み解決致します
「こんにちはー!」
翌日、早速ジャミルの部屋にアイシャが訪ねて来る。
「アイシャか?いいぞ、入れよ」
「えへへ、お邪魔します!」
「うわあ、アイシャ、可愛い服だね!」
「ダウド、ありがと!これ、お引越しのお祝いにね、
バーバラがプレゼントしてくれたお洋服なの!」
アイシャは嬉しそうに着ている水色のセーラーワンピに触れた。
「……又年増か、んとにお節介だな、たく……」
「ねえねえ、何書いてるの?見せて!」
アイシャは珍しそうにジャミルが記入しているノートを覗き込んだ。
「なあに?皆のお悩み事……?」
話は……、昨日のパーティ終了後に遡る……。
「ちょっと、ジャミルさん、いいですか…?」
「何だよ……」
ジャミルが此処に来て、もうン日目、……ジャミルのアイシャ
会いたいよう病はますます加速してきた様であった……。
〔こんばんわ、20ン○年、3月ピー日のmiiニュースを
お伝えします、……本日、〇〇島で一番のめんどくさがりを
決める選手権が行われました、優勝したのは決めるのも
めんどくさいと言った、ジャミルさん……〕
「……やかましいわ、うるせーっつんだよ、この野郎!」
ねっ転がっていたジャミルは急に起き上がり、TVをげしげし
蹴とばした……。
〔あわわ!TV蹴ったらダメやがなー!〕
ちなみに、今日のキャスターは近藤君であったらしい。
「ジャミルーっ、早く行こうよおーっ!」
「んだよ、……ダウド、今日何かあったっけ?」
「島の人口10人を達成して、今日、ホテルでお祝いの
パーティやるんだって!」
「パーティか……、美味いもん食えるのかな……」
「うん、だから、早く行こうってば!」
「けど、10人もいたか……?えーっと、俺とダウドと……、
クローディア、グレイに、シフ、アル、……カッパにトカゲに
年増オバア……、ゴマ塩坊主頭、鼻黒、歯掛け、猿……、
それから、ことは……?」
「ありゃ、人数14人いっちゃってるね、もう!」
「……アイシャ、アイシャ……、何でアイシャがいねーかなあ……、
ブツブツ……」
「今度はきっと来るからー!だから、大丈夫だよお!早くホテル
行こうー!」
「……何度、次は来るからの言葉を聞いたことか……」
ダウドはブツクサ言うジャミルをズルズル引っ張って行く……。
「あららー?ドナルドの事、忘れてない?酷いなあー、もうっ!
ドナルドを入れたら、合計15人だよっ!あはは!」
ピエロは軽快なスキップでジャミル達の後を追い、ホテルへと走って行った。
ホテルへ行くと、いつもの顔ぶれ、……だが約2名程、……顔を出していない
捻くれた住人がいる様であった。
「よう、クローディア!」
「こんちは!」
「あ、ジャミル、ダウド……、こんにちは……」
「ん?あんたの護衛、姿が見えねえけど……」
「グレイ……、彼も誘ったのだけれど……、どうしても俺には合わん
場所だって言って……」
「ありゃ、護衛ほっぽりだしちゃって、しょうがないなあ、もう!」
「仕方がないわ、グレイもお休みしたい時があるのだもの、
……それより今日は二人とも宜しくね……」
クローディアは二人の表情を見ると、清楚に優しく微笑む。
「で、イガラシの奴は顔出さないんスか?」
「うん、……声だけは掛けたけど……、頼むからどうしても
勘弁して下さいって……」
「谷口さんが誘っても顔出さないなんざ、なんつー奴だっ!」
「しょうがないさ、元々、一匹狼的だからね、イガラシは……」
「あははー、御馳走、御馳走やー!!」
「はーっ!美味しそうなお菓子もいっぱい!すごーい!!」
「……近藤っ、テメー、飯を目の前に豚みてえに燥ぐなっ!!」
「あたっ!!」
丸井は近藤だけを狙い、思い切り蹴飛ばすのであった……。
「丸井っ!よせったら!!」
「すいませーん、谷口さん、この足が勝手に動いちゃったんスよ……」
「ふう……」
「ん、……バーバラ、もうちょっと、側に寄れよ……」
「……駄目よ、ホーク、あんたもう酔ってるね……?お子ちゃま達だって
いるんだから……、お楽しみは又今夜だよ……」
「……たく、キャプテンも、姉さんも、あの二人は真昼間から……、
しょうがないぎゃ……」
「ほれ、坊や、これも、あれも、それもっ!食え食え、ぜーんぶ食いなっ!」
シフはありったけのご馳走をアルベルトの皿に山盛りに乗せ捲る……。
「シフ、幾ら何でも……、僕、こんなに食べられないよ……」
「何言ってんだい!食って体力つける事も修行の一つだよっ、
よーし、もっと盛ってやるっ!!皿貸しな!!」
「シ、シフう~……、許してええ~……」
「あーあ、いいね、皆仲良くってさ……、♪おいらのお~……、愛しの
あの子はあ~……、まだ来ないーっ……と……」
「……ジャミル、急に変な歌うたいだしたけど……、大丈夫かなあ……」
「きゃーっ、遅れちゃったーっ、大丈夫かな、パーティ間に合うかなあ……!!」
「あの声は……」
ホテルのパーティ会場に現れたのは……、赤毛のあの子……、
であった……。
「みんなー!こんにちはー!やっと私も此処に来れたよーっ!
アイシャです!初めての人もこんにちは!今日からどうぞ
宜しくねー!!これからお世話になりますっ!!」
アイシャは会場にいる皆に向かってちょこんと頭を下げ、お辞儀をした。
「あう、あうう……」
「ジャミル、……ホラ……」
ダウドが肘でジャミルの脇を突く。
「あ……、あいひゃーーっ……!!」
「……ジャミル……?きゃ、きゃーっ!?」
しかし、……興奮してアイシャに飛びつこうとしたジャミルを……、
ホークが抑えたのであった……。
「たく、発情期の犬じゃねえんだから……、場所を弁えろっつんだよ!」
「は、はなせえーーっ、この糞エロガッパ!!……ガルルルル……!!」
ホークに頭を掴まれたまま、ジャミルが暴れる……。
「みっともないねえ、本当に……、他のボウヤ達が皆びっくりして
見てるじゃないか……、それより、アイシャ、よく来たねえ、
いらっしゃい!」
「ホークもバーバラも!会えて嬉しいな!これから宜しくお願いします!!」
「アイシャ、久しぶりだね、元気だったかい?」
「おう、これから又女同士、宜しくな、アイシャ!」
「アルもシフもー!本当、又皆と会えて嬉しい!!」
「アイシャ、こんにちは、今日はグレイは顔を出さないけれど、その内、
グレイと部屋に遊びに行くわね……」
「あっ、クローディア!こちらこそ!うふふ、宜しくお願いしまーす!」
……今回は邪魔が入る障害があり、やっとアイシャと会えても、
あまりイチャイチャが出来ない事を……、ジャミルは漸く
感じ取ったのであった……。
「負けねーぞ、……畜生……」
お悩み解決致します
「こんにちはー!」
翌日、早速ジャミルの部屋にアイシャが訪ねて来る。
「アイシャか?いいぞ、入れよ」
「えへへ、お邪魔します!」
「うわあ、アイシャ、可愛い服だね!」
「ダウド、ありがと!これ、お引越しのお祝いにね、
バーバラがプレゼントしてくれたお洋服なの!」
アイシャは嬉しそうに着ている水色のセーラーワンピに触れた。
「……又年増か、んとにお節介だな、たく……」
「ねえねえ、何書いてるの?見せて!」
アイシャは珍しそうにジャミルが記入しているノートを覗き込んだ。
「なあに?皆のお悩み事……?」
話は……、昨日のパーティ終了後に遡る……。
「ちょっと、ジャミルさん、いいですか…?」
「何だよ……」
作品名:zokuダチ。セッション2 楽しき?マンション生活編 作家名:流れ者