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zokuダチ。セッション2 楽しき?マンション生活編

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黒子がジャミルに近づいて来た。何やら話がある様子であった。
 
「少し、お時間頂けないでしょうか、これから市役所まで足を
運べますか?」
 
「別にいいけど……」
 
「そうですか、では、お待ちしております……」
 
黒子はジャミルに頭を下げ、退散する。
 
「どうしたの?」
 
「ん、何か俺に話だとさ、ダウド、お前先に帰っていいぜ」
 
「うん、でも……、何の話なんだろう……」
 
「さあな……」
 
 
で、市役所に足を運ぶと……。
 
「来ましたね、今後の事ですが、あなたにお願いがあります」
 
何か又、碌な事じゃねえな……と、ジャミルは思った。
 
「この島に施設を建てるには、困っている住人の悩み事を解決する
必要があります」
 
「はあ?悩み事解決したら施設が立つのか?意味分かんねえ……」
 
「あなたがこの島での最初の住人ですから……、それはあなたに率先して
お任せします……」
 
「やっぱり、そう来るか……、まあ、覚悟してた事だけどよ……」
 
「お願いします、……この島での皆様のより良い生活と暮らしの為にも
是非、ご協力をお願い致します」
 
 
「それで、皆のお悩み事を書いて、リストに記入してるのね……」
 
アイシャがジャミルの方を見ながら、うんうんと、頷く。……どうやら、
又アイシャのお節介病がこの話でもウズウズと動き出しそうであった……。
 
「今んとこ、……4、5人聞いて回って来たけど、住人にもっと綺麗な
姉ちゃん入れろとか、外食屋増やせだの……、化粧品が足んないとか……、
碌なモンじゃねえや……、ほぼ好き勝手な願望だろ……」
 
鼻の下にボールペンを挟んでジャミルが口を尖らせた……。
 
「ねえ、アルにも手伝って貰お!私、呼んでくるね!」
 
アイシャはダッシュでアルベルトの部屋に行き、数分後、引っ張って
連れてきた……。
 
「アルっ、早く、早く!」
 
「あの、……何で僕まで……」
 
「アイシャに捕まったらもう逃げらんねえぞ、……まあ、思う存分
手伝ってくれ……」
 
「うーん、こうして4人揃うと、何か前作に戻ったみたいだねえ!」
 
「はあ、……しょうがないな、……で、何をするの?」
 
「この島の住人の悩み事を解決するんだとさ、じゃねえと、
新しい施設が建たねえんだよ、……けど、どいつもこいつも
無茶な要望ばっかでさ……」
 
「単純に……、取りあえず、簡単に解決出来そうな人の悩みを
聞いてみたらどう?例えば、何か食べたいとか……」
 
「そうだな、考えるとキリがねえしな……」
 
アルベルトのアドバイスを聞き、4人はまずは簡単な悩みを
抱えている住人から回ろうと部屋を出て行動に動き出す。
 
「はー!こんにちは!!」
 
「ああ……」
 
部屋の外に出ると、はーちゃんが待っていた。
 
「わたし、今ジャミルの所に遊びに行こうと思ってたの!
ねえ、ねえ、みんなで何処に行くの?」
 
「えーっと、あなた、ことはちゃん?私はアイシャよ、仲良くしてね」
 
「はー!こんにちは!はーちゃんでいいよ!こちらこそ宜しくね!」
 
年の近い女の子同士で、二人はすぐに意気投合し仲良くなった。
 
「それでそれで、みんなはこれからどうするの?」
 
「住人の悩み事を解決しに行くんだよ、但し、俺らで解決出来る
軽いランクLVの奴な……」
 
「はーちゃんは今何か食べたい物とかさ、ない?」
 
「はー?」
 
ダウドが聞くと、はーちゃんは顎に指を当てて、きょとんとした
表情をした。
 
「はー!冷凍みかん!キンッキンッに冷えたの!」
 
「……冷凍みかん……ね、食料屋にあったかな……、んじゃちょっと
出向いてくるわ……」
 
「私も魔法が使えればなあ、でも、そういう事は此処では
おやめ下さいって、黒子さんにリンクルスマホン取り上げられちゃった!」
 
「ま、魔法……???」
 
「あ、これ内緒だった!みらいとリコに怒られちゃう!ねー、今の
忘れてー!ねー!」
 
はーちゃんはジャミルに詰め寄って来た……。
 
「わ、分ったよ、……んじゃ、行こう……」
 
「はー!行ってらっしゃーい!」
 
はーちゃんが4人に向かって手を振った。
 
 
そして、4人は今マンションにいる住人から食べたい物を聞いて回る。
 
「……何でもいいから、食いたい物を教えろ!施設の建設に
掛かってんだよ!」
 
「ジャミル、それじゃ完全にヤクザの脅しだよ……」
 
アルベルトがジャミルの後頭部を一発殴った。
 
「あはは!完全に前のお話に戻ってるー!」
 
「やっぱりこうじゃなくちゃね、楽しいねえー!」
 
「……」
 
アイシャとダウドは声を揃えて笑った。
 
 
「えーと、大体今日の処は……、こんなモンかな……」
 
住人の食べたい物リストを確認しながらジャミルが呟いた。
 
「僕らでどうにか出来そう……?」
 
「えーと、冷凍みかん、たい焼き、ラーメン、ケーキ丸ごと
ワンホール……、キャビア、フォアグラ……、←は、却下、
……冷凍みかんとたい焼きだけはどうにか出来そうだな……、
じゃ、食料屋行くべ……」
 
「それじゃ、一日のお悩み事解決の平均人数が足りなくないかな……」
 
「しょうがねえじゃん、どいつもこいつも無茶ばっかり言うんだからよ……」
 
「最低でも、一日5人は押さえておいた方がいいような気がするよお……」
 
「じゃねっ、私達の数もいれちゃお?」
 
「は?」
 
アイシャが目を輝かせてジャミルの方を見た……。
 
「私達だって、食べたい物あるんだもの、この際だから、
沢山食べて、お悩み解決の数に入れちゃお?」
 
「なるほど、その手があったか……、自分達で勝手に悩みを解決して
数に含めりゃいいんだ、アイシャ、お前頭いいな!」
 
「えへへ~」
 
「……僕は別に悩んでないんだけど……」
 
「うるせー黙れ!何でもいいから悩め!何食いたいんだ!?」
 
「もう~……」
 
「あ、食料屋の購入資金はアル担当だからな!」
 
「な、何でっ!!」
 
「一番金持ってんだからよ、施設建設の為のご協力をお願いしますっ!!」
 
「……何が施設建設の為のだよ……、もう~、しょうがないなあ……」
 
唸るアルベルトを尻目に、年少組のお子様達は食料屋に
入荷している本日分の、ありとあらゆる食べ物を購入しまくり……、
そして食べまくるのであった……。
 
 
翌日……。
 
「シーフー!」
 
部屋の外で竹刀を担いで立ち往生していたシフにバーバラが声を掛ける。
 
「何だい、バーバラか……」
 
「随分と又浮かない顔してるね~、どうしたんだい?」
 
「……坊やの稽古の時間なんだけどね……、どうやら今日は
腹壊したらしくてね……、部屋で唸って寝てるんだよ、……また
あのボンクラが原因らしいんだけどね……」
 
シフは肩に継いだ竹刀をトントンと叩いた……。
 
「玉には休めって事だよ、それよりもやっとこの島にもまともな
ショッピング施設が出来たらしいから、あんたを誘おうと思って
来たんだよ、そんな毎日同じ様なジャージばっか着てないであんたにも
化粧とおしゃれの楽しさを教えてやるよ!」