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zokuダチ。セッション4 もっと増えます住人さん編

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「はいいーーっ!!あのっ!あたしっ、愛野美奈子っていいますっ!
あのあのあのっ!お二人はお付き合いされているんですかあーーっ!?」
 
「そう言われても……、ねえ……?」
 
「下らんな……、とにかく俺は出掛けてくる……」
 
「ッしゃあ!まーだチャンスありありっ!えとえと、……いい男№1、
それ、メモメモっ!」
 
「行ってらっしゃい、とにかく気を付けてね……」
 
「……急に頭痛がして来た……、何なんだ一体……、それに、異様に奴を
思い出すのは何故だ……」
 
 
「……へえええーーっくしんっ!!」
 
 
また、自部屋でジャミルが巨大なくしゃみを噛ました……。
 
「ねえ、トム……、本屋さんに新しく入荷した話題の絵本がね……」
 
「ああ、玉にはそう言う類の本も良いな……」
 
「……知的イケメン発見っ!あ、あーー!」
 
今度はサラと一緒に廊下を歩いていたトーマスに目を付ける。
しかし、直ぐにまた別のイケメンを発見。
 
「なあ、エレン……、美味しいピザ屋を見つけたんだ、どうだい、
今度一緒に……」
 
「悪いけど、あたし今、ダイエット中なのよ、独りで行ってくれる?」
 
ユリアンとエレンの……、片思い、報われない組である。
 
「いいじゃないか、ピザでも食ってろデブって良く言うだろ?
な?もう手遅れだし、無駄な事はしない方が君の為……」
 
「はあ、すっきりした!何かむしゃくしゃしてたから、一発誰か
殴りたかったのよね!」
 
「……」
 
エレンに拳で問答無用で殴られたユリアンは廊下の壁目掛け
おっ飛ばされ、壁にめり込んだ挙句、又も大きな穴を開けた……。
 
「あっちゃあ~、な~んか乙女心の分かってない馬鹿タイプって
カンジ?顔はそこそこいいけど、……あの人もやめとこ、問題外、パスよ、
パス!はあ、んではっ、美奈子、ちょっくら外に出陣、イケメン捜し
開始よっ!」
 
「……美奈ーーっ!」!」

愛野美奈子、13歳、中一……、その正体は愛と美貌の正義のヒロイン、
セーラーV……、で、ある筈なのだが……、彼女の暴走入居により、お気楽
おバカな筈の管理人、ジャミルの苦労は輪を掛けてパワーアップするのである。