二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

zokuダチ。セッション8 さらにトラブル続発編

INDEX|7ページ/7ページ|

前のページ
 

「あの、……お兄さん、今日、初めまして……、ですよね……?
僕ら何処かでお会いした事がありましたっけ……?」

「!か、風間……っと、やべ!」

「えっ?やっぱり、知ってるんですか?どうして……?」

どうやら、防衛隊の方も、昨日の事は全く記憶にない様で、
初対面の筈のジャミルを不思議がる……。

「なーんか、ネネ、お兄さんと会った事ある気がするのよねえ~、
どうしてかしら……」

「えへへへ……、何か、ふしぎだねえ~……」

「……い、いや、んな事ないぞっ、俺はお前らなんか全然知らねーぞ、
これっぽっちも……、今初めて顔合わせたんだろうがよっ……!!」

「いいえ、……そんな事ないですわ……!」

「……う、うわ!」

あいちゃんがジャミルに顔を近づけ……。

「これは、前世からのきっと、巡り合いですわ……、そうよ、あい達、
時を超えて、今日、巡り合う運命だったのですわ……!だって、あい、
お兄さんの事、何だかずっと昔から知っている様な気がするのですもの!!」

「……あ、あいちゃあ~ん……」

「ケッ、……勝手にやっとれ、この尻軽女めがあ!!」

「ひ、ひえええええ~っ!!」

……ジャミル、暑さと恐怖で冷や汗ダラダラである……。

「ほおほお~、何だか分りませんが、凄い恋ですなあ~……」

「……はっ、しん様っ!!だ、駄目っ、……私には、しん様、
しん様があああーーっ、で、でも……、この恋は……、この恋は……」

「本当に、何だか分かんねえ、じゃっ……!」

「……ああっ、お、お待ちになってえーっ!私の前世の愛しい方っ!!」

早足で逃走しようとするジャミルをあいちゃんが追い掛ける。

「オラも一緒に逃げる、ねえ、何処行くのー?」

「……オメーのダチだろうがっ!!ついてくんなっ、ちゃんと
相手しろってのっ!!」

「しん様っ、しん様っー!!あいは、あいは、一体どちらの殿方を
お婿さんに選んだらいいのかしらっ!!」

「勝手に選んどけっ!!こんのボォケ女めがああっ!!」

「……あいちゃんっ、まってええええっ!!」

「ぼ、僕だってっ、……マサオ君、抜け駆けは許さないぞっ!!」

「……ボオオオオ~!!」



……色んな人間同士が複雑に絡み合い、今日もこのマンションは平和です……。