zokuダチ。セッション11 集え英雄(ヒーロー)編・3
トレジャーハンターなの、この間船で海に出て、宝を探しに
遭難したまま、この島に流れついたみたいで……、消息をずっと
探していたの……」
「記憶喪失みたいなんだけど……」
「だから困っていたの……、彼、誰構わず、時々、女の子俺が
守る病になるので……」
「また、……訳分かんねえ奴だなあ…、此処にも手癖の
わりィのがいたのか……」
「ふふ、私の知り合いにはまだいるわ、じゃあ……、てへ、
ごめんちゃーい!失礼致しました!」
「……守るーーっ!!」
「ああーーっ!うるせーんだ、オメーはよっ!!」
……げしっ……!!
「……」
どうやら、青バンダナは、又金髪の女性に蹴り飛ばされた
様であった……。
「……まだいるって……、はあ、……世の中にはまだまだ、
俺の知らねえ色んな奴がいるんだなあ……」
今回の件は無事終わったが……、世の中にはまだまだ自分の
知らない変人が数多く存在しているのだと言う事を、改めて
ジャミルは知るのであった。……取りあえず、又この島は
暫くはのんびりとした毎日に戻りそうである。
作品名:zokuダチ。セッション11 集え英雄(ヒーロー)編・3 作家名:流れ者