二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

バイオハザード Fの起源 第4話 ケネディ捜査官 F

INDEX|3ページ/3ページ|

前のページ
 


レオンは頷き、廊下の奥へと走り去っていった。
残されたソニアとジェイクは、再び静まり返ったリハビリ室で、刻一刻と悪化する状況に直面していた。

「さあ、バカ女。お前の自慢の目玉で、どこが一番ヤバいか、教えてもらおうじゃねぇか」

「わかった。ああ、そういえばさっきシェリーが来ていたが会ったか?もしかしたらお前にも会いに来ていたのかも…」

「うるせえ!大きなお世話だバカ女!」

ジェイクはソニアの腕を軽く引き、行動を促した。
ソニアは頷き、自身の異常な視力を研ぎ澄ませた。
彼女の視界には、リハビリ室内からはじまり、ペンタゴン内のあらゆる場所を、まるで網の目のように覆っていくウイルスの光の軌跡が、鮮明に映し出されていた。

「…あっちだ、ジェイク。中央棟の地下、換気システムの近く。あそこが一番、ウイルスの密度が高い…」

ソニアはギプスが巻かれた右腕で、辛うじて方向を示した。
彼女の視力は、この絶望的な状況において、唯一の希望の光となっていた。

ジェイクはソニアの言葉に従い、迷うことなくその方向へと歩き出した。
建物全体を侵食し始めたFウイルスの変異株。
その猛威を食い止めるため、二人は暗闇の中へと足を踏み入れた。