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ゆゆゆの日々。たまにちけふとおかーさん

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37.己を知らない人



縁「昨日ね、お兄ちゃんが工具でいす直してたんだ〜」

ゆ「おお。お兄さん、すごいねえ」

縁「ちょっと失敗してたけど、ちゃんと直せてたよ〜」

唯「さすがだな」

ゆ「ところで唯ちゃんはどんな工具持ちたい?」

唯「持ちたい、なの?」

ゆ「うん、持ちたいやつ。別にDIYとかしなくていいから」

唯「んー。じゃあ、ノギスとか?」

縁「ノギスって……あれ? 長さとか測るやつだっけ」

唯「うん。それ」

ゆ「いいの、ノギスで? 攻撃力低いよ?」

唯「いや、DIYとかしなくていいって言ったし」

ゆ「でも、脅威がないとは言ってないよ」

縁「あ〜、怖いやつだ〜」

唯「それはずるくないか。そんならチェーンソーとかにするよ。13日のあの人みたいに」

ゆ「唯ちゃん。あの人はチェーンソーのイメージあるけどほとんど使ってないんだって」

唯「へえ。そうなのか。おまえ、怖いの苦手なのにそういうことはよく知ってるんだな」

ゆ「敵を知り己を知れば百戦危うべからずだからね」

唯「危うべからずなのに怖い話は聞かないのな」

ゆ「敵は知ったけど、自分のことはよくわかってない」

縁「あははははは」

唯「そっかー。早く自分のこともちゃんとわかるといいな」