ゆゆゆの日々。たまにちけふとおかーさん
38.トイレ、光速、女子高生
ゆ「唯ちゃん、最近図書館って行った?」
唯「いや。学校の図書室ならたまに行くけど」
縁「唯ちゃん、ちゃんと自分で買いたい派〜?」
唯「というか、返却日が気になって落ち着いて読めない」
ゆ「あー、私も唯ちゃんちのトイレ借りるとき、返すのが気になって落ち着かないんだよねー」
唯「いいから。トイレくらい落ち着いて使っていいから」
縁「落ち着かないとどうなるの〜?」
ゆ「普段の10倍時間かかるね」
唯「おまえ、普段どんだけ速いの」
ゆ「もう光速だよ。追いつけるものなんかないと言っても過言じゃないね」
唯「それ、床ビッチャビチャにならないか」
縁「んふっ、くふふ」
ゆ「いや、唯ちゃん、そこは液体も光速になるって都合よく解釈してくれないと」
唯「都合良くって言っちゃったらもう確実にウソだろ」
ゆ「まあ、ウソなんですけどね」
唯「わざわざ言わなくても知ってるよ」
縁「ぷっ、くくく」
ゆ「でも、ちゃんと用を足せる私、えらいでしょ。褒めてくれてもいいんだよ」
唯「用足しただけで褒められるって、おまえはしつけ中の犬か!」
ゆ「犬じゃないよ。女子高生だよっ」
縁「ぷふっ、あははははは」
作品名:ゆゆゆの日々。たまにちけふとおかーさん 作家名:六色塔



