ヒロアカ世界でありそうな事~人気調査2~
「あたしはクズじゃない...クズなんかじゃない!ゴミなんかじゃない!!生きている価値の無い奴なんかじゃない!!悪役なんかじゃない!!だから......そんな眼で見ないで!そんな事を言わないでよぉ!!何で!?消えないのよ...声も眼も...私...何もしてないじゃん...未来の話じゃん...」
“読者(みんな)”の声で自己肯定感を破壊された悪役達は脳内に今も残っている“読者”の眼と声に苦しみながらヨロヨロと街を歩いていた...一方は良心の呵責と自分の情けなさを嘆きながら...一方は自身を罵倒する声と睨み付ける瞳に怯えながら“物語”からフェードアウトしたのだった。
作品名:ヒロアカ世界でありそうな事~人気調査2~ 作家名:ブロンズ・ハーミット