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zokuダチ。セッション20 冒険編4

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「さあ、連れて行きなさい、例の場所へ、もうこの際、真面目な子でも
何でも構わないわ……」
 
「やめろっ!お前らっ!!」
 
「……ぎゅぴいいいーっ!!」
 
「あら?やけに飛び回るクソ虫がいると思ったら、本物の
ドラゴンじゃないの、成程ね、これがゲスの言っていた……」
 
「アイシャを放せっ……、じゃないと……、チビ、本気で怒るよ……、
許さない……」
 
……チビは怒り状態爆発で……、今にも本当にルーゼに向って
ブレスを吐きそうであった。
 
「近寄るんじゃないよっ!……でないと、この小娘の細い腕……、
おかしなマネしたら、今すぐへし折るわよ、あんた達、
見せてやりなっ!!」
 
「はい、……ルーゼ様……」
 
「きゃーっ……、やります……」
 
「……い、痛い……、お願い、やめて……」
 
ケイとマフミが左右からそれぞれ掴んだアイシャの腕を折ろうと
2人同時に思い切り力を込めたのである。
 
「……アイシャさんっ!!どうしてこんな事するのっ!お願い!
止めてーーっ!!酷い、酷いよっ!!」
 
「イジワルはダメって言ってるでしょっ!ガルガルも
ダメェェーーっ!!」
 
普段優しいいろは……。そしてこむぎはルーゼの卑怯な手口に
怒り爆発。それを見たルーゼは2人を小バカにした様に笑い、
凄い形相になった……。
 
「薄汚い蝿共!近寄るんじゃないって言ってんだよっ!お前ら、
早く小娘を連れて行きな!!」
 
「……ジャミル、みんな……、チビ……ちゃん……」
 
アイシャが力なく声を出した瞬間、アイシャを拘束していた
ケイもマフミも、そしてアイシャも……その場から姿を消して
しまった……。

「……アイシャーーっ!くそっ!奴等は一体何処まで
卑劣なんだっ!許さない……!」

「もう嫌だあーーっ!やっと……、入れ替わり騒動は
一件落着かと思ったのに……、どうしてなんだよお……、
アイシャあああ~……」

「……ジャミル……、今度はアイシャがユーカイされちゃったよーっ!」

「アイシャさん……、やっと元に戻れたのに……、こんなのって……、
ないよ……、酷すぎるよ……」
 
「アイシャ!くそっ、待ってろ……、必ず助けに行くからなっ!」
 
アルベルト達も肩を落とす……。ジャミルは悔しそうに歯噛みし、
目の前のルーゼを睨む。漸く2人が元に戻ったその先に待ち構えて
いた試練であった……。


冒険編19 行く手を阻むブタ

「……ジャミル、アイシャは一体何処に連れて行かれたんだろう……」
 
「……恐らく、あの領主の処だ、急がねえとっ!」
 
「そうはいかないわよ、ブウ子、次はあなたのお仕事よ、
相手しておあげなさい、終わったらたっぷりとご飯を
食べさせてあげる……」
 
「うがあああーーっ!どすこーーいっ!」
 
「う、うわああっ!?」
 
ブウ子は力を込め、それこそ床に穴を開けそうな勢いで
シコを踏み、ジャミル達を睨んだ。
 
「飯の為ならブウ子頑張る!ふんっ!」
 
「ふふ、あなた達は精々其処でこのブタと相撲でも取って
遊んでなさい、じゃあ……」
 
ルーゼはほくそ笑いしながら、ツカツカとハイヒールの
音を靡かせ、その場を去って行こうとする。
 
「野郎っ!待ちやがれっ、おいっ!!」
 
しかし、行く手をブウ子が挟んで邪魔をし、ルーゼは完全に
その場から姿を消してしまう。
 
「オラオラ!かかって来いッ!お前達倒せばご飯貰えるっ!
ふんっ、ふんっ!」
 
「邪魔するならわたしだってとことんやるよっ!で、でも、
女のコ……、なんだよね?それでもまけられないっ!
こうなったらおすもうとるっ!いろはと前にテレビで
みたもん!ショーブだあっ!はっけよーい!」
 
「こむぎ、無茶しちゃダメっ!って、きゃーーっ!!」
 
「ふんがああーーっ!!」

暴走しシコを踏みそうになるこむぎを慌てて止めるいろは。
ブウ子、容赦せず、二人の間に割って入ると、張り手を
繰り出そうとするが、間一髪、慌てて飛んで避けた……。
 
「……こむぎ……、何だか急にねむくなっちゃった……」

「……こむぎっ!」

いろはは慌てて子犬に戻ったこむぎを抱き上げる。疲れて
眠くなってしまい、元に戻ってしまったのだった。
 
「何だ、何かケモノの様な匂いがするな、くんくん……」
 
「……だ、ダメっ!ダウドさんっ、こむぎを暫くの間、
お願いしますっ!……ブウ子さん、お願いです、こんな事は
もう止めましょう!」
 
「ええええーーっ!?うわーーっ!!」

「うるせーこの野郎!どけって言ってるだろうが!」

「……ブウ子さん!」

いろはは慌ててこむぎをダウドに預けるが、ブウ子は今度は
こむぎを抱いているダウド目掛け突進する。いろはは何とか
ブウ子と話あって説得したかった。しかし、無理だった……。
 
「おい、其処の情けないツラのお前っ!そのケモノをよこせーーっ!
おっほっ!!」
 
「……ダウドさんっ、は、早く逃げ……きゃあーーっ!!」
 
「肉をよこせええーーっ!!」
 
「ジャミルっ、いろはちゃんとこむぎちゃんが危ないっ!」
 
「……よせーーっ!何でもかんでも食うんじゃねえーーっ!
このブターーっ!!」
 
「ぶひいいーーっ!!」
  
ジャミ公の飛び蹴り、ブウ子に炸裂。ブウ子は壁際まで
おっ飛ばされる。その隙を逃さず、倒れたブウ子に
アルベルトがスリッパ連打攻撃で追い打ちを掛けた。
 
「悪いけどっ!暫く眠っててくれっ!連打連打連打っ!
……強連打っ!」
 
「あ、相変わらず……、アルってば、凄いよお~……」
 
「おお~、よし、オラ達もやるぞっ!」
 
「ボオオー!」
 
「やいー!」

「アンっ!」
 
「やるって、何をやるの?……まさか……」
 
ダウドは又ケツを出し始めたしんのすけ達に嫌な予感を覚える。
……案の定、矛先はダウドの方へも……。
 
「ボーっとしてんじゃないゾ!ダウドのお兄さん!お兄さんも
一緒にやるんだゾ!」
 
「ええええーーっ!?」
 
「チビもお手伝いするきゅぴ!ほら、ダウ!早くお尻を出すぴいー!
皆で一斉にオナラ噴射攻撃きゅぴ!早くしないとあの怖いおデブ
お姉さんが又起き上がってくるきゅぴ!」
 
「……いーやーだああーーっ!!」
 
「「せーのおーーっ!!」」
 
ダウドが躊躇している間に、ブウ子に向け、お子ちゃま集団+
シロ、チビがブウ子に向け、一斉にオナラ射撃開始。効果は
抜群の様であったが、ダメージは当然、ジャミル達の方にも
来る訳である……。
 
「……おええ~、お前らマジで何食って……、お、おえええ~……」
 
「取りあえず……、この変な奴は完全に気絶したみたいだけど……、
うぐ……、大体君だって普段は人の事言えないだろ……」
 
「うるせーよ、腹黒……」
 
「……あれれ?何だかすごいニオイだねえ~、ふぁあ~……」
 
「こむぎ、大丈夫!?」

「うん、目はばっちりさめちゃった!」
 
悪臭のお陰?で、目を覚したこむぎは再び少女モードになる。しかし、
安心したのもつかの間、ブウ子は直ぐにモソモソと身体を動かし
始めたのである。