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ブロンズ・ハーミット
ブロンズ・ハーミット
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ヒロアカ世界でありそうな事~人気調査3~

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酒が入って気が大きくなっていた高木友男は元々短気で粗暴な性格から生意気な後輩へと掴みかかるも普段から体力作りを欠かさずにいる調に容易く抑え込まれて頭を掴まれ、脳髄に自分が登場する“物語”と“読者(みんな)”の感情を叩き込まれたのだった。それから、調から通報を受けた警察関係者とヒーロー達によって高木は様々な尋問を受ける事となってしまう。そして、

「植野先輩でしたっけ?あなたは高木先輩と付き合っているらしいですね?」
「えっ?あっ...あの...?」
「念の為に見せてあげますよ......あの男がどういう人間かってね」
「......」

調と学内で流れた噂によって交友関係を全て潰された事で大学を辞めて何処かへと去って行ったのだった。そして、実家へと戻った高木が何者かに拉致された事が原因で組織への捜査が進展を迎えるのだが...それは別の話である。




【おまけ】



後輩に顔面を掴まれた男子大学生『高木友男』は真っ暗闇になった空間におり、暗闇に現れた画面から自分が登場する物語を見せられた後で叫び始めた!!



「これが俺か?こんな奴に俺がなるのか!?違っ!?俺の所為じゃねぇ!こんなヤベぇ事が出来る組織に俺みてぇな下っ端が逆らう事が出来る訳ねぇだろ!!それに相手は孤児だぜ!!誰も文句なんて言わねぇだろ!?ゴミとして処分される奴等を有効活用してやっただけだろ!?俺は悪くねえ!悪くねえ!悪くねぇんだぁ!!」




恐怖と罪悪感で泣き叫びながら必死に自己弁護を続ける高木友男の眼前に無数の眼と口が現れていた...眼は“人の皮を被った悪魔”に対する怒りと嫌悪で滲んでおり、口にも憤怒が浮かべているのが解かる。そんな眼と口が奴の周囲180°に出現していた!そして、口が開いて“人の皮を被った悪魔”に向かって声を発した。

『お前の所為で何人も死んだ』『お前達の所為だ』『クズ野郎』『ゲス野郎』『偽善者』『人殺し』『お前達は“人の皮を被った悪魔”だ』『全てはお前達の所為だ』『腐れ外道』『女の敵』『詐欺師』『クズモブ野郎』『救いようが無い』『卑怯者』『卑劣漢』『疫病神』『腐れ外道』『死神』『てめぇらだけで死ね』『小悪党』『差別主義者』『お前達なんかよりもあの子達の方が何倍も生きる価値のある人間だ』『地獄に堕ちろ』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね』『死ね!』『死ね!!』『死ね!!!』『死ね!!!!』『死ね!!!!!』『死にやがれ!!!!!』




「あああぁぁぁあああ!!あああぁぁぁあああ!!うぎゃぁぁぁあああ!!うぐぁぁぁあああ!!俺は悪くねぇぇぇえええ!!」



「ふざけるな!!あの子達にあんな事をする事を選んだのは!子供達の尊厳を自分の為だけに踏み躙る事を選んだのはお前達自身だろうが!!」

「うわぁ~...何よ...アレ?責任逃ればっかじゃない?」
「あぁ......直接は見てねぇから...漫画とかみてぇな光景を想像する事しか出来ねぇけど...要するにエログロ系の漫画の悪役みてぇな事をしたんだろ?」
「しかもさぁ...子供相手にしたんでしょう?普通の人なら...未来の事でも平行世界?で起こった事でも自分がそんな事をしたって聞いたら罪悪感が湧かない?私なら絶対に泣きたくなるわよ」
「おまけに酷い事をした相手を...孤児だから何をしてもいいとか...ゴミだの...有効活用してやった...だの言っているわよ?救いようが無いわね......」
「ドン引きだぜ......そういう事をする奴の素質充分じゃねぇか!」
「おい!今の高木の姿を動画に取ったんだけどよ......SNSに拡散してやろうぜ!四世から聞いた話込みでよぉ!!」
「もう犯罪者予備軍として警察に捜索されているみたいだから、別にいいけどさ......四世君の顔はちゃんと隠しなさいよ?」
「分かってるよ!あいつらに殺される子供達の怨みを返してやろうぜ!!」
「どんなに頭が良くてもさぁ......高木や四世君の話に出て来た荒井って奴みたいな“悪魔”こそが本当に世の中に必要の無い奴だわ......」

飲み会に出席していた高木友男の同級生達は見苦しい言い訳を続ける“人の皮を被った悪魔”の吐く言葉に不快感を露わにしながらスマホの操作をしたり、我慢出来なくなって高木友男の顔面を殴ろうとした調を止めたりしたのであった。そうして......本性を調によって暴かれた高木友男は楽しいキャンパスライフを失ったのであった。




『どうだ?』
『結構...有益な情報が見つかりました。高木友男が就職活動で応募した会社の一つに遺伝子関係を専門としている企業が幾つか在りまして...その中の一つが東北で発見された研究施設との繋がりがあるとの事です』
『そうか...しかし、あの高木友男という男の経歴を調べたら...ああいう事をしても納得という人間だったな』
『はい...小中高と虐めを中心となって行い、小学校の時には虐めていた少女が親に内緒で飼っていた仔犬を仲間と一緒に殺して補導された事もあるらしいです』
『なるほど...有名な殺人犯は幼少時に動物虐待をしていた者も多いらしいしな』
『そんな、生まれ持った性質が巨大な組織の庇護と閉鎖された空間で増長したという事ででしょうね......荒井翔太も奴の影響を受けた被害者だったかも知れません』
『取り調べをしていて思ったが......勉強は出来ても目的意識や強いポリシーが無い...主体性の無い少年だったからな』
『多分、組織はああいった仕事を任せる為に高木友男や荒井翔太みたいな奴を採用したのだと思います』
『蛇の道は蛇か......クズはクズを呼ぶという奴だな』
『全くですね』




「なっ、何だよ!?お前らは!?」
「......」

『貴様らの様な小者の所為で我々のしている事がヒーロー達に感付かれてしまった』
『未来で我々の組織の末端になるらしいが...今の貴様らはそれ以下の存在だ』
『あぁ...ただのゴミだな』
『お前達が処分する連中以下のな』
『我々に不利益を与えた罪をその命で贖え』




「「うぎゃぁぁぁあああ!!ぎゃぁぁぁあああ!!」」



こうして......二匹の“人の皮を被った悪魔”へと堕ちた愚者達はこの世から消し去ったのであった。