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zoku勇者 ドラクエⅨ編3 新たな出会いと旅立ち

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真面目に作れよ、書いてる奴……、毎度毎度……、真面な奴
いないのかよ……」
 
「あら?パーティ希望のお仲間ならもう到着してるみたいだけど、
あなたのお知り合いって言ってたわよ」
 
「……なんですと……?」
 
「ジャミルーっ!こんにちはー!」
 
「……お、おおっ!?」
 
「はうあー、また引っ張り出されちゃったよお……」
 
「やあ、ジャミル……」
 
酒場のドアから出て来たのは、このシリーズでは毎度お馴染の
メンバー、アイシャ、ダウド、アルベルト……、の3人。
 
「おーっ、やっとお前らも到着か!しかし、今回は此処まで
異様に長かったなあー!」
 
「うん、これで私達もこの世界でやっと一緒に行動出来るね、
また宜しくね、ジャミル!」
 
「まあ、仕方ないよね、オイラ達、癖れ縁ですもの~……」
 
「そうだね、僕もまた、久しぶりにスリッパを磨いておくから……、
……うふふ、うふふ、うふ……」
 
「やめろよっ!最後の奴っ!たくっ!ま、まあいいや、とにかくこれで
いつものメンツも揃ったと、よしっ!」
 
「いつものパンツが揃ったモン?」
 
「……お前もやかましいわ!ったく、何か一辺にうるさく
なったなあ~……」
 
「わあ可愛い!ね、あなた、お名前なんて言うの?」
 
「モンですモン、おろしくー!」
 
「モンちゃんね、私はアイシャです、此方こそ宜しくね!うふふ!」
 
「モモモモンー!」
 
「ホント、賑やか……、ジャミルのお友達なんだ……、初めまして、
ウォルロ村ではとってもお世話になりました、リッカです、これから
皆も宜しくね!」
 
「宜しくー!」
 
3人も初顔合わせで声を揃えてリッカに挨拶。その場は本当に
賑やかになる。
 
(ちょ、何……、このアタシを差し置いて、何ギャーギャー
同窓会やってんのヨ!幾ら今は此処にアタシが出られない
からって……、いいわよ、後で見て驚けサンディちゃん
なんだからネ!……にしても、こいつらバカスギ!じゃネ?)
 
「はいはい、じゃあ、メンバーも無事揃った処で、あなた達も
まずは職業を決めて頂戴ね、じゃないと冒険に出られないから……」
 
「そうですね、まずは最初の職業を決めないと……、出だしが
肝心ですね」
 
「分ってると思うけど、今回はチート無しだからな、アル……」
 
「……分ってるよ……」
 
……3での最初から賢者だったチート君は静かに頷いた。
 
「私はまた魔法使いでいいわ!」
 
「だな、アイシャは魔法使いっと、オーケー、……と、ダウド、
お前は僧侶……」
 
「ちょ、何でオイラ僧侶なのさあ!盗賊がいいよお!」
 
「あのな……、これの前のプレイで書いてる奴が最初に回復役
作らなかったお蔭で、俺らも痛い目に遭ってんだよ……、回復薬は
いないと駄目っ!お黙りっ、問答無用っ!」
 
……ヘタレ、問答無用で僧侶に決定す。
 
「何でこうなるのさああーーっ!ジャミルのアホーーっ!!」
 
「……後はと、俺の他にも打撃担当もいねえと厳しいんだよな……、
つー事で、アル、最初は戦士で頑張ってくれや……」
 
「うん、何とか頑張ってみるよ……、はあ……」
 
という事で、最初の職業も無事決まる……。
 
ジャミル :旅芸人
アルベルト:戦士
ダウド:僧侶
アイシャ:魔法使い
 
「……何だかんだ言ってジャミルが一番変だよおーっ!な、何っ、
しかも、火吹き芸の特技って……、ぎゃはははっ!何覚えてんのさあ!」
 
「うるせーっ!俺だって好きで習得した訳じゃねえやいっ!
……顔貸せこの野郎!火ィ吹いてやるからよっ!!」
 
「もうーっ、やめなさいったら!処で、私達の服装……、私も、
魔法使いって言っても、3みたいなスタイルじゃないのね……、
これじゃまるっきりパジャマよ……」
 
アイシャが項垂れる……。確かに、ジャミル以外の3人の
初期装備は布の服が表示され、しかも物凄く地味であった……。
 
「でも、やっぱりジャミルの格好も相当変……、まるでチンドン……
あだああーーっ!!」
 
「お前もうるさいーーっ!お黙りーーっ!!」
 
「モンモンモオオオーーンっ!!」
 
その場では、ジャミルとダウドのプロレスが始まってしまい、
一時騒然……。この現場を初めて目撃するリッカはびっくりして
開いた口が塞がらず……。
 
「あの、ごめんね……、私達、いつもこうなの……」
 
「えっ?うん……、でも、ジャミルがあんなに暴走するなんて凄い、
凄いけど、何だか楽しいね!」
 
「あはは、そう言って貰えると嬉しいかな……」
 
「うん、仲のいいお友達といると凄く元気が出るんだね!」
 
リッカとアイシャ、女の子同士で笑い会った。しかし、此処に来て
漸くジャミルもアホの本性丸出しをリッカに見せる羽目となる。
リッカは何とか喜んでいるものの……。
 
「やれやれ……、コホン……、君達、いい加減にしないと……」
 
「はい……」
 
アルベルトの一言でバカ2人、押し黙って漸く静かになった。
 
「まあ、早く良い装備品を買って貰えると有難いけどね、
ね、アイシャ……」
 
「うん、仕方ないわよね、暫くは布の服で我慢しなくちゃね」
 
「へえへえ、まずは装備品の調達か、取りあえずLV上げでも
してくるかねっと!」
 
「行ってらっしゃい、宿屋はいつでもあけておくからね!
疲れたら活用してね!」
 
リッカに見送られ、4人組は動き出す。いよいよこの世界での
新しい冒険の始まりである。 

やっと仲間も加わり、ジャミルもこの世界での本格的な冒険への
第一歩を踏み出そうとしていた矢先。……今回はその矢先の話である。