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ブロンズ・ハーミット
ブロンズ・ハーミット
novelistID. 70979
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早乙女さん家のラスボス系お姉ちゃん

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《ピ~ン~ポ~ン!!》

「「「「ビクッ!!」」」」

「は~い!ただいま~!!」
「ちょっと~!お父さんやあかねまで…」

天道家のチャイムが鳴り響き…居間にいる5人の内4人が肩を震わせている。それを見ているなびきは呆れた感じで嗜める。

「別に取って食われる訳じゃ無いんでしょう?女の子相手に可哀想でしょう?」
「それは解るんだが…もう少し慣れないとな」
「うん……私も少し慣れが必要かな…」
「うぅ…中国に行く前よりも強くなってる…!」
《あぁ…本当に誰に似たんだ?》
「おじさん…どうして、パンダになってるの?」
「姉ちゃん……パンダになった親父には優しいんだ」
《うん…この姿のワシに甘えている娘は可愛いんだけどな…》
「あぁ、俺が女になっても厳しいのにな…」
《それは…お前が後継者だからだ》
「あぁ…家で俺達の帰りを待ってるお袋の為、立派な男になるって約束だろ?分かってはいるけどよ…」
「「……」」

既に母親が亡くなっている天道家の姉妹は少し羨ましそうに見ている。

「なるほどね……乱馬くん達に会いたくても我慢しているお母さんを失望させたくないって子なのね」
「うん…」
「!?そっ…そうかもな…!」
「そうだよな……少し空回りしている感じがするが…」
「お父さんも同じでしょ?乱馬くんとあかねの関係を進展させようとする時とか…」
「そっ…そうだな!人の事を言えないよな」

早雲が苦笑いしながら肯いていると玄関から彼の長女と女体化した乱馬にそっくりな女の子の声が聞こえて来た。

『えっ?おじいちゃん?気を失っているの?』
『えぇ、大勢の女の人に追われていたので疲れたのでしょう』
『そうですか…おじいちゃんの部屋にお布団を敷いて寝かせます』
『手伝います』
『ありがとうございます』

居間にいた面々(なびき以外)はある意味…予想通りの顛末に沈黙したのであった。




こうして……最強のラスボス系お姉ちゃんが天道家に来訪したのだった。