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zoku勇者 ドラクエⅨ編13 思い出の記憶の中で

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シュウとも別れ、今度こそ橋を通過しようとした4人だが、ダウドの
ドジとそしてスリを追い、また町に突っ込んでいったアルベルトの
お陰で、時間を食ってしまうのだった。異様なアルベルトの追跡の
執念か、今度はスリ犯を捕獲する事は出来たのだが……。

「わわわ!勘弁してくれよー!な、何だそのスリッパはよ!
た、頼むから叩かないでー!金は返すよ、んで、いい事も教える!
この間、カラコタ橋の近くにピカピカ光る金の果実が落ちて
来たらしいんだよ……」

「「……果実ーーっ!?」」

「シャーーっ!!」

「わ、わわわっ!?」

果実……、の、言葉を聞いた途端、4人は顔を大きくしスリ犯に
詰め寄る。モンは大口を開け、スリ犯を威嚇。スリ犯は慌てて
その場に尻餅をついた。

「ああ、こ、この町の誰かが拾ったって話だけどな……」

「おっさん、その果実、誰が拾ったんだよ、教えろよ!」

「い、いや、それ以上詳しい事は俺には分かんねえよ……」

(ジャミルっ!探せばまだ間に合うかもヨ!果実を拾ったヒトを
探すのヨっ!)

発光体のサンディもジャミルに囁き掛ける。ジャミルは奮起する。

「よしっ!果実探しじゃ!者共!出陣じゃ!」

「行くわよっ!」

「……か、果実、果実っ!!」

「んだんだ~、だよお……」

「シャーーっ!!」

4人は又もカラコタを出るのが遅くなってしまう。しかも……。

「ああ、金……、返そうと思ったのに……、いいのかな、……い、いい
みたいだな、へへへ……」

女神の果実らしき情報を聞いた所為で、興奮した4人はスられた
ダウドの小遣いの事などすっかり忘れていたのだった。そのまま
スリ犯はカラコタを逃げて行ってしまったのである……。

「……何処?此処……」

あっちゃこっちゃ、果実を拾ったと言う人物を探し求め、4人は
いつの間にか奇妙なテントに潜入してしまっていた。……幸い今、
中には誰もいない様だが。

「此処、サーカスのテントじゃ無いかなあ?……!は、早く逃げないとっ!
オイラ達、サーカスに売られちゃうよお!!」

「だからっ!思考が古いっての!それに見ろや、この財宝!
す、すげえぞっ!!」

「ジャミルったらっ!!」

アイシャが注意するが、確かによく見てみると、テント内には誰かが
彼方此方集めたらしき、何と、金、銀、財宝が彼方此方ゴロゴロしている
……。本当に不思議で……。

「うん、だとしたら……、僕達、相当やばい場所に入ってしまったんでは
ないかな、この町は主に小さな犯罪者達が屯する場所だけど……、この
集めてある財宝を見る限り、此処は相当な悪人が支配しているアジトかも
知れない……、ん?」

「あんたら、誰だい?」

と、アルベルトが考え出した時、テントの入り口の方で声が。恐らく
このテントの主が戻って来たのだろう、4人は身構えるが……。

「そんなに警戒するな、お前らも悪い客ではなさそうだな、どうだい?
一つオレの話を聞いていかないかな?」

「は、はあ?」

後ろに立っていたのは海賊帽を被った小太りの男。何人か家来らしき
男を連れている。だが、アルベルトが予測したのとは違い、此方も
悪い男ではなさそうだった。ジャミル達は警戒を解き話を聞いてみる
事にする。

「そう、オレの名はキャプテン・メダル、世界中のちいさなメダルを
探し求める風来のメダル王さ!」

「お、王……、王様なんですかあ~?」

「うむ、いかにも!」

「キャプテン・メダルはメダル王家の高貴な血を引くお方、メダルの王だ、
くれぐれもそそうのない様にな……」

ダウドは何で国王がこんな処にいんの……、と、思うが、それは
アルベルトも同じだった。

「オレはこれまで7つの海を渡り歩き、沢山の財宝を手に入れてきた、
そして気づいたのさ!シンプル・イズ・ベスト!このちいさなメダル
こそが世界で最も美しいお宝だとな!……どうだい、旅人さんよ、もし、
旅先でちいさなメダルを見つけてくれば、オレがこれまで集めたお宝と
交換してやるぜ!」

「ホントか!?」

確かこれまで少し集めたメダルがあった筈、ジャミルは道具担当係の
ダウドに急いでメダルを出させる。その数、現時点で13枚……。

「ふむ、全部で13枚か、今交換してやれるのはこんな処か……」

キャプテン・メダルはメダルと交換でお宝と交換してくれた。今回
貰ったのは、盗賊の鍵、疾風のバンダナ、バニースーツ。だが、
13枚目のお宝を見てアイシャがブンむくれた。

(……何でこんなえっちいのがお宝なのよっ!信じらんないっ!!)

個人の趣味であろう。取りあえず交換してくれると言うので、
有り難く頂戴する。

「うへー、は、80枚以上もあんのかあ~、こりゃ大変だなあ……」

「先は長いぞ、だが、楽しみに待ってるぞ!バンバン収集して又オレの所に
メダルを持って来な!」

(メダル収集って事は……何れはまた此処に来なければいけないんじゃ
ないか……)

アルベルトは別の意味でウンザリする。カラコタも少なからずどうやら
縁の有る場所になってしまいそうになっていた。とにかく4人はキャプテン・
メダルに礼を言い、テントを後にする。

「ねえ、折角それ貰ったんだから……、アイシャが着た方がいいよね、
ね?ジャミルもそう思うんじゃないの?……ちら」

「こらヘタレっ!何で俺の方に振るっ!!……ちら」

「何よっ!スケベっ!!……ぜ、絶対着ないわよっ!!」

「じゃあ、モンが着てみたモン♡うっふ~ん」

「きゃ、きゃーははははっ!!またデブ座布団がなんかやってる
ゥゥゥーーっ!!」

「……こらああーーっ!!ま、またお前はわあーーーっ!!」

「あはは、モンちゃんかわいーい!……っとゆーことで、この話は
終わりよっ!ジャミルもダウドもっ!!……もう忘れるのよっ!
……分かったっ!?」

「ふぇふぇ~い……」

結局、モンが無理矢理着た所為で、折角のバニースーツは無残にも破けた。
無理矢理話も終わらせアイシャもほっと一安心であった。

「何か忘れてる様な……、あれ?そもそも何で僕らまだカラコタに
いたんだっけ……?」

4人は再び集落の方へと戻った。結局、こんな事ばかり一日中やって
まだ今日もカラコタを出られそうになかった。

「はあ、今日も又宿屋にお世話になるのかなあ……、まあ、ご主人は
結構人がいいみたいな感じだから良かったけど……、ぶつぶつ……、
ぶーつぶつ!!ぐーちぐち!!」

「また始まったわ、アル、カラコタに来てからずっと愚痴を
言いっぱなしね……」

「……しかも日が立つにつれてどんどん酷くなってない?」

困るアイシャと呆れるダウド。今回はアルベルトの方がやけにうるさい。
根が糞真面目なアルベルトはどうしても此処の空気が合わないらしく、
愚痴も出るわ、眉間に皺も寄りっぱなしだった。……早く此処を
離れるには金の果実を持って行ったと言う人物を捕まえるしか
ないのだが……。

「ふんふふ~ん、見てくれよ、このぴっかぴかの皮の靴!拾った
金ピカ果実と交換したんだ、どうだい?ピカピカに輝いてるだろ?
いやあ~、あんな果実と交換でこんな新品の靴を手にいれられるとは