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アレンジクロノ(エイラ編)

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本文

エイラはプテラの身体を洗っていた。

日頃、背中に乗せて貰っているお礼でもあるが、本音を言えば信頼関係を保っていたい欲もあった。各地で人間と恐竜人のいざこざが起こる度、プテラは誰よりも早く知らせてきてくれる。争いの仲裁に向かうにも部族間の戦いに加わるにせよ、プテラの様な移動手段がなければ、各部族の安全を守る事は困難だった。

エイラは感謝の気持ちを込めてプテラの身体をなで回した。あご、背中、頭、腹、プテラでは手の届かないところを撫でる、。そうするとプテラは安心して眠りにつく。

プテラが恐竜人ではなく、人間側に寄り添う理由についてはエイラは知らないし疑問にも思わないだろう。恐らくルッカであれば恐竜人が変温動物だからと回答するだろう。体温の変化や寒さに鈍感で冷たい手でプテラに触れてしまうから信頼関係が築けない。

≪信頼関係を築く≫という意味ではエイラはその達人かもしれない。クロノらと出会ってカタコトでコミュニケーションしてあっという間に仲良くなる。躍りや歌もできた。プテラは特にエイラの子守唄が好きだった。優しく撫でられながら聞いていると、いつもスヤスヤと眠りに落ちた。

プテラは皆、エイラが好きだった。しかし酒に溺れた時のエイラは嫌いだった。





原始時代編

クロノ達は崖下へと着地した。
「シャー!」
クロノ達を凝視している生き物が威嚇するようにこちらを見ていた。


ロボ
「未来の化石データベースで恐竜人の項目に該当します。時代は原始、群れを成して狩りをしていたといわれます」

恐竜人は20人程いてクロノ達に今にも飛び掛かろうとしている。鋭い爪に鋭いキバ。
ヨダレを垂れ流している。

「早速火炎放射の出番よ!」

しかし、いきなりの事で燃料の準備がまだできててない。

クロノ達は武器を持ち戦った。

恐竜人「人」というだけあって、知能がそれなりに高い。
武器を持っているクロノ達には敵わないことを知ると逃げ出していった。

恐竜人達が去ると原始人の女がやってきた。

「うほ、うほうほうほほう。ほうお
(お、おまえ等なかなかやるじゃないか。気に入ったぞ)

「あう、あうらう、あうあうあうら、ほうほう
(しかも変わったニオイがする。恐竜人とも全然違うし、私ともちがう)

「はう、らうはあはうはうはあ、はうらあ
(お前たち面白そうなかっこ、皆にも紹介したいから村においでよ!)

「うっほわ!(盛大に歓迎するよ!)


ロボ
「なにやらついて来いって言ってますね。」


マール
「なんか面白そうだから、ついてってみよう。

クロノ達はエイラの後を追った。

エイラは族長の家を訪ねて、クロノ達を紹介した。
クロノ達はエイラが何を話しているか分からないが、笑顔だったので歓迎されているムードを感じた。

エイラはクロノ達を村に案内した。
広場にはヤグラがあり、キャンプファイヤーの様な祭りをしようとしていたのが、伺えた。
肉や魚、木の実やフルーツ等もが盛られて、酒のようなもの。
エイラはクロノ達を指し、木の台を指した。椅子に座れという、身振り手振りの合図だ。

クロノ達が座ると、音楽が始まった。ヤシの実等で作った太鼓や、歌、踊りで歓迎されてる。

エイラはクロノ達の周りを踊ったあと、大きな器を持ってきた。
クロノの前にひとつと、エイラの前にひとつ。
樹齢1000以上はあるかもしれない大きな木をくりぬいて作った器であり、この原始時代なら作るのは大変だろう器だった。

酒を貯めている入れ物はヤシの実を器だろう。それがいくつもクロノ達の前に列べられ、注がれ始めた。


エイラは飲め飲めと言わんばかりに指図する。

クロノは酒なんて飲んだことない。

一口飲むと甘いジュースの味がした。いろんなフルーツを発酵させて作ったのか、複雑な味がした。
美味しいから飲み干すと、また注がれた。
エイラを見るとクロノが飲んだ量に合わせて、飲んでいる。
エイラがクロノより1杯多く飲むと、クロノに飲み干せの指図をおくっている。

ルッカ
「勝負を挑まれてるわね。」

クロノは首を横に降った。

ルッカはエイラに絵を見せた。
「ところで私達、こういう石を探しているの? 知らない?」

エイラ
「なんだ? この赤い石のことか?」

エイラはテーブルを指した。
赤い石、ドリストーンはインテリアの様に飾られていた。

エイラ
「あかい石、珍しい石!

ルッカ
「私達、その石が欲しいの。どうやったら手に入る?


エイラ
「なんだ? もしかして、この赤い石が欲しいのか?

ルッカ
「そうそう!

エイラ
「ならエイラとの勝負に勝ったらやる!


赤い鉱石、ドリストーンをかけての酒の飲み勝負の空気、気付いたとき、クロノは酒飲み競争に巻き込まれていた。


夜が明けたとき、クロノは二日酔いで頭がグルグルしていた。エイラは元気そうだった。

「クロ!目覚めたか! 昨日の勝負は殆ど互角だったぞ。やっぱりエイラが見込んた男だ。エイラ、負けたつもりないけど、石はやる。強いオトコすき!」


ルッカも目覚めていたが、様子がおかしかった。

ルッカ
「ないの。私達の持ち物がないの!リュックごと無くなっているの! 火炎放射器までなくなってる。一応ゲートキーは皆に分散して持たせた分は大丈夫だろうけど、リュックの中にはピストルが入っている。知らないで使われたら大変よ

マール
「盗まれた?」

エイラ
「何かとられたのか? でも村人そんなことしない。」

エイラの元に村人が駆け寄る

「え? 夜中にキーノがクロノ達の寝床でうろうろしてた? 
 そんなばかな!

 エイラ、キーノ探してくる!」


クロノ達はエイラの後を追った。

ジャングルの中でエイラはキーノと会話していた。 

「キーノ、一体何かあった。」


キーノは恐竜人がクロノ達から盗みを働いているのを目撃した。後をつけて恐竜人のアジトを見つけようと思ったキーノだったが、いざそれをエイラに報告したらエイラはアジトに乗り込み危険を犯すと思い、教える事を躊躇っていた。

エイラはキーノを殴った。
「恐竜人、村に侵入した。とても危険。キーノ、危険知らせるべきだった。恐竜人のアジト案内しろ!」

キーノが答えに渋るとエイラは察した。

「キーノ、恐竜人、この奥なんだな!」
キーノが何も答えないのを見ると
エイラは一人で森の奥に入っていった。


クロノ達も後を追いかけた。


ルッカ
「いい、火炎放射器はないけど、私達は2週間かけて魔法の練習をした。まだ完璧じゃないけど、全く使えない訳ではないわ。火も雷も冷気も、相手を怯ませる程度はもうできるはず、勝てなくとも、いざとなったら逃げる隙くらいは作れるはずよ。」

ロボを先頭にクロノ達は前進した。


恐竜人は竪穴式の洞穴を住処としていた。

入り口に見張りの兵隊を配置している様だったが既に倒れている。エイラが一人で倒したのだろう。

穴の中には穴が沢山あり、クロノ達はエイラが倒した恐竜人達の後を追いかける様に進んでいく
恐竜人達が50体は倒れている。

マール 
「どうやって倒したんだろうね? まさか拳で?

ルッカ