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古槍ノ標
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天空天河 十
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真っ直ぐに進む赤い龍に対し、黒い龍は子供の様に、はしゃいでいるようにも見えた。
城門が盛り上がり、一層、歓喜の声が大きくなる。
龍が見える兵士もいて、民衆と一緒になって、靖王の名を呼んでいた。
南門を出ると、靖王は速度を上げたので、門の上の人々には、靖王達は豆粒程の大きさにしか見えぬ。
もう靖王に衆民の声は届くまい。
二条の龍が、悠々と天を翔ける。
人々は龍が見えなくなるまで、靖王を見送った。
───────十八 出立 終──────
作品名:
天空天河 十
作家名:
古槍ノ標