二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

zoku勇者 ドラクエⅨ編19 働く4人組・2

INDEX|7ページ/8ページ|

次のページ前のページ
 

行った。これには唯一、PTで魔結界を張れるアイシャの力が
必要不可欠である。彼女ならきっと力を貸してくれると……。
そう思い、更にダッシュになる……。スカリオはカンタンだろと
言っていた。だが、この試練がどれだけ困難で大変なのかを
アルベルト達は身を持って思い知らされる事に……。

「……ああ、いいね、いい返事だ……、この試練を無事熟したら、
キミも魔法戦士の仲間入りだよ、ボクが与えたトレーニングに
全力で取り組むキミの姿、考えただけでゾクゾクするよ……」

そして、アルベルトは地下酒場で寛いでいたジャミル達に報告する。
皆は勿論了解してくれ、アイシャもトレーニングの参加を喜んで
承諾してくれた。……のだが……。

「有り難う、又暫く手間を取らせてしまう事になるけど……、宜しく
お願いします……」

アルベルトは皆に丁寧に頭を下げた。それを見てアイシャは笑う。

「アルったら、今更畏まらなくてもいいのよう、私達、仲間でしょ?」

「モンモン!」

「あ、あはは……、だね……」

アイシャの言葉にアルベルトも照れて誤魔化す。だが、ジャミルが
笑っていないのに気づく……。

「ジャミル、どうしたのさ、その顔……、トレーニングの件、
了解したんじゃないの?何でそんな複雑そうな顔をしてるのさ……」

「ああ……」

ダウドがジャミルを突いてみると、ジャミルは漸く口を開く。
いつもと違い、今日はこっちの方に眉間に皺が寄っている
状態である……。

「別にそれはいいのさ、アルが漸く見つけた職業だからな、ただ……、
俺が気になってんのはよ、トレーニング受けるのはアルなんだろ?
……話聞いてると、まるでアイシャが受けなきゃならねえトレーニング
みてえじゃんかよ……」

「あう……」

珍しくジャミ公に突っ込まれ……、アルベルトはその場に固まるのだった……。

「……そうだよね、それではアイシャ任せになってしまう……、
良くないよね……、じゃあ、僕が魔法使いに1から転職して……、
魔結界を習得……」

「うわ……」

「ちょっとッ!んなメンドクセーことしなくていいっつーの!まーた
時間食うよッ!」

ダウドは顔を顰め、飛び出したサンディは怒り出す。それでも糞真面目な
アルベルトは又悩み出すのだった……。

「いいのよっ、アルっ、だから気にしないでっ、私、アルのお手伝いが
出来るなら頑張るから!ねっ、任せていいよっ!」

「アイシャ……」

「モンも付いてるモン!」

「……オイラの頭に……ね……」

「そうだよっ、ジャミ公、アンタも余計な事言うんじゃねーってのっ!」

……そうは言うが、結局メタルスライムに止めを刺すのは力の無い
アイシャの役目なんである。ジャミルはそれが心配で言っているので
あるが……。でも、彼女も何とかアルベルトの力になろうと張り切り
だしたのでもう止められる筈が無かった。

「しゃーねえ、俺らも全力でフォローするから……、此処は一致団結
するしかねえか……」

「あはっ、ジャミルっ!」

「ジャミル、ほ、本当にいいのかい……?」

「ああ……」

「わっ、さっすがジャミルっ、フトコロがおっきーネっ、
そーこなくちゃだよッ!あそこは小さいケド!んじゃあ、
アタシは又引っ込みマースっ!」

「……とにかく……、だ……、アイシャは武器をこれに持ち替えろ、
カラコタで何となく買っておいたんだ……」

ジャミルはアイシャに毒針を渡す。これでメタルスライムにチクチク
ダメージを与えよう作戦である。運が良ければ一撃で急所を突ける事も
有る為。

「ありがとうっ!よーしっ、私頑張るねっ!」

益々張り切りだしたアイシャを見て、ジャミルは、だから
本来なら……、と、思うのだが……。本来頑張らなくては
ならない張本人は、アイシャに対し、申し訳なさが一杯で、
小さくなっているのだった。何はともあれ、トレーニングも
本格開始になり、4人はあの場所へとジャミルのルーラで飛ぶ。
ベクセリアの遺跡、低確率ではあるが、其処にはメタルスライムが
出現する……。

「よし、さっさと済ませようぜ、前に来た時とは俺らのLVも段違いだ、
此処の敵なんか訳ない筈さ!」

「はっはっはー!だよねえー!」

「……」

ダウドは異様に元気がいい。まあ、ほおっておいて……、まずは
肝心のメタルスライムを探さなくては話にならんのである。4人は
取りあえず遺跡内をランニングする事に。……しかし、やはりと言うか、
メタルスライムが出現する確率は相当低く、雅に運……、だった。そして
運良く遭遇しても……。

「逃げやがった……」

こうである。厳しい現実の中、とほほのほ~で、4人は更に
遺跡内を只管ぐるぐる周りマラソンする。傍から見れば
何やってんですか状態だった。最初は元気が良かったダウドも……。

「……疲れたよお~……」

「モンもお腹空いたモン……、げっぷが出るほどキャンディー
食べたいんだモン……」

ダウドも愚痴を言い始め、モンの腹もそろそろ鳴ってくる……。
事が一向に上手く進まない状況でジャミルも段々苛々が
募ってくる……。

「あの、ねえ……、みんなは先に戻っていいよ?私達2人で頑張れば
いいんだから、ね?アル……」

「う、うん……」

「……んな訳にいかねーっつんだよっ、畜生、糞メタルめっ!」

「あっ、ジャミル、出たモン!」

「ん?おおおっ!?」

「ピキ……」

遂に待望の逃げないメタルスライム登場。メタルスライムは此方に
メラを放ってくる。攻撃して来てくれるとそのターンは逃げないのが
確定なので異様に嬉しくなる。そして2ターン目も逃げなかった。
何だか段々運が向いてきた様である。しかし。

「よしよし、確実にダメージも与えてる、このまま行けば後、
2,3発で仕留められる筈、アイシャ、止めは頼むぜ!」

「はあーいっ!」

「れっつごーモンモン!」

「……逃げるなよ、逃げるなよ……、あ……」

会心の一撃!……メタルスライムを倒した!

「……だーうーどおおお!何で肝心な時にオメーはあああっ!!」

「だって決まっちゃったんだよおお!……何だよおおお!!」

「……あのね、君達……、いい加減にしないと……、……」

揉めだした2人を見て、アルベルトも切れそうになるが、落ち着いて
考える。今回はそう言う訳に行かなかった。先に進まなければならない中、
何せ、自分の修行の為に皆は付き合ってくれているのだから……。
こんな事になっているのも全ては我儘を言い出した自分の所為なのだから。
黙って事が収まるのを待つしか無かった……。堪えて今回はスリッパも
お休みである。

「アル、大丈夫……?疲れてない……?」

「う、うん、有り難う、アイシャ……」

顔中アザだらけになって漸く我に返り、どうにかバカ2人の殴り合いも
収まる。再び4人はメタルスライム狩りへと動き出す。こんなんで
本当に無事にトレーニングは終わるのだろうか。まだまだ前途多難で
ある。……とにかく今は一匹でもメタルスライムを成敗したかった……。
アルベルトの中にも皆に対して益々申し訳なさが募って来るのであった……。