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zoku勇者 ドラクエⅨ編21 我侭女王と恋したトカゲ・2

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「モンっ、此処はもういいからっ!早くダウドの所にっ!
……ああっ!」

「♪モン、モン、モン、……モキャーーっ!?」

「でへへ、捕まえたでえ~……」

アノンは飛んでいるモンを爪でバシッと引っぱたくと、ついに
両手でモンを捕獲し、顔をぐにょっと掴み、そのままバカ力で
潰そうとする……。

「へっへ、兄ちゃん、動いたらアカンで、少しでも動きよったら
この糞バエのツラを、手と手で挟んでアッチョンブリケに
したるさかい……」

「こ、このっ、……くそっ……」

モンを人質……、嫌、モン質?に取られてしまい、アルベルトが
歯がみする……。アノンの後ろには壁に押しつけられたままの
状態のアイシャもいるんである……。

「アルーーっ!ちょっと避けろおおーーっ!!」

「う、うわっ!?」

アルベルトが慌てて首を引っ込め、地面にしゃがむと同時にジャミ公が
突っ込んで来た。そのままアノンの腹にキックを噛ます。さっき蹴られた
分の仕返しも含まれていた。

「……おおおーーっ!?よくも、や、やりおったなあーーっ!?」

「……モンちゃんを放すのようーっ!えーいっ!」

動きを封じ込められてばかりではいられない。壁際のアイシャも
必死に抵抗し、後ろからアノンへとヒャドを放出。アノンの身体は
凍り付き、掴んでいたモンの身体を手放す。……地面に落ちそうに
なったモンをアルベルトが慌ててキャッチ。

「モンっ、大丈夫かい!?モンっ、……モンっ!!」

「……ぐにゃら~、モンはだいじょーぶモン~……、ふにゃふにゃ……」

アルベルトが必死にモンに呼び掛ける。潰され掛かった物の、
どうにか無事らしい。

「みんなあ~、お待たせしてごめん~!ほい、スクルトーーっ!
……は、オイラ、使えないから……、連続ーーっ!スカラ、スカラ、
スカラーーっ!!」

復活したダウドも駆けつけるとすぐにスカラ連打で全員に掛け捲り、
防御力を上げた。

「わりィなあ、ダウド、手間掛けさせちまって……」

「……ひいいえええ~、ぜ、ぜーぜー、疲れたああ~……」

「……おのれええ~、わては負けん、負けへんでええ……、
おおおおーーっ!!ユリシスはんはわてが守るんやあーーーっ!!」

「きゃあ!?こ、氷がっ!!」

だが、アノンは力を振りしぼり、自分を包んでいる氷に自ら
炎の息を掛けて溶かし、氷漬けから解放された後、怒りの形相で
4人を睨む……。

「わわわ~!怒ってる、凄い怒ってるよおお~!!」

(キャー!ア、アタシもう知らないーーっ!!)

「お前ら下がってろ、後は俺がやるっ!」

「……ジャミル、だ、駄目だよっ、君一人じゃ……」

「ちょっと隙を見せちまった……、畜生、もうブチ切れ強行突破だっ!
何が何でも絶対に認めさせてやる、……お前は人間じゃねえんだって
事をな……」

「何ブツブツ言うとるんや、早うやられる準備せんかい、小僧!!」

「ジャミル、無茶しないでっ!!」

「……大丈夫だ、ええーーーいっ!この糞トカゲめえーーっ!!」

ジャミルは叫びながら山賊のサーベルを柄の方に持替えると、
アノンの巨大な腹目掛けて突っ込んでいった……。