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【リリなの】Nameless Ghost

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《I acquired the pattern of Linker core. There is corresponding of a case. It was to do you being as expected , previous owner.》(リンカーコアのパターンを取得。一件該当有り。やはり、あなたでしたか、元所有者)

「どういうこと? レイジングハート」

 レイジングハートが"元所有者"と呼ぶ人物など一人しかいないことを知っていたユーノは、返却されたレイジングハートを手のひらに置いた。

《Now, it analyzed Alicia's Linker core and the slipping pattern of the magic.I have never met Alicia. However, the pattern which it is possible to assume that is identical almost with that which is recorded from the previous analysis result into me existed with a case.》(いま、アリシア嬢のリンカーコアや魔力の放出パターンを解析しました。私はアリシア嬢と会ったことはありません。しかし、先程の解析結果から、私の中に記録されているそれと殆ど同一と見なせるパターンが一件存在しました)

「それは、何かの間違いではなくて? 今の言葉からはまるでリンカーコアのパターンが同じ人間が二人いるということに聞こえるのだけど」

 リンディはあり得ないと断じた。確かにその通りだ。リンカーコアのパターン、そこから発せられる魔力の色であったり放出パターンやその振動数などは、最近になってそれを用いた個人認証のシステムさえも実用化されているほど個人差が大きい。
 故に、リンカーコアのパターンが同じという事はそれは同じ人間を現すことに他ならない。例え、遺伝子的には区別の付かない一卵性の双子であってもリンカーコアのパターンが酷似しているということは非常に稀であるという統計も存在する。

《There is not a mistake.Undoubtedly, the output pattern of Alicia's Linkercore agreed with the one of Belldina Arc Blueness who is recorded into me.As much as not being exaggerated even if it says an one and the same person in the Linkercore level》(間違いはありません。間違いなく、アリシア嬢のリンカーコアの出力パターンは、私の中に記録されているベルディナ・アーク・ブルーネスのものと一致しました。リンカーコアレベルでは同一人物といっても過言ではない程に)

「いい加減にしてくれ、レイジングハート!!」

 ユーノの叫び声が全てを停止させた。

「あのとき、君も見ていただろう? ベルディナは、あのとき僕を守って死んでしまったんだ。君は、またそれを蒸し返すって言うの? お願いだよレイジングハート。これ以上僕を惑わせないで」

 アリシアは、激昂しつつも意気消沈するユーノを見て、「ああ、やはりか」と面を下げた。十分考えられることだった。むしろ、そうならなくてはおかしいはずだ。
 心優しく、実直で、責任感の強い少年、そんな少年が自分を守るために誰かがその犠牲になったと知れば一体どうなるのか。どれだけ自分を責めたのだろう、ベルディナの命に報いるためにどれだけの事を考え、それをしてきたのだろう。
 おそらく、飛散したジュエルシードを出来うる限りの力を尽くして回収しようとしたはずだ。しかし、ユーノの力量ではそれも難しいことは容易に想像できる。

「大変だったんだな、ユーノ。本来なら俺がお前についているべきだったが、本当にすまないことをした。だが、分かってくれ。あのときの俺の行動は最善だったと思わせてほしい。とにかく、お前が生き残っていてくれて俺は十分満足だった」

「アリシア……君は、本当にベルディナなの?」

《You trust my data,original master.Even if the appearance is different, the consciousness Alicia doesn't have the thing boiling errancy of the previous owner.》(私のデータを信用してください、元マスター。アリシア嬢は、姿は違えどもその意識は元所有者のものに間違いありません)

「だけどね、二人とも。ベルディナはあのとき死んだ事に違いはないよ。今ここにいるのは、プレシアの娘でだったはずのアリシア・アーク・テスタロッサだ。それだけは変わらない」

 ベルディナは死に、その意識がアリシアへと移り変わった。ならば、後に残されたものはアリシアとしての存在のみ。
 受け入れがたいことだったが、アリシアはそう覚悟を決めるしか出来なかった。

「どうやって気づいた?」

《In together how many year with me as for you, is to be forgetting? My previous owner, Belldina Arc Blueness》(何年一緒にいると思っているのですか? 元所有者、ベルディナ・アーク・ブルーネス)

「そうだったな」

《You were still alive,don't you? The ordinary vital of the cockroach seems to be a word for you.》(生きておられたのですね。まったく、ゴキブリ並の生命力とはあなたのための言葉のようだ)

「ゴキブリ? なんだ、それは」

「ええっと、なのはの世界の昆虫で、黒くて脂ぎっていてとても素早い昆虫のことだよ。まえに、なのはがそれを見てパニックになったことがあって」

「あー、なんか話が見えてきた気がする」

《Even the divine chuter of the master could not make graze, too.In that, if comparing, the master of Balldish was to do the partner being it is easy for which to fight more very much.》(マスターのディバイン・シューターでさえ掠らせることも出来ませんでした。あれに比べれば、バルディッシュのマスターの方がよっぽど組みやすい相手でしたよ)

「そ、それで、なのはがレイジングハートで直接……その、叩き潰しちゃったんだ。グチョッと」