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SSやオフ再録

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行事:拘束(エイプリルフール)(ルック・湊)


(あまり四月バカネタではありません。ちなみにこれの裏はルク主の裏小説へ)

(統一戦争時代)

「湊は・・・どこいったんだろ・・・。」

午前中は一緒にいたが午後それぞれ仕事やらする事があって別々になり、そして顔を見ていない。
確か今くらいだと道場で訓練でもしてるかと思い覗きに行ったが、マイクロトフやロンチャンチャン達が兵を鍛えてるだけで、湊はいなかった。そういえば熊も見かけないが一緒だろうか、と酒場も念のため覗いてみたがそこにもいない。ただ青いのがいたので近寄って聞いてみた。

「ちょっと、湊見かけなかった?」
「ん?ああそういえばビクトールと風呂にでもいったんじゃないのか。あいつら訓練で汗かなりかいてたし。」

別に湊が仲間と一緒に風呂に入るくらい普通の行動のはずなのに、それすらもなんだかおもしろくないと思ってしまう自分がおもしろくない。
そんなムッとしたようなルックの顔を見て、フリックが苦笑した。

「お前、そんなに何かに執着するタイプだっけか。」
「うるさいな、あんたに関係ないよ。別に執着してる訳じゃない。ただ単に用事があっただけだよ。」

・・・嘘だけど。

ルックがそう返すとほんのり生ぬるい目でフリックに見られ、更にムッとした。

「別にいいが、な。もうそろそろあがるんじゃないか?」
「・・・そう。教えてくれた事には礼を言うよ。」

ルックはそうとだけ言うと、そのまま転移するのを堪えて歩いてそこを出る。そして酒場を出たとたんロッドを振るった。
ちなみにフリックはそんなルックがお見通しで、必死に笑いをこらえていたのだが。

大浴場につくと、この時間帯はあまり入る者がいないのか外から見ても空いてそうに見えた。まさか2人きりじゃないだろうね、と急いで近づく。
詩遠やシーナがその様子を見れば、"熊相手にどうした”と大いに笑われていたであろうが。
ルックにしてみれば相手が誰であろうが心配なのは仕方がない。
だってあの天然タラシ・・・本人無自覚で人をたらしこむんだから始末に悪い。おかげでこちらは気が気じゃない。
入り口を開け中に入る。そして履き物を脱ぎかけて、ふと声が聞こえたので何気に動きをとめ、そして耳をそばだてた。

「っん・・・、ビクトールさ・・・ん・・・そこ・・・。」
「お、ここかぁ?」
「っあ・・・や、そんなに強く・・・」
「わり、強かったか?スマンな・・・ん、どうだ・・・?」
「んん・・・っは・・・、う、ん・・・気持ち、いい・・・。」

な、に、を、してるかーーーーーーーーーー!!!

ルックは靴を脱ぐのも忘れそのまま男湯の脱衣所に突入した。

「お、なんだぁ?」
「っん・・・?あ、ルック・・・。」

うつ伏せになった湊の上にビクトールが乗っている。先ほどの声とその光景を見たルックは有無を言わず近づきビクトールの腕をもつとそのままビクトールだけを連れて転移した。
後に残された湊はポカン、として寝そべっていたベンチから体を起こす。
もちろん、服は着ている。
しばらくするとルックだけが戻ってきた。

「あ、ルック!えっと、何だったの?ビクトールさんは?」
「・・・別に・・・。ちょっと用事あっただけ。」

・・・嘘だけど。

「?そうなの?」
「・・・ん。とりあえず湊。いくよ。」
「え?どこに??」
「・・・僕の部屋。」
「へ?何で?」
「いいから。」

そして今度は湊の手を持ち、そのまま有無を言わさず自分の部屋に転移した。

「ルック?」
「・・・君ね、あまり紛らわしい事しないでくれる?」
「・・・は?」
「背中マッサージされただけで、なんであんな声出す必要あるわけ?ビクトールがその気になったらどうするんだよ。」
「・・・へ?」

湊はルックは何を言っているんだ、と相変わらずポカンとしていた。
ルックは確かに自分は理不尽な事を言っているんだろう、とは思いつつもイラつきがとまらない。
最近の湊はもともとの可愛らしさや性格に磨きがかかったような気がする。いやもうあばたもえくぼとかじゃなくてほんとに。現にろくでもない目で見ている輩の多い事。ルックは石板前に立ちながらでも見えてしまうそんな光景が気になってしかたがなかった。
だから、いくら保護者のようであるビクトールでも、もしかしたら、と思ってしまうじゃないか。
ていうか、マッサージしてただけ、とか言いつつやっぱり妙な事、してないだろうね・・・?はた、とルックはその考えに至り、湊の腕をぐい、とひねりそのままベッドにうつ伏せのまま押し倒し、ベルトを外す。

「ちょ、ル、ルック!?ていうか何その力、ルックってもしかして前衛でもいけるんじゃ・・・、て、ちょ、ほんと、何?」

ルックは無言のままベルトを外すと、巻きつけている上着をめくりあげ、背中を見つめた。

・・・大丈夫、だ・・・別に、何も・・・・・・て、何このほんのり赤い跡・・・?まさか・・・・・・?

ルックは時が止まったようにしばし固まった。
やはりそこに詩遠かシーナがいれば、冷静に「ルック、それビクトールのバカ力の指圧の跡。」とでも突っ込んでいたでろうが。

「ルック?ほんとどうしたの?って、ちょ、何・・・あ、や・・・・・・」

頭につい血が上ったルックはどうやらそのまま事に及びはじめたようである。


ちなみにその頃。

「ちょ、くそ!あいつめーーー!ちょ、誰か・・・・・・降りるの手伝ってくれーーーー。」

何気にあまり高いところは好まないビクトールが城の屋上の尖った先につかまり叫んでいた。どうやらルックはいきなりそこに転移し、罪もないビクトールを問い詰めてそのまま放置して行ったらしい。そんな様子をフェザーが首を傾げて見ていた。
作品名:SSやオフ再録 作家名:かなみ